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1歳を過ぎても指差ししない…それって問題あるの?その対処法とは?

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子どもの成長は、親にとって何よりも嬉しいもの。

特に乳幼児期にはまるで日ごとにできることが増えていくように、すごい勢いで成長を見せてくれます。

成長が見られる一方で、検診や育児書、また周囲のお子さんの様子などから、できていないことにも目が向きがち。

〇歳までに●●できていること

と、当たり前のようになってしまっているいろいろな基準。そこに達していないと、とたんに不安になってしまったりするものです。

1歳児のママに多いのが指差しについての悩みです。

”1歳を過ぎても指差しができないのは何か問題があるのでは…”

と不安に思っている方は、ぜひこの先を読んでみて下さい。

育児に不安はつきもの!一緒に不安を乗り越えていきましょう!

 

1歳半検診での【指差しチェック】

チェックリスト_R

1歳半検診では指差しができるかを確認します

幼児検診は、病気や発達の偏りを発見するために、各自治体が定期的に行っているものです。

子育ての相談をする場としても活用することができますね。

この検診の中でも、1歳半検診というのは特に大切な検診だとされています。

これまでは身体測定がメインだった検診が、コミュニケーション力なども確認するようになるからです。

その中の一つ、お子さんの発達状況を知る目安として、指差し行動が見られるかどうかを確認しています。

 

1歳~1歳半で指差しをしないことを指摘されました

こちらのママのように、検診で医師から再診を進められたという方もいるでしょう。

1歳0ヶ月の男の子です。 

指差しや喃語が出なくて小児科でお話したら、チェックシートでチェックされ

「かなりあやしい」と言われてしまいました。先生は神経専門医です。

お座りも7カ月過ぎ つかまり立ち10カ月半、ハイハイとズリバイが11カ月で、まだつかまり立ちをしています。

(略)

自閉症や知能遅れなのでしょうか?

(nyannyanlordさん)

できるようになっていることも、振り返れば月齢が基準よりも遅いかも…?と、これまで不安でなかったことまで気になってしまうことも…。

 

言葉が遅いケースも心配になりますよね。この記事も参考にしてください!

ハイハイができた!あんよができた!と同じように、ママって言えた!など、言葉の成長も子育ての楽しみの一つかもしれません。しかし、どのような成長段階でも、周囲との差を感じてしまったときに現れてしまうのが不安。 なかなか発話をしない 単語が増えない 宇宙語...

 

なぜ1歳ころの指差しが大切だと言われるのか

ねんねの手_R

赤ちゃんの発達について

生後6ヶ月頃までは、ママと自分、おもちゃと自分、というように、赤ちゃんの注意は1つのものにしか注がれません

ママと自分とモノという関係は不成立の状態なのです。

しかし、運動や知覚活動の経験が増えて、これらが習慣化されていくと、赤ちゃんにも少しずつ周囲を見る余裕が生まれてきます。

ここで初めて人と関わりながら、モノの存在を認識することが可能になるのです。

そこから

  • ママと同じものを見る
  • 示されたものを見る
  • 視界にないものを探そうとする

といった行動が見られるようになるのです。

これは共有注視とも言われ、赤ちゃんの発達段階の大切な段階の一つとされています。

 

指差しの意味とステップ

 

私たち人間は、言語を自由に操ることができる生き物です。しかし、手放しのままでここに至ったわけではありません。

たくさんの発達段階を経て、言語を操れるまでになったのですが、その始まりが指差し行動にあると言えます。

 

■指差し前の認知

パパやママ、周囲の大人が対象物を指さしながら「これは○○だよ」と示されたものに注視する段階です。

赤ちゃんは示されたものを見て「今、これについて話しているんだな」と認識をするようになります。

 

■自発的な認知

上記のように示されたものだけでなく、赤ちゃん自身が興味をもってモノを見るようになります

自分の興味は今これだよ!という意味で自発的な指差しが始まります。

 

■他者への要求

発見や注視から、その対象物について「〇〇が欲しい」という要求を覚えるようになります。

その際の伝達手段として、言語の代わりに指差しを使うようになります。

 

■感動の共有

赤ちゃん自身が興味をもったものについて「あれを見て!」と周囲の大人へ感動の共有を求めるようになります

自分以外の誰かと何かを共有する、ということで赤ちゃんの世界はより広がっていく段階です。

周囲の大人が指をさすと、そちらを注視することもできるようになります。

 

■他者からの応答

「○○はどこ?」「〇〇はどれ?」といった質問に対して、対象物が視界になくても探そうとするようになります。

他者からの質問に応答できるようになった証拠です。

 

1歳半で指差しをしないと問題がある?

指差し二人_R

よく指摘される【発達障がい】

検診で指差しが見られない場合、よく指摘されるのが「発達障がいの疑いがある」ということ。

具体的には、周囲への興味が薄いという点から発達障がいの中でも自閉症である可能性を指摘されることが多いです。

 

自閉症の大きな特徴として

  • 人やモノに対しての興味の偏りがある
  • 非言語的なコミュニケーションの意味を理解しづらい
  • 見えていないものを想像することが困難

などがあり、指差し行動が見られないことと共通する部分が多いからです。

 

発達障がいにも個性があります!

しかし、一般論で発達障がい(特に自閉症)は、このようであると言っても、やはり個性がありそれぞれに違いがあります。

発達障害でもよく笑う、子ども好きな子はいますしママ好きな子も多いです。

言葉が出て指差しも出来て健診をスルーしてしまう発達障害の子もいます。

広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)の息子の場合は

・共感の求め(ママに見てほしいものを持ってくるなど)の無さ

・耳からの言葉の入らなさ(聞こえてるのに無反応の時がある)

・しぐさの真似はするが言葉の真似をしない

などが気になり相談に行きました。

(haruchie88さん)

という発達障がいのお子さんをもつママさんの言葉にも見られるように、上に示したような特徴をクリアできる子もいます。

 

子どもの成長はそれぞれ

まとめ_R

発達障がいの有無に関わらず、子どもの成長はひとそれぞれ。育児書での一般論が全てではありません。

この方のように、検診のタイミングがたまたま合わなかったというケースもあるでしょう。

 

私も「指差しノイローゼ」のような状態になり、1歳半健診でも結局指差しできませんでした。(必死になって練習させていましたが。)

でも、健診の2週間後あっさりできるようになりました。現在1歳10ヶ月。

言葉は早いほうではありませんが、指差しと同時に単語も増え、言っていることは相当理解しており、保育園でも全く問題ないと言われています。

ネットで見ると指差しと自閉症の関連が山ほど出ていて、私も毎日ネットを見ては心配ばかりしていました。

保健師さんによると、最近は情報があふれすぎていて、同様の「指差しノイローゼ」のお母さんが山ほどいるそうです。

(しょくぱんまんさん)

こちらの方は、指差しがないことばかりに意識を向けてしまい、周囲の情報に翻弄されてしまったとおっしゃっていますね。

 

ノイローゼという言葉が出るほど、必死になってしまうママは少なくないのかも知れません。

大切なのは

〇歳までに●●できていること

と、できていないことを注目するのではなく、

今、●●ができる

と、できていることに注目することではないでしょうか。

 

気になる事があれば相談してみましょう

それでも気になるものは気になります。

親だからこそ、我が子を思うと不安にもなりますよね。

そんな時は遠慮せず、以下のような機関を利用してみましょう。

  • 小児科
  • 地域の子育て支援センター
  • 子ども相談所
  • 乳幼児健診
  • 発達支援センター

子育ては一人ではできないもの。たくさん相談して、いろいろな意見を聞いて、広い視野をもてるといいですよね!

 

指差しをしないということだけにとらわれない

夕方指差しy_R

検診やネット情報、周囲の方からの指摘などでお子さんが指差しをしないことを気にしている方へ。

これまで述べてきたように、指差し行動というのは、赤ちゃんが一人で勝手に習得する物ではありません。

パパやママ、周囲の大人たちとのかかわりの中で育まれていく学習行動の一つです。

 

指差しをしないことを悲観する前に、

親子のコミュニケーションの時間は十分にとれているか

赤ちゃんからの指差し以外の要求のサインを見逃していないか

日常生活をふり返ってみて下さい。

 

また、もしも指摘の通り自閉症スペクトラムの可能性が高かったとしても、それは早期発見ができたということ

お子さんに合った接し方や教育を受けさせられるので、今後の二次障害などを防ぐ大きなきっかけであることに間違いはありません。

どちらにせよ、指差しができない、ということだけにとらわれず、お子さんの今後の成長や発達に何が必要なのかについて、前向きに考えていきましょう!

 

★自閉症スペクトラムについて詳しく知りたい方はこちらもどうぞ!

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