- 赤ちゃんのうんちの出が悪い…
- 出てくるうんちが硬い…
- 排便が上手にできていない…
育児の悩みは様々ですが、赤ちゃんのうんち問題もママにとっては悩みの種の一つなのではないでしょうか。
私の息子も生後3日で綿棒浣腸を経験し、4か月目には便秘で病院にかかるという経験があり、便を出すのがあまり上手ではなかったようです。1歳を過ぎて離乳食が中心になったころには、うんちが硬くなってしまうこともしょっちゅうで、ひどい時には声を出して泣きながら…ということも。
あの手この手を試し、1歳半を越えた今、ようやく排便のリズムが整ってきました。赤ちゃんのうんちが硬くて悩んでいるママの力になれたらと、いくつか対処方法をご紹介しています。
他にも原因を知って予防ができるように、いくつか情報をシェアしていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
健康な赤ちゃんのうんちとは
消化器官が未発達な赤ちゃんのうんちは、その成長に伴って色や状態、臭いも少しずつ変化していきます。それぞれの発達段階における健康的なうんちは以下の通りです。
新生児期
出生直後から3日くらいに出すうんちは、お腹の中にいた時に飲んでいた羊水に含まれる老廃物が主な成分です。
一般的なイメージのうんちと違って、黒緑っぽい色をしており、粘り気のある状態で、臭いはほとんどありません。
母乳やミルクをしっかり飲むようになると、少しずつうんちの状態も変化していきます。
生後2か月くらいまでは、黄色がかった明るい色で、水っぽいうんちが健康なうんちです。少し酸っぱいような独特の臭いがします。
生後3か月くらいになると、更に少し濃い色合いになり、ドロドロとした状態のうんちに変化していきます。
離乳期
離乳食が始まる頃は、色や臭いが少しずつ大人のうんちに近づいてきます。
母乳やミルク以外の食べ物を消化していく練習の時期なので、離乳初期はゆるめのうんちになったり、硬いうんちになったりと日によって変わることもあります。
母乳やミルクを飲む量と離乳食の量が逆転するころには、大人のうんちにだいぶ近いものになりますが、まだまだ消化器官は未熟なので、体調や食べたものによってうんちの状態も変わりやすいです。
コロコロとしたかたまりの硬いうんちが続くのは便秘の証拠です。
便秘が気になるときはこちらも参考にして下さい。
”https://fun-mom.com/childcare/7861/″
赤ちゃんのうんちが硬くなる原因
授乳期(離乳食前)
- 母乳編
授乳期にうんちが硬くなるのは、水分不足が大きな原因です。
赤ちゃんの体内の水分量は新生児で体重の約80%、乳児で約70%と言われています。大人は約60%と言われていますから、赤ちゃんの体内の水分量がいかに多いかわかります。
そのためおしっこの回数が多く、さらに汗をかきやすい状態なので、赤ちゃんは水分不足になりやすいんです。この頃にうんちが硬くなるということは、母乳が足りていないという可能性が高いです。
- ミルク編
新生児のウンチは母乳の子のものよりは茶色っぽく、やや乾燥していると言われています。
しかし使用しているミルクによっては母乳成分に近づいているものもあり、ゆるめのうんちが出る子もいます。
ミルクの成分以上に、この時期に便秘になりやすいのはやはり、水分不足によるものが多いです。
離乳期(離乳食初期~完了期まで)
離乳食を始めるまでは便秘知らずだったという子も、離乳食を始めると便秘になってしまったという話をよく聞きます。
原因は水分不足や食べ物の内容、腸内環境などが考えられますが、一時的に便が硬くなっても、定期的にうんちを出していれば問題ありません。
しかし、コロコロと硬いうんちが続いたり排便時に痛そうにしていたりする場合は便秘になっている状態です。しっかりと対処をしてあげましょう。
うんちが硬くなると
大人でもうんちが硬くなると排便が大変ですよね。それは赤ちゃんも同じです。また、うんちが硬い状態が続いてしまうと、いろいろと心配なことも出てきます。
裂肛(切れ痔)
かたいうんちを出す際に、肛門が傷つき、亀裂や潰瘍ができてしまった状態です。
時には出血を伴う場合もあります。大人でも切れ痔を起こしてしまうと辛いですよね。この状態に気が付いたら、早めの処置が必要です。病院で相談しましょう。
トイレトレーニングへの影響
うんちが硬くなり、排便時に痛みを感じてしまうと、子どもによっては便意を感じても我慢してしまう場合があります。
我慢をすると便意は遠のいてしまい、更に腸内で硬くなるために排便がより苦しくなるという悪循環に陥ってしまうことも。
うんちは痛くて怖いものだというイメージから、排便がトラウマとなってしまう可能性があり、トイレトレーニングにも悪影響を及ぼしてしまいます。
赤ちゃんのうんちを柔らかくする方法
赤ちゃんのうんちが硬いな、出すのが辛そうだな、と感じたら、次の方法を試してみて下さい。赤ちゃんのうんちが硬いと気が付いたら、早めの処置が大切です。
水分を意識する
便が硬くなった場合、大抵は水分不足が原因です。
意識的に水分を摂取させてあげましょう。
離乳食前であれば、授乳回数を増やしてあげます。離乳食が始まっている場合は、お茶や水、果汁などを与えるといいですよ。
私はカイテキオリゴというオリゴ糖を溶かした水を与えたり、最近では麦茶を入れたストローマグをいつも準備しておいて、気が付いたら一口でも飲ませるようにしています。
うちは果汁も大丈夫でしたので、みかんのしぼり汁で緩める事も有りましたよ。それと、ヨーグルト!子供は大好きでした。ヤクルトも大好きでしたよ。
離乳食には必ず「味噌汁」や「スープ」等の汁物を一品。ここでも「水分」がとれます!!
野菜ジュースをあげていました。大人用は少し濃いようだったのでりんごジュースでうすめてあげていました。
水分は一度に身体が吸収できる量が決まっています。一度に大量の水分を摂っても、尿として排出されてしまうので、少量でも回数を増やして与えることが大切です。
食べ物を意識する
食べ物でも便が硬くなってしまうことがあります。
大人にとっては繊維質の食べ物がよいと言われますが、消化器官が未完成の子どもの場合、繊維質の食べ物が便を硬くしてしまうこともあります。
特にイモ類は繊維が豊富ですが、十分な水分がなければ便秘になってしまう可能性があるので気をつけたいですね。
私の息子の場合、白米は大好きなのですが、野菜類は嫌がって食べませんでした。しかし1歳3か月ころにミカンが好きな事に気が付き、頻繁に与えるようになりました。その頃から少しずつうんちの状態がよくなってきたように思います。
サツマイモはとっても使いやすいし、子供も大好きで食物繊維もとれる便秘には有効な食品でしたよ。最初はふかしたさつまいもを大好きなミルクで緩めるだけのものでした。
☆南瓜スープ☆お勧めですヨッ(^^♪
材料は⇒南瓜+ホウレン草+人参+摩り下ろしたりんごです。”
“バナナヨーグルトはいつも食べさせてます。おかげで便秘はありません。大体1日2回しますよ。
まだ胃腸がしっかり働けてない分消化されずにマンマ出てくると思うので水分が含まれている野菜なんて良いと思いますよ。
また、果物にもキウイなどアレルギーが出やすいものもあります。月齢に合ったものを少しずつ与えながら様子を見てあげましょう。
その他おすすめの方法
- カイテキオリゴ
オリゴ糖は腸内を善玉菌優位な状態にする手助けをしてくれます。中でもカイテキオリゴには複数のオリゴ糖が含まれているので、腸内に数十種類いる善玉菌を偏りなく活性化させることで腸内フローラを整えてくれます。
私も息子が4か月の頃からお世話になっています!
この商品は赤ちゃんOKでかつ『全額返金保証』がついているので安心して試せました。
- マルツエキス
麦芽糖が腸内で発酵することで、赤ちゃんのおなかを刺激することなく自然な排便を促してくれます。
便秘薬として病院でも処方されることが多いですが、成分は食品に近く、副作用の心配がありません。
水あめ状の形状なので、あかちゃんの頬の内側に直接塗り付けたり、ミルクや白湯に溶かしたりと、どの月齢のお子さんにも与えることができますよ。
【第3類医薬品】和光堂 マルツエキス 260g
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生活習慣を整えることが大切
うんちは健康のバロメーターとも言いますが、言葉を話せない赤ちゃんの健康状態はうんちが一つの判断材料です。
うんちが硬くなるということは、何か原因があるんですよね。
硬いうんちが出続けると、赤ちゃんの身体はもちろん、心にもよくありません。
おむつ替えでうんちの状態がおかしいな、と思ったら、水分は適量を与えられているかな?食事内容に偏りはないかな?と、日常をふり返ってみましょう。
また、硬いうんちがなかなか改善しない場合は、躊躇せず病院へ。小児科の受診理由でも、うんちに関するものは多いようですよ。
早めに対応して、気持ちよくうんちが出せるようになるといいですね!