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妊娠初期に焼肉を食べるなら…気をつけたい3つのこととは?

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妊娠初期を含め、妊娠中は焼肉を避けるべきだと言われることがあります。また、臨月のジンクスには【焼肉を食べると陣痛がくる】なんて言うものもあります。焼肉は出産を促すと言うことなのでしょうか…。

焼肉はスタミナもつくし、気軽に食べられるものだし、夏にはBBQも楽しみたいし、何よりおいしい!

  • 本当に妊娠初期に焼肉は避けた方がいいの?
  • 一体焼肉は妊婦さんの身体にどんな影響を与えるの!?

妊娠初期の方にはもちろんですが、安心して妊婦生活を送るためにも、中期、後期の方にもぜひ知っておいてもらいたい3つのことについてまとめました。

妊婦さんにとっては要注意のビタミンA

 

ビタミンAは身体にとって必要な栄養素です。

通常眼や肌によいとされ、これが欠乏すると視力低下や肌荒れの原因になることも。

女性にとっては欠かせない栄養素ですよね。もちろん妊婦さんにとっても大切な栄養素の一つ。ところが、ビタミンAのうちの一つであるレチノールは、妊娠中に過剰摂取をすると少し危険なんです。

 

レチノールの過剰摂取で懸念されるのが、赤ちゃんの奇形。特に妊娠3ヶ月ころまでは注意が必要で、このことは厚生労働省からも通知が出ています。

ビタミンAの妊娠中の必要量は1日600μg、摂取しても問題がないとされる上限は1日 1500μgとされています。

 

ビタミンAを含むサプリメントを摂取している場合、一日の上限を超えて過剰摂取となってしまうことが考えられるので、サプリメントの服用は控えた方がよいかもしれません。しかし、毎日の食事の中でビタミンAが過剰摂取になってしまうことはほとんどありません

 

気をつけたいのは、レバーにレチノール含まれるレチノールの量。その含有量は鶏レバー100gあたり14000μg豚レバー100gあたり13000μgです。この含有量はやはり過剰摂取につながってしまう恐れがあるので、妊娠初期の方は焼肉を食べる際、レバーは避けた方がよいでしょう。

レチノールに関する詳しい情報はこちらにあります。

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生焼けのお肉に潜む危険

 

生肉が身体によくないのは周知のことですが、免疫力が低下している妊婦さんにとって、生肉に含まれる細菌やウイルスは病気や感染症を引き起こす可能性があるので、より危険です。

 生肉には食中毒を引き起こすリステリア菌、カンピロバクターやノロウイルス、トキソプラズマなどが含まれます。

リステリア菌

我が国のこれまでの食中毒統計では、リステリアによる食中毒の報告例はありませんが、食品安全委員会の評価書によると、リステリア感染症の推定患者数は年間200人(平成23年)とされています。

(厚生労働省HPより抜粋)

我が国での感染報告はありませんが、妊婦さんの場合は少量のリステリアでも発症してしまう可能性があります。感染した場合は、敗血症髄膜炎など重篤な状態になってしまう場合があり、最悪なケースですが、海外では死亡例も確認されています。

 

リステリアは胎盤や胎児へ感染するとされ、流産新生児の髄膜炎脳炎敗血症などを引き起こしてしまうことも懸念されています。

 カンピロバクター

我が国で発生している食中毒の中で、カンピロバクターによる食中毒の発生件数が最も多いという報告があります。患者数は年間300件、患者数2,000人程度で推移していると言われています。

 

カンピロバクターは多くの動物が保菌しており、感染すると下痢腹痛発熱悪心おう吐頭痛悪寒倦怠感など、他の感染型細菌性食中毒によく似た症状が表れます。多くの患者は完治まで1週間ほどで重篤化はまれですが、免疫力が弱っている妊婦さんは重篤化する危険性があるので注意が必要です。

 

流産の危険性や新生児が髄膜炎にかかるなどして、脳に後遺症を残してしまう可能性があります。万が一下痢や嘔吐の症状が出たら、すぐに産院に相談しましょう。

ノロウイルス

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒にかかる患者は一年中いますが、特に冬季に流行しやすいのが特徴です。感染ルートは手指や食品などを介して経口で体内に入り込み、おう吐下痢腹痛などを起こします。

 ノロウイルスの原因食品を特定することは非常に難しく、予防策としてはやはり、加熱処理を徹底することに限ります。健康な方は軽症で回復しますが、免疫力の低い妊婦さんは重症化する恐れもあります。

 

ノロウイルスによる胎児への直接の影響はありません。しかしママの身体が脱水状態になってしまっては危険。つわりとは違う吐き気や腹痛などを感じたら、産院で適切な処置を受けましょう。

トキソプラズマ

トキソプラズマは家畜の肉や感染したばかりのネコの糞や土の中などにいる、珍しくない原虫の一つです。感染した場合は、軽度の急性感染症状を引き起こしたのち、生涯に渡って体内に原虫を保虫することとなります。

 

感染しても健康な人には全く問題ないのですが、妊婦さんが初めて感染した場合は胎児にも感染が及ぶ可能性があります。胎児への感染があった場合、考えられるのは流産死産脳や眼の障害などですが、症状も重さも人によって異なります。また、出生時に問題がなくても成長するにつれて症状が出る場合もあります。

 

もしも妊娠中にトキソプラズマに感染してしまったら、長い目で母子ともに症状が出ないか観察していく必要があります。

 

各感染症に対する気を付けるべき食材についてはこちら。

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焼肉は塩分・油分・カロリーの宝庫

 

塩分や油分、カロリーの摂取超過も妊婦さんには大敵とされています。例えば塩分過多なら、高血圧を招きます。高血圧が続いた場合、妊娠中毒症常位胎盤剥離など胎児にも悪影響が。

油分やカロリーの超過が肥満につながりやすいのは想像ができますよね。母体が肥満になることで懸念されるのは、難産になりやすいということ。出産時に赤ちゃんが通る道参道にも肉がついてしまうので、お産が長引いたり難産になってしまう可能性があるのです。

 

また、焼肉を食べるときはタレをつける方が多いかと思いますが、そのタレにも多くの塩分や油分が含まれます。タレのつけすぎには気をつけましょうね。

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【+α】これも知っておきたい!つわりの症状がある人は…

 妊娠初期はつわりも真っただ中という人が多いですが、つわり中でも焼肉は食べられた!という妊婦さんは少なくありません。食べられる場合はいいのですが、つわりが治まったからと焼肉のような重めの食事を摂ったことで、再びつわりが始まってしまうこともあります。

つわりがあった人、ある人は、症状の再発や悪化につながらないよう、食べ過ぎに注意しましょう。

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3つのポイントを押さえて、妊婦さんも焼肉を楽しもう!

一度や二度焼肉を食したからと言って、それが危険に直結するわけではないので、食べてしまって後悔したり、食べてはいけないと我慢をしたりする必要はありません。カロリーや塩分、細菌類による感染症などを避けるため、以下の点に気をつけましょう。

  • 一週間に何度も食べない
  • タレの量が多くなりすぎないようにする
  • レバー類は避ける
  • 加熱処理をしっかりとする

妊娠初期の妊婦さんも、おいしい焼肉を楽しみましょう。

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