健康

高熱なんとかして・・妊婦は解熱剤はNG?赤ちゃんへの影響は?

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妊婦さんは薬を飲まずにガマン!という覚悟の方が多いようですが、赤ちゃんに影響のある高熱では解熱剤が使われることがあります。

妊婦さんへの解熱剤の副作用、解熱剤との付き合い方についてまとめていきましょう。

 

妊婦さんの発熱と解熱剤

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カロナールが処方されることが多い

妊婦さんの発熱には、カロナールが処方されることが多いですね。

「妊娠中は薬が飲めないから、自然に熱がひくのを待たなくてはいけない」

出来るだけ薬は飲みたくないという妊婦さんが多いですが、妊娠12週くらいまでには赤ちゃんの器官はある程度出来てしまいます。

 

解熱剤系のお薬の副作用として心配なのは…

  • 妊娠後期に赤ちゃんの腎臓に負担がかかって羊水が減る
  • 赤ちゃんの動脈が狭まって血流が悪くなる
  • 陣痛が進みにくくなり難産になる

 

こうしたリスクは、出産12週以降で高くなりますが、カロナールの場合は、比較的安全だといわれています。

 

熱には解熱剤を使うべき?

感染症が原因の発熱は、ウィルスや細菌に対抗するために起こっています。

平熱よりもすこし、体温が高いだけで解熱剤を使うのは、体の免疫力を活用出来なくなることもあるので様子を見た方が良い場合もあります。

38℃を越える発熱が続く場合は、体力の消耗を防ぎ、回復を早めるために、妊婦でもカロナールなどの解熱剤が処方されます。

医師の指示に従って服用しましょう。

 

 

 妊婦さんの発熱と胎児への影響

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妊娠中の高熱リスク

妊婦さんの体温そのものが多少高くなっただけでは、赤ちゃんに影響が出ることはあまりありません。

羊水の中に浮かんでいて、体温調節が出来る環境にいます。

 

38℃以上の熱が連続して3日以上続くと、

流産などのリスクが高まります

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熱が続く場合には、赤ちゃんの心拍数も上がって母子ともに体力を消耗しますから、解熱剤を使って回復を早められるようにカロナールなどが処方されます。

ただ、こうした高熱が続く病気には、感染そのものが赤ちゃんに影響してしまう病気がありますから、早く気付いて、適切な治療を受けた方が良いでしょう。

『以前処方を受けたカロナールを、勝手に飲んで気付くのが遅れて重症化する』なんてことが無いようにしたいですね。

 

インフルエンザ

高熱が出やすいインフルエンザですが、ウィルスそのものが胎盤を通して胎児に悪影響を与えることは無いとされています。

インフルエンザの薬として知られるリレンザは、妊婦さんにも処方が出来ますから、早めに診断を受けて、治療を受けましょう。

リレンザについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

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みずぼうそう

水痘・帯状疱疹ウイルスが原因の感染症です。

日本での発症例はありませんが、妊娠20週未満で感染すると、胎児が先天性水痘症候群(低出生体重、脳萎縮など)を発症する危険性が高まります。

予防接種を受けておきたい病気です。

 

はしか

妊娠中は重症化しやすく肺炎や脳炎、心筋炎などのような合併症を起こしやすく、早産や流産のリスクが高くなります。

妊娠前に予防接種を受けておきたい病気です。

 

風しん

妊娠初期にかかると、胎児に視覚・聴覚障害、先天性心疾患、発達遅延のリスクがたかくなります。

妊娠週数4~8週は、器官形成される時期なので、影響が出やすく要注意です。

 

腎盂炎(じんうえん)

腎臓の感染症で、普段と比べて妊婦さんの発症率が高めです。

発熱のストレスだけでなく、感染が進むと早産につながります。

入院して点滴治療が必要になりますから、高熱=風邪と決めつけず、膀胱炎のような症状、血尿などに注意しましょう。

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解熱剤の種類と副作用について

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”解熱鎮痛剤は、妊婦さんには禁忌(絶対ダメってこと)?”

  • そう聞いたことがあるし、飲めないと思っていた
  • 解熱剤が原因で障害が出たら怖い
  • ガマンできる熱なら飲まないでおきたい

解熱鎮痛剤といっても、種類があり、妊婦さん、胎児へのリスクが違っています。

 

NSAIDs(エヌセイズ)

痛みを感じさせる成分プロスタグランジンの合成を抑える事で炎症や痛みを抑える薬です。

よく耳にする『鎮痛解熱剤は妊婦にNG』のイメージは、これらの薬が、『妊娠後期に胎児の動脈管収縮をおこさせる』、『胎児の腎機能に影響を与えて羊水を減らしてしまう』、『陣痛を鈍らせ難産になる』というリスクをもっており、妊婦には使わない、又は、後期の使用を制限するなど、慎重に使われていることから生まれたものです。

プロスタグランジンが抑えられることで、動脈管収縮が起こってしまうので、慎重に考えなくてはなりません。

どの解熱剤がNSAIDsなのか一般の人にはわからないですから、不安なら飲まないという考えがひろまったと言えます。

  • ロキソニン(妊娠末期には禁忌)
  • イブプロフェン(妊娠後期には禁忌)
  • ボルタレン(妊婦には禁忌)
  • アスピリン(出産予定日から12週以内には禁忌)
  • バファリン(出産予定日から12週以内には禁忌)

 

アセトアミノフェン

脳の中枢神経に働きかけて熱を下げたり、痛みをやわらげたりする薬です。

20~25gで致死量といわれる薬で、用法用量に注意が必要ですが、NSAIDsと比べて副作用が出にくい解熱剤です。

妊娠後期には、動脈管収縮を起こす可能性があるといわれていますが、医師の判断で有益性が勝れば、処方される場合があります。

  • カロナール(治療上の有益性が危険を上回る場合にはOK
  • アンヒバ(治療上の有益性が危険を上回る場合にはOK

 

ステロイド

炎症性物質が作られないようにするので、炎症そのものを抑えます。

膠原病、血液疾患、気管支ぜんそくなど、強力に炎症を抑える必要がある場合には、妊婦さんでも使われることがあります。

  • プレドニン、セレスタミン(治療上の有益性が危険を上回る場合にはOK
  • コルチゾール(治療上の有益性が危険を上回る場合にはOK)

 

妊婦さんにはカロナール

妊娠中には、『治療上の有益性が危険を上回る場合』に薬が処方されます。

妊婦さんは、免疫が低下していますし、合併症のキケンを避けたり、体力を温存すること、連続的な高熱で赤ちゃんにストレスがかかることを目的とした場合には、『有益性が上回る』と言えそうですね。

処方されたカロナールを服用して良いでしょう。

 

発熱の時の対処は?

①38℃以上の発熱は病院を受診

妊娠初期は風邪の様な熱っぽさを感じることも多いですね。

普段の平熱にもよりますが、37.5℃くらいまでなら、あわてて解熱剤を使わずに、安静にして様子を見ましょう。

37.5~38.0℃が続く、発疹が出る、咳やのどの痛みが強く水が飲めないなどの症状があれば、すぐに病院に行きましょう。

普通の風邪なら、カロナールやpl配合顆粒、葛根湯やその他の漢方薬などが処方されるでしょう。

発熱の原因が膀胱炎や腎盂炎など、風邪では無い場合もありますし、適切な診断・治療をうけて重症化させないようにしたいですね。

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②ゾクゾクするときはあたたかくする

寒気がしている時は、熱が上がるサイン。

あたたかくして安静にし、様子を見ましょう。

 

③熱が上がりきったら冷やす

熱が上がりきった後は、体の中に熱がこもらないように、アイスノンや冷えピタを使って、おでこやワキを冷やしましよう。

蒸しタオルで体を拭くのも熱冷ましになります。

 

④しょうが湯で体を温め発汗

しょうがは、血流を良くし体の中を温め、汗を出して体温調節に役立ちます。

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⑤スポーツドリンクをこまめに飲む

脱水にならないように、水分補給しましょう。

スポーツドリンクは水分が体に吸収されやすく、汗で失われた塩分、糖分、ミネラルを補えます。

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おわりに

  • 37.5℃くらいまでの発熱は解熱剤なしで様子を見ても良い
  • 一気に熱が上がる、発疹が出るなど気になる症状はすぐに病院にいく
  • 妊婦用に処方してもらった解熱剤は、医師の指示に従ってガマンせず使う
  • 市販薬を自己判断で飲んだり、以前処方された解熱剤を勝手に飲むのはNG

医師から○℃以上など、指示されれるたタイミングで、解熱剤を使うのは『治療上の有益性が危険を上回る場合』ですから、きちんと薬を使って長引かせないことが大切です。

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