最近はスマホで気軽に写真が撮れるので、便利になりましたよね。
ところで子どもの写真を撮るのに、
「イマイチ、いい写真が撮れない」
「たくさん撮りすぎて、撮ったものは放置状態」
「写真を撮ることばかりに集中しすぎて、その場を楽しめていない」
「同じような写真ばっかり撮ってしまう」
なんていう悩みありませんか?
とくに1歳代のお子さんの場合、まだこちらの言う通りの行動をとってもらうのは難しいので、なかなか思い通りの写真を撮るのは難しかったりします。
そんなママへ、1歳児のお子さんのかわいい写真を撮るために、覚えておきたいポイントについてまとめていきたいと思います。
わがまま1歳児の「いい写真を撮るための8つの注意点」
写真を撮るときによくやりがちなのが
「はい、笑って!」
「そこでジッとして!」
「こっち見て!」
とにかく子どもに大声で指示して、ジッとさせ、おもしろくもないのに笑わせようとする(^^;)
私もよくやってしまいます。
でも自分に置き換えてみてください。
楽しくもないのに笑えますか?
大人はつくり笑いができますが、モデルでもない一般のひとがやるつくり笑いは、やっぱり不自然です。
それは子どもでも同じ。強制されてした笑顔は不自然です。
まして1歳児はつくり笑いや、お願いされたポーズをとるなんてできませんし、しません。
1歳児は基本、動き回っているし、ジッとしているなんて具合の悪いときか寝ているときぐらい。
カメラなんて構えようものなら「それなに~?」というように近寄ってきてしまう。
思い通りの写真を撮ろうなんて、そもそもが無理というものです(‘ω’)ノ
ママも楽しんで!
思い通りに動いてくれない子どもに対して、
イライラ・怒る・せかす・怒鳴る・無理強いする
なんてことしていませんか?
これもまた自分におきかえてみましょう。
機嫌の悪いひとに笑顔なんか向けられるもんですか!
笑顔の写真をとりたければ、ママも笑いましょう。
歌をうたったり、おもしろい話をしたり、遊びながらとにかくその場と写真を撮ることを楽しむ。
1歳児でカメラ目線で笑顔の写真が1枚でも撮れれば、御の字(おんのじ)です。
一緒に笑うことを心がけてみましょう。
とにかくたくさん撮る!
最近はデジカメでもスマホでも、撮ったらすぐ確認できますよね。
あとはメモリーの容量がある限り、何枚でも撮れます。
失敗してもその場で、あるいはあとで消すことができますから、遠慮なくどんどん撮りましょう。
そうすると奇跡の一枚が撮れていた、なんてこともあります。
ただしいつでもどこでも撮っていては、あとで整理するのが大変ですので、ある程度いい写真がとれそうなとき(いい構図・いい背景・撮りたい場面など)にたくさん撮るようにしてみてください。
いろいろな角度から撮る!
写真はついつい大人の目線、つまり上から目線で撮ってしまいがち。
でもそれではいつも同じような写真で、おもしろみに欠けます。
ときには
- 子どもの目線と同じ高さ
- 下から見上げるように
- 上からのぞきこむように
- 屋内や人目の気にならない場所なら、撮る側が寝そべって
などいろいろな角度から撮るのも、おもしろいですよ。
カメラ目線じゃなくてもいい!
写真はかならずしもカメラ目線じゃなくてもいいです。
カメラ目線の写真は、たとえば集合写真などあらたまった感じが出て、これはこれで良いのですが、自然な感じは出にくいです。
逆に目線をはずして、その場を楽しんでいる雰囲気で撮ると、自然だし何より動きのある写真が撮れます。
とくに子どもの写真でいえば、
その瞬間を楽しんでいる姿と躍動感
については外せない要素ではないでしょうか。
笑顔じゃなくてもいい!
そりゃ、笑顔でうつっているほうがいいです。せっかくの写真ですから。
でも人間、笑っているばかりではありません。
笑ったり泣いたり、怒ったりいろいろな表情をするものです。
泣いてる表情も素の表情も、そのときの子どもの表情として、残しておくのも悪くありません。
写真は笑顔でなければいけないという概念は捨てましょう。
すると「こういう表情もあっていい!」「こっちを見ていなくてもいい!」とイライラすることがなくなります。
主役は子ども
あくまでも写真の主役は子どもです。
私もよく失敗するんですが、着ている服のキャラクターのほうが目立ってしまったり、背景がゴチャゴチャしすぎて子どもがぼやけてしまったり。
子どもだけではなく、まわりの風景とのバランスや構図にも目をむけてみましょう。
ある程度、撮ったらあとはその場を楽しもう!
ある程度、いい写真が撮れたらあとはその場を大いに楽しんでください。
私の知り合いは写真が趣味なので、撮ること自体が楽しいらしいです。
でもたまに「せっかくの桜なのに、じかに目で見て楽しんだらいいのになぁ」と思うこともあります。
撮ること自体が楽しいひとは別ですが。。
せっかく子どもと一緒にでかけた旅先・イベントなんですから、カメラやスマホ越しではなく実際の姿をしっかりと目で見てあげてほしいなと思います。
その日その場の楽しい空気を一緒に味わえないのはもったいない!
なので要点をおさえて撮るということも大事かもしれません。
ただやみくもに撮るだけでは、無駄に撮ってしまったり写真自体が目的になってしまいかねません。
たとえば遊園地では、
- 入り口に入るとき(どこに来たかがわかりやすくなります)
- キャラクターが出てきたとき
- 乗り物に乗ったとき
など目的やポイントを絞って撮ると、写真を撮ることに忙殺されなくてもすみます。
安全や周囲にも気を配って
写真を撮ることに集中するあまり、子どもの安全や周囲への気配りを忘れてはいけません。
子どもが危険なところに入っていないか、自撮り棒がジャマになっていないかなど心にとどめて、安全に写真を撮るようにしましょうね。
ジッとしていられない1歳児を「上手に写真におさめる4つの方法・コツ」
さきほども言いましたが、1歳児はまだ大人の言うことを聞いたり、思い通りの行動はできません。
ほとんど本能のまま動いていますので、ジッとしてと言ったところでその通りにするはずがありません。
そこで1歳児でも何とか、カメラにおさまってくれる方法をご提案します。
みなさんのご家庭でも、やりやすい方法を探してみてくださいね。
おもちゃや興味をひくもの、初めてみるものを使う
カメラ越しにおもちゃや好きなもの、初めてみるようなものをヒラヒラさせます。
視線がこちらを向いたときに、すぐシャッターをきりましょう。
でないと興味の対象物へ一目散に駆け寄ってきてしまいます。
誰かが抱っこして
どうしても撮りたいときは誰かが抱っこしたり、体をギュッとつかまえて撮るのもひとつ。
ただこの方法はジッとしていたくない子どもを強制的にジッとさせるので、機嫌が悪くなったり泣いてしまったりというリスクがあります。
風船やシャボン玉を使って
風船やシャボン玉を使うと遊びながら撮れるので、より子どもの自然な表情を撮ることができます。
子どもは風船やシャボン玉に集中しているので、カメラを意識しない楽し気な表情をみせてくれます。
シャボン玉は幻想的な印象の写真にすることもできますよ。
インカメラを使う
自撮りができるカメラやスマホのインカメラが、子どもとうつるのには最もオススメ。
画面に自分やママ・パパの顔がうつっておもしろいですし、スマホ・カメラにも興味津々なので写真に集中してくれます。
アップや顔を寄せ合った、ほのぼのした写真がとれます。
ぜひ残しておきたい1歳児の「9つの写真アングル」
赤ちゃんを卒業して子どもらしく、活発になる1歳児は動きのある楽しい写真が撮れます。
外出先やイベントで写真を撮るのは、普通なんですが日常生活の中でぜひ残しておきたいシーンをいくつか集めました。
ぜひお子さんと一緒に楽しんで撮ってください。
寝ている写真・寝相アート
寝ている子どもの可愛いことといったらないです。
子どもはどこでも、おかまいなしで寝るので、変な姿勢で寝ている姿も愛おしい!
夫と娘はときどき全く同じ寝方で寝るので、その姿はしっかりスマホにおさめました。
まさに親子だな~という感じでほのぼのします。
寝相アートも楽しくて可愛いですね。
手足など体のパーツを強調した写真
手や足など体のパーツを強調した写真も、なかなかいい記念になります。
毎年撮って成長の過程をおさめるのもいいかもしれませんね。
大人と並ぶと子どもの小ささが強調されて、より比較になります。
親子で手を重ねた写真
手を重ねた写真は親子の絆という感じがして、とても優しい写真になります。
これも子どもの手の小ささが強調されるので、可愛い写真になりますね。
笑顔じゃない写真(泣き・怒り・素の表情など)
何かをみつけて真剣にみつめるまなざしは、とても絵になります。
同じ笑っている写真ばかりでは飽きてしまいます。
泣いているのもその子の顔・表情のひとつ。
動物と一緒に
可愛いの代名詞、動物と子どもがかけ合わされば可愛さ100倍です。
動物と子どもの組み合わせは最強ですね。
おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に
おじいちゃんやおばあちゃんと一緒の写真は、ぜひ残しておきたいものです。
「僕(私)はみんなに愛されたんだな」と感じられる写真になります。
きょうだい並んで
きょうだいがいる場合は、ぜひきょうだい並んで撮りたいですね。
普段ケンカばかりのきょうだいでも写真の中では、とても仲良しでほっこりする1枚です。
ごはんをグチャグチャにした写真・いたずらしている写真
いたずらしているときの子どもって、ものすごくいい表情をしているんですよね~。
とっても楽しいんだろうな~という感じが伝わってきます。
いたずらされてちょっとイラッとしたときも、写真にしてしまうと案外、イライラが落ち着いたりします。
親も一緒に楽しんでいるからでしょうか。
イライラ解消のひとつにいかがでしょうか?
チューしている写真
これは言わずもがな、愛にあふれた写真です。
これが一枚あるだけで、心がじんわりと温かくなる気がします。
まとめ
最近ではプロのカメラマンに特別な衣装、本格的なスタジオで撮る記念写真も人気ですね。
ただけっこうお金をかけたのに、思い通りにいかないこともしばしば。
ママ・パパが撮った愛情のこもった写真は、なにものにも代えがたい一生の宝物です。
ぜひ楽しんで、お子さんの今しかない、かわいい一瞬を撮っていただいたいと思います。