風邪シーズン、どんなに気をつけていても、かかるときにはかかってしまうんですよね。
まずは民間療法で効きそうなモノを試す人が多いと思いますが、一般的な風邪薬も気になります。
妊娠中の風邪にpl配合風邪薬はどんな影響があるのでしょうか。
妊娠中の風邪と風邪くすりについてまとめていきましょう。
pl配合顆粒とは?
安全性が高い風邪薬
1962年から処方薬として使われており、歴史が長く、安全性の高い風邪薬です。
発熱・頭痛・喉の痛み・鼻水・鼻づまり・関節の筋肉の痛みなど、風邪の諸症状に効果があり、風邪で病院にかかると、『pl配合顆粒』が処方される事も多いですね。
安全性から、風邪薬が必要な妊婦さんに処方される可能性があるお薬です。
4つの成分で風邪を早く治す
- サリチルアミド:熱、痛みをやわらげる
- アセトアミノフェン:熱、痛みをやわらげる
- 無水カフェイン:解熱鎮痛を助ける。眠気や疲労感をやわらげる
- プロメタジンメチレンジサリチル酸塩:抗ヒスタミン剤として鼻水鼻づまりをラクにする
風邪の諸症状に効果がある、4つの成分が配合されています。
熱、痛みを早くラクにしてくれるお薬です。
ジェネリックでは…
ジェネリックの場合、名前が違いますが、有効成分は同じになります。
- サラザック配合顆粒
- セラピナ配合顆粒
- トーワチーム配合顆粒
- マリキナ配合顆粒
- ピーエイ錠
風邪薬として、一般的に処方されることが多いお薬です。
妊婦さんへの処方
リスクはないの?
”妊娠している人や、授乳中の人は医師に相談すること”と、説明書に書いてありますが大丈夫なのでしょうか?
妊娠12週以内、妊娠後期は服薬によるメリットが上回る場合にのみ処方される
妊娠後期にはアセトアミノフェンの影響で胎児に動脈管収縮のリスクあり
とは言っても、医師の判断では、pl配合顆粒を飲んで異常が起こる頻度はとても少なので、風邪症状の妊婦さんに処方することが多いようです。
注意書きにもあるように、安定期で特に異常が無い妊婦さんの場合は、取り立てて妊娠中だからというリスクが感じられません。
pl配合顆粒の処方について
民間療法で上手く回復してくれればいいのですが、妊娠中は、体力や免疫力が低下していて、栄養と休養だけでは、なかなか回復できない場合もあります。
そんなとき、「妊娠中だから絶対風邪薬は飲まない!」なんて頑張って、こじらしてしまっては大変です。
『症状が軽いうちに、安全性の高い風邪薬をサッと使って、長引かせない』という考え方もあるのです。
妊娠初期や、妊娠後期の場合には、注意が必要ですが、免疫をこじらせるくらいなら、pl配合顆粒を飲んで、回復を早める選択は、正しいものです。
処方されたらキッチリ飲んで早くなおす
体力、免疫が充実している場合には、栄養と休息で回復できるかも知れませんが、妊婦さんの場合にムリは禁物です。
処方のとおり、きちんと飲んで栄養と休息を満たすようにしましょう。
何しろ50年にわたって、風邪薬の処方薬として続いてきたお薬ですから、他のお薬と比べて妊娠への影響がすくなく、何もしないよりはるかに回復が早いと言えるでしょう。
市販薬でpl配合顆粒と同等品は?
そんなに安全なら、市販薬でpl配合顆粒と同じ処方の風邪薬はないの?と思うかも知れません。
けれども、同じ処方の市販薬はありません。
pl配合顆粒に含まれているサリチルアミドは処方が必要な成分で、市販の感冒薬には使われないのです。
インフルエンザでは禁忌とされていますし、医師の判断が必要です。
妊娠に気付かずに飲んでしまった…という場合、飲み続けていなければあまり気にしなくて良いといわれますが、pl配合顆粒のような処方薬と比べて、配合成分が多いので、勝手に市販薬をのまないほうがよいと言われています。
妊婦は薬全面NGではない!
『妊婦は薬が飲めない、飲まない方が良いに決まっている』という考えの方は多いかも知れません。
けれども、実際には、けっこうな割合でpl配合顆粒を処方される妊婦さんは多いです。
それというのも…
- 長引かせるより、安全な薬をちょっと使ってサクッとなおす方が良い
- 漢方は全面的に安全とは言えず、きちんと処方してもらうことが大事
- pl配合顆粒は長年使われて安全性への信頼が高い
むしろ、生薬は何でも安全と思っていたら禁忌の成分があったりして、驚いてしまいます。
ハーブのなかにも、妊婦さんに禁忌のものがありますから、”漢方だから市販品で”というのは間違いです。
薬を服用してこじらせないように短期間でなおす場合には、医師の診察をうけて、処方薬をつかってくださいネ。
おわりに
- pl配合顆粒は50年あまりの歴史ある安全性の高い薬
- 妊婦でも薬が処方されたらしっかり飲んで早く直した方が良い
- 薬をつかうときには、医師の処方薬が基本
妊婦さんは風邪を風邪をひいたら、こじらせる前に治してしまいたいですね。
しょうがゆや、はちみつレモン、大根はちみつで良くならないときは、病院にかかりましょう。
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