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妊娠初期の生理痛のような腹痛や腰痛!いつまで続く?流産の可能性は?

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妊娠初期症状の一つとして、生理痛のような腹痛があります。しかし、

  • 一過性のものなの?
  • 妊娠は安定しているの?
  • 赤ちゃんに影響は?

など、不安に感じてしまうときもあると思います。特に妊娠初期は何が起こるかわからないもの。不安材料はできるだけ取り除いておきたいですよね。

私も3度の妊娠を経験し、うち2回は下腹痛を感じました。1度目は稽留流産の兆候として強い痛みが出て、2度目はつわりが始まる前の8週目あたりに下腹にシクシクとした痛みを感じるように。当時は何もかもが不安で、再び流産につながったらどうしようと、いろいろ調べたものです。ここでは腹痛の原因と対応の仕方についてまとめました。

同じような不安を抱えている方へ、少しでも参考になれば嬉しいです。

妊娠初期に腹痛や腰痛を感じたら、出血の有無を確かめよう

チクチクとした痛み、引っ張られるような痛み、鈍痛や、むずむずとした違和感など、生理痛のような腹痛を感じることが多い妊娠初期ですが、その腹痛が緊急性のあるものかどうかを判断するのに重要なのが、出血の有無

出血と言っても真っ赤な鮮血の場合もあれば、ドロッとした血のかたまりの場合、少しピンク~茶色がかったおりもののような場合もあり、様々です。

今、生理痛のような腹痛・腰痛に悩まされているママは、出血の有無を確認してみましょう。

その上で、以下の原因と対策を参考にしてみてくださいね。

妊娠初期に腹痛・腰痛はあるが、出血は見られない場合

この場合、以下の原因が考えられます。

  • 子宮収縮
  • 便秘や下痢など腸が影響するもの
  • ルティン嚢胞によるもの

これらの場合、基本的には緊急性は高くはありません。様子を見ながら過ごし、なかなか痛みが引かない場合やひどくなる場合は病院を受診してみましょう。

では、それぞれについて詳しい症状と対策をみていきます。

妊娠初期の腹痛・腰痛①子宮収縮

≪原因と症状≫

痛み方は人によってさまざまです。普段の生理痛に似た痛みを感じる人もいれば、生理痛というよりは、お腹をぎゅっと掴まれるような痛みを感じるという人も。

またその頻度も人それぞれ違います。

子宮は筋肉でできています。子宮の筋肉は胃や腸と同じ平滑筋と言い、収縮を繰り返しながら中のものを押し出す力があります。この平滑筋が子宮を大きくするために収縮を繰り返す際に周囲のじん帯なども影響を受けてしまい、妊娠初期には痛みを感じやすいのです。

妊娠初期の腹痛で多いのがこの収縮によるもので、1日に数回程度の痛みであれば緊急性はありません。そうはいってももちろん痛みが定期的におとずれる場合や強くなる場合には、子宮収縮の押し出す力により、流産の心配も出てきます。

≪対策≫

仕事をしている場合でも痛みを感じたら安静にし、できるだけ重いものは持たないなど、腹部への負担を減らしましょう。

また、痛みの感覚や頻度についてはしっかりと把握しておくことも大切です。一日に数回この様な痛みを感じる場合は、病院で相談してみて下さいね。

妊娠初期の腹痛・腰痛②便秘や下痢など腸が影響するもの

≪原因と症状≫

妊娠にはマイナートラブルが多くつきまといます。それは妊娠初期であっても同じ。特に排便に関しては、妊娠がきっかけで便秘になりやすくなる方が多いようです。

便秘になるというケースが多いようですが(私もその一人)、中には下しやすい方もいるようです。

妊娠をするとホルモンの分泌バランスが崩れます。特に妊娠を継続させるために必要なプロゲステロン(黄体ホルモン)は、腸の働きを抑制してしまう働きがあります。便秘になりやすい方、下痢になりやすい方で症状は変わりますが、ホルモンバランスの変化が大きな原因と言えます。

その他の原因としては、食生活による影響が考えられます。早い人だと妊娠が発覚するあたりからつわりが始まる方もいます。食べ物に偏りが生じ、食物繊維や水分が不足してしまうと、排便にも影響が出やすくなります。

≪対策≫

排便による腹痛を感じても

  • 便秘の際はいきまない方がいいのでは?
  • 下痢の強い便意は赤ちゃんに影響がある?

など、流産につながらないか心配になる方もいるかと思います。しかしこれらがすぐに流産に結びつくとは考えられていません

それよりも栄養面での偏りや水分不足が心配されます。便秘や下痢を感じたら、まずは食生活で改善していきましょう。

ビオフェルミンなどの整腸剤であれば、妊婦さんが飲んでも問題ないとされています。どうしても症状が改善されない場合は病院で処方してもらいましょう。

 

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妊娠初期の腹痛・腰痛③ルティン嚢胞によるもの

≪原因と症状≫

聞きなれない言葉ですが、これは妊娠中に突然出現し、だいたい妊娠8週~10週を超えたあたりで自然と消えていく卵巣内のはれ物のことです。

無自覚のまま治癒している方もいますが、ズキズキとした痛みや、歩くと響くような痛みを感じる方もいます。

原因はやはりホルモンにあります。妊娠をすると初めてhCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が分泌されますが、そのhCGホルモンに黄体(卵子が排卵された後の卵胞が変化したもの)が過剰反応し、卵巣の腫れにつながります。しかし、多くは悪性の心配はないようです。

≪対策≫

ルテイン嚢胞は妊婦検診で発見することができます。きちんと検診を受け、万が一嚢胞が発見された場合でも、お医者さんに指示を仰ぎ心配しすぎず過ごしましょう。

痛みを感じる場合でも、横になるなどして安静に過ごすと治まります。安静にしても痛みが引かない場合、13週を越えてもなお腹痛が続くような場合は、ルテイン嚢胞が消失していない場合も考えられます。

また、基本的には出血は伴いませんが、中には茶色のおりものを含め、出血がみられたというケースもあるようです。

こららに当てはまる場合は、病院で相談しましょう。

妊娠初期に腹痛や腰痛があり、出血を伴っている場合

出血が見られる場合は、以下の原因が考えられます。

  • 着床痛
  • 流産の兆候
  • 異所性妊娠(子宮外妊娠)

出血がある場合は、すぐにかかりつけの病院へ電話をし、診察してもらいましょう。その際は、

  1. どのような色の血か(鮮血?黒っぽい?)
  2. どのような腹痛か(チクチク?ズキズキ?)
  3. 症状はいつから出始めたか

などをきちんと伝えましょう。では、それぞれについて詳しくみていきます。 

妊娠初期の腹痛・腰痛④着床痛

≪原因と症状≫

こちらの症状は妊娠発覚前に体に現れる変化です。排卵日から10日前後に起こる受精卵の着床に伴って、まれに痛みを感じる方もいるようです。

下腹部にチクチクとした痛みを感じ、生理予定日でもないのに出血が見られる場合や茶色のおりものが見られるような場合は、着床痛の可能性が高いです。

医学的には「着床痛」の証明はされていませんが、この時期に痛みを訴える妊婦さんも実際におり、妊娠の合図とも言われています。着床痛を感じる方の多くが着床出血と呼ばれる出血を伴うことが多いようです。排卵日から数えて10日前後の痛みであれば、着床痛である可能性が高いです。

≪対策≫

しかしこの時期はまだ、妊娠検査薬を使用しても反応が正しく出ない時期でもあり、通常の生理と区別がつきにくい段階でもあります。

妊娠待ちの方はそわそわしてしまいますが、焦らず基礎体温を記録しておきましょう。高温期が続くようでしたら、妊娠の可能性が高いですね。

妊娠初期の腹痛・腰痛⑤流産の兆候

≪原因と症状≫

妊娠12週目までは誰にでも起こりうる「流産」。妊娠初期の流産は遺伝子異常などが原因の自然淘汰であるものが多く、その場合は早期に発見しても防ぐことはできません。

妊娠初期の流産の場合、心拍が確認できない、又はある段階からの成長が見られないことで判断されます。

その場合の治療法としては、

  • 掻爬手術
  • 自然排出

となります。次の妊娠に備えて子宮内をきれいにしておく必要があるので、多くの方が掻爬手術を選択しているようです。

私は妊娠7週頃、着床は確認できたものの心拍の確認がなかなかとれませんでした。翌週の検診を待たずに茶色っぽいおりものが出るようになり、次第に生理痛のような下腹部痛が現れ、そのまま稽留流産となりました。

私の場合は心拍が確認されなかったため防ぎようのない流産でしたが、心拍確認後に出血を伴う腹痛が現れた場合、切迫流産の可能性もあります。

切迫流産の場合は流産未遂の状態であり、対処の仕方で流産を防げる可能性が高まります。特別な治療法はありませんが、とにかく安静にすることが優先になるので、働いている方は症状が改善されるまでお休みすることをおすすめします。(場合によっては入院を勧められることもあります。)

≪対策≫

妊娠初期の流産を防ぐ絶対的な策というものはありません。しかし、妊娠中であるということは常に意識しましょう。重いものを持たない、ストレスを溜めこまないなど、日常生活できちんと自分の身体をいたわることが大切です。

腹痛を感じた方は、おりものの様子にも気を配ってみて下さい。そして少しでも「おかしいな」と思ったら、すぐに受診してくださいね。

 

★切迫流産について、こちらも併せてお読みください。

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妊娠初期の腹痛・腰痛⑥異所性妊娠(子宮外妊娠)

≪原因と症状≫

正常妊娠との大きな違いは、断続的な腹痛や徐々に強くなる腹痛、突然の強い腹痛があることです。また、多くの場合は出血が伴います。ただし、出血や腹痛が生じた時にはすでに、子宮外での成長に限界がきた証でもあります。

それまでは正常妊娠と変わらず、妊娠初期の症状(胸のはりや基礎体温の上昇など)も起こるので、なかなか判断しづらいものですが子宮外妊娠の場合、治療が遅れれば母体にも大きな負担がかかってしまう恐れがあります。

≪対策≫

子宮外妊娠は、残念ながら予防することのできないトラブルの一つです。症状が出なくても、妊娠8週までには流産になってしまうことが多いです。

しかし、発見が遅れると卵管が破裂してしまうことも。ひどい場合は命にもかかわることがあるので、早期発見が望まれます。

  • 腹腔鏡手術
  • 開腹手術

によって治療をします。

多くの場合では、初期段階で妊娠が正常かどうかを病院が確認してくれますが、妊娠に気づかぬままでいたり、病院受診を先延ばしにしたりすることで、発見が遅れてしまうことも。

やはり少しでも妊娠が疑わしい場合は、きちんと病院を受診して妊娠が正常かどうかを確認することが大切です。

妊娠初期の生理痛のような腹痛や腰痛、しっかりと症状を把握する

いかがでしたか。妊娠初期は、授かった命に喜びと幸せを感じる時ですが、その初期症状は十人十色。想定外の変化も起こりやすく、様々な心配事がつきまとう時期でもあります。

特に下腹痛については流産や子宮外妊娠の可能性も否定できないので、軽視はできません。きちんと自分の症状を把握して、不安や心配事はかかりつけの病院に伝えましょう。

普段から自身の体調を把握しておくことも大切です。生理痛のような痛みを感じた時にも、その症状がどのようなものなのかを記録しておくことで、病院での診療も適切に受けられます。

ストレスを減らし、健康的な心と身体で、始まったばかりのマタニティライフを楽しみましょうね!

 

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