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母乳はママの血液!なぜ白い?貧血の時は?とことん知りたい母乳の全て!

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母乳がママの血液から作られるということは聞いたことがあるかもしれません。でも、血液から作られているのに

  • 白いのはなぜ?
  • 味は血の香りはしないけど…
  • 一体どうやって作られるの!?

と、疑問がたくさん浮かびませんか?そこで今回は、母乳の作られ方から食べ物、薬剤、貧血による母乳への影響まで、母乳についてのあれこれをまとめました。

これを読めば、人間の身体の神秘を感じずにはいられません!母親になるってすごいことだと再確認できること間違いなしです。

 

母乳はママの血液から作られる!

赤ちゃんを産むと、自然と出るようになる母乳。実はこの母乳、ママの血液から作られているんです。

でも、血液の名残はあまり感じませんよね?なぜなのでしょう。

母乳はなぜ白いの?

血液が赤いのは、赤血球が含まれているから。正確にいうと、赤血球の中に含まれる鉄成分《ヘモグロビン》が赤い色をしているからです。

ヘモグロビンの役割は、酸素を身体全体に運び届けること。母乳にはこの働きは不要なので、母乳を作りだす際に赤血球はろ過されます。

さらに母乳の主な成分に脂肪とたんぱく質があるのですが、これらは光を乱反射させます。

光の乱反射が起こると、目に見える色は白色になり、その結果、母乳は白い色をしているんですね。

 

成分は血液と同じなの?

血液に含まれる赤血球が母乳には含まれないと述べましたが、しかし、それ以外は母乳と同じというわけでもありません。たんぱく質や白血球は母乳にも含まれますが、母乳を作る際に乳腺細胞の中では必要な成分の合成が行われます。

母乳は血液を基にしているけれど、別のものに生まれ変わったものであるということになります。

つまり、母乳と血液は全く同じ成分だとは言えません

よく「母乳はだんだん栄養がなくなる」「ただ口が寂しくて飲んでいるだけで、栄養はないの」という言葉を聞きますが、母乳の栄養って本当になくなってくのでしょうか。母乳育児をしていると、栄養面や免疫面での母乳の役割、気になりますよね。特に離乳食が進んでい...

 

血液が混ざることはないの?

初産婦さんで、産後初の授乳の際、血液混じりのピンクがかった母乳が出ることがまれにあります。これは母乳を作る際のろ過機能が未発達の場合で、血乳と呼ばれています。

このピンク色の正体は先ほど説明した赤血球なので、血乳の味はやや鉄くさく、あまりおいしくないようです。産院によっては、血乳を確認した場合、赤ちゃんに飲ませないよう指示を出すこともあります。

母乳を作り続けることで血乳は解消されるので、あまり心配しすぎず過ごしましょう。

 

感染力や匂いは?もっと知りたい!母乳と血液の関係

ここまで読むだけでも、人間の身体の神秘を感じずにはいられませんが、より詳しく母乳について見てみましょう。

母乳ができるまで

妊娠・出産を経て、ママのおっぱいの中では乳腺が発達・活性化します。乳腺は乳腺葉乳管から成っていて、それぞれに役割があります。

母乳のしくみ_R

  • 乳腺…母乳を運ぶ管の総称。乳腺葉と乳管から成る。
  • 乳腺葉…乳腺がいくつか集まったもの。乳腺葉の先にある小葉で母乳が作られる。ここで血液のろ過が行われ、赤血球は取り除かれる。乳腺葉は何百もあり、数滴ずつ作られた母乳が乳管へ流れていく。
  • 乳管…乳腺葉で作られた母乳を運ぶ。乳管は乳頭につながっており、赤ちゃんが乳頭を吸うことで母乳が供給される。

 

風邪は母乳から感染しない? 

母乳の作られ方はイメージできたでしょうか。ここで、風邪や病気は母乳から感染しないかどうかという点についてもまとめておきましょう。

ママが風邪を引いたり、何か病気を患っていても、基本的に母乳から赤ちゃんへ感染することはありません。ただし、一部の感染症を除きます。(以下参照)

母乳から感染する可能性がある病気

HTLV-1というウィルスによる感染症で、ALTHAM呼ばれます。これらが発病すると

  • リンパ球が癌化
  • 歩行障害や排尿障害を引き起こす

などの可能性があります。

このウィルス感染者をキャリアと呼びますが、そのキャリアの中でも実際に発病する確率は5~10%と低く、また発病する場合は成人後となります。

ママがキャリアだった場合、母乳を介して赤ちゃんに感染する可能性があり、授乳はすべきではありません

今は検診でこの病気(HTLV-1)の有無を調べることとなっており、出産前に把握することができるようになっています。

 

薬は全て母乳に移行するの?

風邪が母乳から感染することがないとわかっても、薬はどうでしょうか。

授乳しているときは風邪をひけないと言われることが多いかと思いますが、なかなか思うように自己管理をするのも難しいですよね。

国立成育医療研究センターによると

世の中には本当に多くのお薬がありますが、お母さんがお薬を使用すると、ほとんどのお薬は母乳中に移行するといわれています。でも、ほとんどのお薬は、「母乳中に移行するけれども、その量は非常に少ない」ことが知られています。

としています。つまり、風邪などに限らず、薬を服用しなければならないママが母乳育児を諦めなくてはならない、という結論には直結しないんですね。

もちろん中には授乳中には控えるべき薬剤もあります。自己判断でいろいろ決めつけず、きちんとお医者さんに相談することが大切です。

 

ママが食べたものによって匂いが変わる?

その成分は変化していても、基になっているのはママの母乳。ママが食べたものが母乳に多少の味や香りの変化をもたらすことも想像できます。

魚を食べた後の母乳は魚臭い、というのはよく聞く話です。しかし、そうといって魚類を食べない、などというのはやめましょう。どんなに食生活に気を配っていても、毎日母乳の味や香りは微妙に変化をしています。

バランスよく、塩分、油分、糖分、辛味などが強すぎない食事を心がければ問題ありません

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ママが貧血…母乳への影響は?

妊娠中は検診で血液検査もあるので、ママが貧血気味でも鉄剤を投与されますね。けれど、産後は血液成分を調べる機会もなく、貧血にはなかなか気が付きにくいもの。

もしママが貧血になっても、鉄分などの重要な成分は優先的に母乳に送られるので、母乳に大きな影響を与えることはありません。ただし、ママは疲れやすく、母乳の出も悪くなります。

最近母乳の出が悪いと感じているママで、

  • 疲れが抜けない
  • めまいが増えた
  • 頭痛が頻発する

などの症状を感じている場合は、ママ自身が貧血なのかもしれません。産院などで相談してみるといいでしょう。

 

まとめ

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母乳の不思議と秘められたパワーについて、理解は深まりましたか?

母乳はママの血液を基に作られるなんて、生き物の身体って本当に神秘的ですよね!しかも、赤ちゃんが成長するために必要な栄養分を含んだ母乳。時にママが食べたものが、母乳から匂ってくることもありますが、あぁ、本当に体内で私の中で作られたものなんだなぁと実感せずにはいられません。

母乳育児をしているママさんたちはぜひ、自分の身体に「ありがとう」「お疲れ様」と言ってあげて下さいね。

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