赤ちゃんが授乳中に泣いたり、暴れたりしたことはありませんか?
おっぱいを吸いながら暴れられると痛いし、あんまり辛そうに泣く赤ちゃんを見るとこちらまで辛くなってしまいますよね。
母乳がしっかり出ていないのか?足りていない?などと不安にもなってしまうママさんも多いと思います。
でも、授乳中に泣くのは母乳が足りないのが原因だと思いがちですが、ほかにも理由があります。
今回は、母乳が足りない以外で授乳中に赤ちゃんが泣く原因をまとめてみました。
困っているママさんは参考にしてみてください。
1.母乳が足りないだけが原因じゃない!他の理由はなに?
こんな風に悩んでるママさんは多いみたいですね。
赤ちゃんが授乳中に泣くのには、どんな理由があるのでしょうか?
むしろ出すぎている
母乳が足りないのでは?と思いがちですが、逆に出すぎていて泣いている場合もあります。
口の中が母乳であふれてしまって上手く飲めなくて泣いたりもするんです。
母乳の出が良い飲み始めによく見られる現象ですね。
泣く前にむせていたりもします。
私も、これはよくありました。
おっぱいをくわえて吸い出したとたん、「げほっ」とむせるわが子。
最初は不味くて吐きそうになってるのかとも思いましたが、そのあとはゴクゴクと良く飲みますし、飲んでる姿をみてても母乳が口から溢れているのが見えたりもしました。
飲み始めに、むせたり、泣いたりしたら母乳の出すぎを疑いましょう。
眠いけど眠れない
赤ちゃんは眠いのに眠れないと泣きますよね。
お腹がすいているけど、眠い。どうしよう!と泣いているときもあります。
ママからすれば、そんなこと言われても困ると思ってしまうでしょうが、こればかりは仕方のないことです。
そんなときは、一旦授乳をやめて寝かしつけてあげるのも良いかもしれませんね。
体勢が気に入らない!
授乳するときの抱き方が気にいらなくて泣いている場合もあります。
赤ちゃんの中でのベストな体勢じゃないから、うまく飲めなくて怒ってしまうのです。
うんちが出そう
これ、うちの子もよくありました。
うちの場合は泣きはしなかったのですが、授乳中いつもと違ってしっかり吸ってくれないなんてときはこれでした。
そんなときは、授乳の体勢のままにして少し様子をみていました。
そうすると、良い音(笑)と共にすっきりしてご機嫌になりました。
うんちが出ないのが原因で泣く子も多いので、少し様子を見てあげましょう。
飲みすぎてお腹いっぱい!
お腹がすいて泣いていると思い、すぐに授乳をしてしまったときなんかにみられます。
特に新生児期の赤ちゃんは満腹中枢がまだ発達していません。
お腹がすいていなくても、ママのおっぱいを口に入れられたら飲んでしまいます。
そのせいで、お腹がぱんぱんになってしまって苦しくて泣いている場合もあるのです。
2.泣かずに飲んでもらうためには?
搾乳してから飲ませる
母乳が出すぎていて赤ちゃんがむせてしまっている場合などには、授乳前に少しだけ搾乳するようにしましょう。
母乳は飲み始めが一番よく出ます。
母乳の出が良いママさんだと、飲み始めなんかはピューッと噴水のように出ています。
そのせいで、赤ちゃんがむせて泣いてしまうのです。
なので、初めに搾乳して母乳の出を少し抑えてあげましょう。
抱き方を色々ためしてみる
授乳中の抱き方には様々な種類があります。
横抱き、交差横抱き、フットボール抱き、縦抱きなどなど。
いつも横抱きで授乳していて泣くようでしたら縦抱きにしてみる、など色々試してみましょう。
赤ちゃんとママが一番しっくりくる抱き方が見つかるかもしれません。
赤ちゃんの抱き方はこちらの動画を参考にしてみてください。
飲みすぎの場合は、あやしてから
もし、飲みすぎで泣いている場合は、泣いたらすぐに授乳ではなくあやしたりしてからあげるようにしましょう。
赤ちゃんはオムツや空腹時以外でも泣きます。
部屋の温度や、ただ甘えたい場合など泣く理由は様々です。
なので、泣いたらすぐに授乳をするのではなく、
オムツ交換をする
→温度などの確認、調整
→抱っこしたりあやしてみる
→それでも泣き止まない場合は授乳
というようにしていきましょう。
ただし、本当にお腹がすいているときはお口をパクパクさせていたりもするので、その場合はすぐに授乳してあげましょうね。
それでもだめなら哺乳瓶
上記のことを試してみてもダメなら、搾乳したものを哺乳瓶であげてみるのも良いでしょう。
おっぱいでは飲まなくても、哺乳瓶だとしっかり飲める子もいます。
あまりにも授乳のたびに泣く場合などは、哺乳瓶で与えるのも試してみてください。
3.母乳がおいしくないのかも!?
母乳は血液から作られるのは、もうご存知ですよね。
では、母乳がママの食べたものや体調によって味が変わるのはご存知でしたか?
ジャンクフードなどの揚げ物や、ケーキなどの甘いものばかり食べていると不味くなると言われています。
味だけでなく、ドロドロの母乳になって飲みづらい母乳になってしまいます。
母乳が冷えやすくてドロドロしているなら赤ちゃんも便秘になりやすくなります。母乳の質を良くするために、ママの食事と体の冷えに気をつけましょう。
— 赤ちゃん大辞典 (@akagoda) April 17, 2017
だから、産後も和食中心の生活を送るようにと言われているわけですね。
赤ちゃんのためにも、食生活を見直してみると良いでしょう。
4.でも、やっぱり母乳が出ているか心配なママさんへ!
母乳の出が原因じゃないかと心配なママさんは、おしっこの回数が極端に減っていないか、体重がしっかり増加(30g/日)しているかなどを確認してください。
ほかにも、搾乳をしてみてどのくらいの量が出ているかを確認してみるのも良いでしょう。
搾乳器や、手でしぼるより赤ちゃんに吸ってもらったときの方が量は出ますが、だいたいの目安にはなりますよ!
5.幸せな授乳タイムに!
いかがでしたか?
授乳の時間は、ママと赤ちゃんにしか出来ないコミュニケーションであり、スキンシップでもあります。
そのせっかくの時間が、赤ちゃんが泣くことによってストレスがたまる時間になってしまっては勿体ないですよね。
しっかり赤ちゃんの気持ちになって対策をして、二人だけのかけがえのない授乳タイムにしていきましょう!