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難しい!妊娠6ヶ月の体重管理!目安は?

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妊婦さんにとって切っても切り離せないのが体重管理。特に妊娠6ヶ月以降は、ママの身体も大きく変化をしていくため、体重も変わりやすいです。検診に行くたび憂鬱な気持ちになっていませんか。

  • これ以上増やさないように
  • もっと太りなさい

どちらも身重な妊婦さんにとっては難しいこと。

でも、体重管理が大切にされるのにはきちんと理由があるのです。あまり神経質になりすぎるのもよくありませんが、体重管理が必要とされる理由を知ることで、今後の妊婦生活に何かプラスになるかもしれません。一緒に見ていきましょう。

 

妊娠6ヶ月のママと赤ちゃんの体重や身体の変化

妊娠2023週目までの期間が妊娠6ヶ月で、長い妊婦生活の折り返し地点となります。ママの身体、赤ちゃんの様子はそれぞれどうなっているのでしょうか。

◆ママの体重や身体の変化は?

つわりで悩まされた人もこの頃には治まってくるケースが多く、食欲が出てきたり、食べられなかったものが平気になってきたりすることで、ついついこれまで以上に食べ過ぎてしまう…という方も少なくありません。また、この頃になるとお腹も出て来るので、少しずつ動きに制限がかかります。そのため、運動不足になりやすい時期ともいえます。

反対に、つわりが治まらなかったり、食後の胸焼けなどに長く悩まされたりしている妊婦さんは、もしかすると妊娠前よりも体重が減ってしまっているかもしれません。

体重の増え方は、体質によって差もありますし、つわりや普段の生活環境によっても個人差が出るところ。でも、病院では適正体重でなければ指導が入ってしまうこともあるので、妊婦さんにとって体重管理は大きな課題の一つなのではないでしょうか。

◆赤ちゃんの体重や成長の様子は?

元気よく動き回る子が多くなってきます。ママはそれを胎動としてはっきりと感じ、ママになるという自覚を高めてくれますね。妊娠6ヶ月の赤ちゃんの平均的な大きさは

  • 身長300㎜前後
  • 体重500g~700g

と言われています。

見た目は、生まれてくる新生児の姿とほぼ同じ。体内外の主要な器官もできてくる時期です。

 

妊娠6ヶ月の体重管理の目安

妊娠6ヶ月あたりから、検診で体重のお話をされることが多くなるかと思います。中にはお医者さんから注意を受けてしまうママもいるかもしれませんね。この頃のママの適正な体重とは一体どのくらいなのでしょうか。

妊婦さんの体重増加の目安を知るためには、後述しますが、BMIを使用して算出します。そのため、適正体重にも個人差がありますが、一般的な目安として次のように言われています。

・妊娠6ヶ月は元の体重から見て+5kg未満が理想的

・妊娠6ヶ月の間は、週に0.3〜0.5kg増えるのが適切なペース

・妊娠6ヶ月トータルで1ヶ月+1kg程度の増加におさえる

もちろん、つわりで妊娠前よりも体重が減ってしまったという方や、双子などの多胎妊娠をしている方は、この通りではありません。かかりつけのお医者さんに相談しながら、ご自身に合った体重管理をしていきましょうね。

BMIを使用した体重増加の目安

BMIの算出方法
体重(kg)÷身長(m)×身長(m)
 

この計算結果によって、適正な体重の増加量が変わります。

BMI別適正増加量

BMIの値が以下の範囲で、やせ型~肥満型まで分類されます。それぞれの体型によって理想とされる増加量も変わってきます。

 

BMI数値体型体重の増加量
18.5未満やせ型10~12kg
18.5~25未満標準型7~10kg
25以上肥満型5~7kg

妊娠6ヶ月、体重管理が大切なワケ

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妊婦さんの体重管理が大切であるとするのには、いくつか理由があります。それは太りすぎだけでなく、やせすぎにもいえること。体重は健康状態を見る一つの指標なので、病院では検診のたびに必ず計測しますよね。

体重増加!太りすぎると心配なこと

妊婦さん用の雑誌にも書いてあるので、ご存知の方もいると思いますが、妊婦さんが太りすぎることで心配されていることは次の通りです。

①妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)

妊娠20週以降、産後12週までに高血圧を発症した場合に、妊娠高血圧症候群と呼ばれます。この病気は妊娠32週未満で発症した場合、重症化しやすいので注意が必要です。

重症化した場合に考えられるのが、

  • 血圧の急上昇
  • けいれん発作
  • 脳出血
  • 肝機能障害

などを引き起こしてしまう可能性があるということです。赤ちゃんにとっても良い影響があるはずなく、

  • 発育の低下
  • 胎盤が早期にはがれてしまう常位胎盤早期剥離
  • 最悪な場合は胎児死亡

を引き起こしてしまうこともあります。太りすぎた場合は、このような妊娠高血圧症候群を引き起こしやすいと言われているので、注意が必要です。

 

★詳しくはこちらの記事もご覧ください。

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②妊娠糖尿病

妊娠中に血糖値が高くなった場合は、妊娠糖尿病と診断されます。この病気にかかった場合、お腹の中の赤ちゃんも高血糖となってしまい、さまざまな合併症を引き起こしてしまう可能性があります

ママは

  • 妊娠高血圧症候群
  • 羊水量の異常

が起こりやすくなり、赤ちゃんは

  • 巨大児
  • 心臓の肥大
  • 黄疸
  • 最悪の場合胎児死亡

など、こちらも油断できない病気と言えます。

③出産時や産後の回復にも影響

太ることで懸念されるのは、重大な病気だけではありません。妊娠中に急激に体重が増加すると、出産時に赤ちゃんが通る産道にも肉がついてしまいます。それによって産道が狭まり、結果として難産になりやすいと言われています。

また、産後の体型戻しにも大きく影響します。産後は今まで増加した体重が一気に減るということはありません。半年ほど時間をかけながらゆっくりと元の体型に戻っていきます。しかし太りすぎの場合はなかなか体重が落ちず、産後の体型戻しが難しくなってしまいます。これから始まる育児生活で自分の体型もケアしていくのはとても大変なこと。産前からの体重(健康)管理が大切になってくるんですね。

体重が増えない!やせすぎで心配なこと

体重が増えるパターンばかりが注目されがちですが、反対にお医者さんから「もっと太りなさい」と言われる方もいます。特につわりでがっつりとやせてしまい、そこからあまり体重が増えない、という方もいますよね。しかし、”体重が増えない=赤ちゃんが育っていない”ということではありません。定期検診でしっかりと赤ちゃんが成長していれば、無理に太る必要はありません

ただし、赤ちゃんの発育がよくないと診断された場合は、要注意。低出生体重児の可能性が高くなります。もともと痩せているタイプの人と、体重管理を気にしすぎてダイエットなどで無理にやせている人とでは、そのリスクにも差が出ます。

無理な体重管理は、無理な食事制限による栄養の偏りが考えられます。この栄養の偏りや不足が、赤ちゃんの低出生体重児を招く恐れがあるのです。妊娠中は一人だけの身体ではありません。体重管理は大切ですが、過度なダイエットや激しい運動は避けるようにしましょう。

 

出産に向け少しずつ身体もメンテナンスを

妊娠生活も残すところ約半分。これからは出産に向けて、心も身体も準備をしていく段階になっていきます。

神経質になる必要はありませんが、ご自身の体質や妊娠の状況を総合的に見て、太りすぎていないか、やせすぎていないかを意識するだけでも違ってきます。無理のない運動と偏りのない食生活で身体のメンテナンスを始めていきましょう。

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