赤ちゃんがなぜ母乳を嫌がる!?飲まない原因と解決方法とは!

マタママ

母乳で赤ちゃんを育てたい!そんなママの思いとは裏腹に、赤ちゃんはいろいろな理由でママの母乳を嫌がってしまうことがあります。

  • 私の母乳がダメなの?
  • どうして飲んでくれないの?
  • 母親として失格なのでは…

そんな風に思いつめていませんか?ちょっと待ってください!

赤ちゃんはママが大好き。それは絶対です!

母乳を嫌がるのには、きちんとした理由があるんです。

自分を責めたり不安に思いすぎないで!まずは原因を調べ、それに対する解決方法を見つけてきましょう!

 

生後数カ月で母乳を嫌がることってあるの?

新生児泣く_R

赤ちゃんが母乳を嫌がる、拒否する、といったことは珍しくありません。産後数日から母乳を嫌がることもあれば、数カ月してから嫌がりだす子もいます。

原因が何であっても、間違えてほしくないのは

赤ちゃんはママのことやママのおっぱいが嫌いになったわけではない

ということ。どうしても母乳を拒否されてしまうと傷ついてしまいがちですが、赤ちゃんがママを大好きだということと母乳への感情は別のもの。

不安になりすぎず、原因と対策をしっかり知って、リラックスして育児を続けていきましょう!

 

赤ちゃんが母乳を嫌がる原因

赤ちゃんが母乳を嫌がったり拒否したりするのには、きちんと原因があります

月齢によってその原因が変わってくる場合があるので、お子さんの状況を考慮した上で原因を探ってみましょう。

 

赤ちゃん自身に原因があり嫌がるケース

赤ちゃん自身に原因がある場合については、大きく分けると以下のようになります。

□ お腹の調子が悪い

赤ちゃんも人間です。体調のいい日、悪い日があって当然。特におしゃべりができない赤ちゃんの日常のルーティンに変化があった場合、月齢を問わず体調不良であることも十分に考えられます。

  • 便秘ぎみ
  • 下痢をしている
  • 風邪をひいている

など、おなかの調子が良くないのかもしれません。

 

□ 吸う力や体力が未熟

生後1カ月までの間なら、赤ちゃんの吸う力が弱いために、母乳を満足に飲めていないことがストレスになっているのかもしれません。

赤ちゃんにはもともと乳首に吸いつくという本能

吸啜反射(きゅうてつはんしゃ・きゅうせつはんしゃ)

がありますが、もちろん初めから上手にこなせるわけではありません。上手になるまで何度も練習が必要なんですね。

 

□ 乳首への混乱

初産のママは特に、生後1カ月くらいまでは母乳の出がよくないことがあります。そんな時には病院からミルクとの混合を勧められることでしょう。

ママのおっぱい、病院の哺乳瓶、お家にある哺乳瓶…いろいろな乳首を口に含むことで、

どれが自分の乳首なんだろう?

と混乱してしまうことがあり、この混乱が吸啜反射自体を弱めてしまうケースもあります。

 

□ 口内環境

生後2カ月以上になると、赤ちゃんでも口内炎ができることがあります。口内炎には大きく分けて二種類あり、以下のようなものが挙げられます。

アフタ性口内炎
【症状】口内炎と呼ばれるものは、多くがこれに分類される。歯茎や頬の裏、舌など広範囲で発生の可能性がある。【原因】傷をつけてしまった、口の粘膜が弱い、免疫力の低下、栄養不足、ストレスなど。
ウイルス性口内炎
【種類】・手足口病・ヘルパンギーナ・ヘルペス など

赤ちゃんの口内炎はこの記事をチェックしてくださいね!

”https://fun-mom.com/childcare/10439/″

 

□ 自然卒乳

生後5カ月以上になると、徐々に離乳食も始まり、母乳以外の味を覚えるようになります。そのため、他のものが食べたい!と、母乳を拒否するようになることも。

早い子では1歳になる前から自然と授乳量が減っていき、卒乳を迎える子もいるようです。

ママ(母乳)に原因があり嫌がるケース

ママ(母乳)側に何らかの原因があることも。

 

□ 母乳の出が悪い

母乳の出があまり良くなく、赤ちゃんが授乳時に満足できていなことも考えられます。お風呂に入ったときにじわっと母乳が出てくるようであれば問題はありません。

 

□ 乳首の形

乳首の形によっては、赤ちゃんが吸いつきにくいものもあります。

  • 陥没乳頭
  • 扁平乳頭
  • 短乳頭
  • 小乳頭

これらに当てはまる形状の乳首である場合、授乳の際に少し工夫をしてあげると赤ちゃんも飲みやすくなります。

 

□ 授乳の体勢

授乳の体勢が赤ちゃんにとって心地の良いものでないということもあり得ます。いつも同じ姿勢での授乳の場合、体勢が嫌だと感じているかもしれません。

 

□ 環境の変化

引っ越しや仕事復帰など、赤ちゃんをとりまく環境に変化はありませんか?言葉はまだわからない赤ちゃんですが、ちょっとした環境の変化をきちんと察知しているものです。

 

□ 不安感

ママが何かストレスを溜めこんでいたり、不安を抱えていたりしませんか?

  • 母乳育児に対するプレッシャー
  • ワンオペ育児に対する不満や不安

など、ママが不安定な状態でいる場合、赤ちゃんにも伝わってしまうことがあります。

 

母乳をあげたいのに嫌がるときの対策

赤ちゃん哺乳瓶_R

まずは、母乳を嫌がる原因を探ってみましょう。その上で、以下のような対策をいくつか試してみて下さい。

 

赤ちゃんに起因する場合

□ お腹の調子が悪い

母乳を拒否する以外に、何か気になる事はありませんか?

  • 吐き戻しが多い
  • よく泣くようになった
  • しばらく便が出ていない

などがあれば、風邪などの影響でお腹の調子が悪いのかもしれません。様子を見て病院を受診するなどしましょう。

 

□ 吸う力や体力が未熟

吸う力や体力が未熟な場合は、搾乳をして哺乳瓶から与える、ミルクを追加で与える、などのサポートをしてあげるとよいです。

ただし、

  • ママのおっぱいからの授乳を優先する
  • 出が悪い時間帯や夜間に哺乳瓶でサポートをする
  • 成長とともに哺乳瓶の使用回数を減らす

を意識しましょう。哺乳瓶に慣れすぎてしまうことで、逆に母乳を嫌がってしまうこともあります。

 

□ 乳首への混乱

1日の授乳回数が10回以上になるように、母乳を与えてみましょう。赤ちゃんにとって「自分が吸うべき乳首はこれだ!」ということを認識させるためにも、頻回授乳を意識してみて下さい。

 

□ 口内環境

お口の中をチェックしてみましょう。白い斑点が見られたり、何か傷らしきものが見られるかもしれません。

アフタ性口内炎であれば、1週間程度で治りますが、ウイルス性の口内炎は病院の受診が必要です。様子を見て

  • 酷く痛がる
  • 発熱や発疹がある

ような場合はすぐに病院に行きましょう。

 

□ 自然卒乳

こればかりは赤ちゃんが選ぶ道なので、時期が来たと思って卒乳に向けた準備をしていくことが望ましいです。

私の息子はおっぱいが大好きで、断乳には苦労しました。しかし、友人の子は1歳直前に授乳回数が減ったタイミングで牛乳を少量ずつ与え、その結果、上手に卒乳することができたと聞きました。

 

ママ(母乳)に起因する場合

□ 母乳の出が悪い

張らない、出ない、そんな悩みをお持ちの方は、こちらの記事を参考にしてみて下さい。

”https://fun-mom.com/childcare/8009/″

食べ物や生活習慣も、母乳の出方に影響を与えることがあります。以下の記事を参考にしてみて下さい。

”https://fun-mom.com/childcare/7729/″

 

□ 乳首の形、授乳の姿勢

これらが原因で、授乳が嫌になってしまうママも少なくありません。以下の記事に大切なポイントをまとめていますので、参考にしてみて下さいね。

”https://fun-mom.com/childcare/7962/″

また、これらの問題から授乳がおっくうになってしまったり、嫌になってしまうケースも少なくありません。

ママの授乳の負担を減らすために大切なことをまとめています。

”https://fun-mom.com/childcare/7801/″

 

□ 環境の変化

思い当たる節がある場合、まずは赤ちゃんが安心して毎日を過ごすことができるように、ママやパパがたくさん声をかけてあげましょう。

授乳の際はしっかりと赤ちゃんに向き合い、ママ表情を見ながら安心して母乳を飲める時間をつくるようにしてあげるといいですね。

 

□ 不安感

  • 紙おむつか布おむつ
  • 母乳かミルク

など、育児書や一般論でこうあるべき!という論に振り回されないようにしましょう。

手段はあくまでも手段。大切なのは家族からの愛情です。

不安に感じていることがあれば、まずは地域のサポートセンターや保育所などで不安を打ち明けてみるのも大切です。専門家だけでなく、同じ立場や同じ悩みを抱えたママと話すだけでも気が楽になりますよ

 

まとめ

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母乳を嫌がられてしまうと、育児全てに自身をなくしてしまうくらいショックを受けてしまうこともあるでしょう。

しかし、いずれはきちんとした食事を摂るようになり、自分の意志を伝え、1人の人間として成長していきます。もしも母乳育児が思うように進まなくても、焦らず!悩みすぎず!

あなたはママとして赤ちゃんのために十分に悩み、考えています。それだけで母親として素晴らしいとは思いませんか。

解消方法もいろいろありますし、ミルク混合にしてもいいのです。育児に正解はありません愛情をもって、これからも大切に育てていく気持ちこそが大切です。