臨月に便意が頻繁にあるのに出ない?もしかして陣痛の兆候かも?

妊娠初期

臨月に入ると、突然これまでとは違った便意の変化を感じる妊婦さんも少なくありません。

  • 頻繁に便意を感じるようになった
  • 便意はあるのに出ない
  • 突然便秘になってしまった
  • 下痢のような腹痛を感じることが増えた

 

など、違和感や不快感が現れてきてはいませんか?

それはもしかしたら、出産が近づいてきている証拠かもしれません。

臨月ママの便意について、原因や陣痛との関係をまとめました。

 

臨月で出産が近づくと、これまでとは違う便意も

まとめ_R

臨月に感じやすい便意の変化

便意の変化には様々な要因があるのですが、やはり、臨月というのは出産に向けて身体も最終調整に入る時期なので、変化が現れやすい時期だと言えます。

 

便意の変化の原因

■身体が出産に向け、すっきりしようとする

間もなく始まるお産に向けて、体内の余計な老廃物は出してしまおうとすることがあります。これまで便秘気味だったのに、

突然便意を感じることが増えた

という方は、出産の日も近いかもしれません。

 

■黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響

黄体ホルモンは妊娠後期(8~9ヶ月ころ)が最も多く分泌される時期です。

黄体ホルモンの主な役割は分娩までに安定した妊娠が継続できるようにすること、以下のような働きがあります。

  • 子宮の収縮を抑える
  • 大腸からの水分吸収を促進する

大腸からの水分吸収を促進するということは、便の水分が奪われ、硬く排便しにくいものになってしまうのですね。

これまで順調に便意を感じていたのに、臨月に入る頃から急に便秘気味になったという方は、黄体ホルモンの影響を受けているためだと思われます。

 

■赤ちゃんが下がり、子宮によって圧迫される

出産が近づくとお腹が下がってくると言われるように、赤ちゃんの位置が下の方へ移動します。

その結果、

  • 胎動が鈍くなる
  • 尿漏れをすることがある
  • 便意を感じやすくなる

などの変化を感じやすくなります。

便意の変化とともに、お腹の位置が下がってきたと感じたら、出産の日も間近です!!

 

それではそれぞれのパターン毎に詳細をみていきましょう!!

 

パターン①【便意は感じるが、出ない】

わたしが初産の初めての陣痛はまさに便意でした。

(お腹の張りは気にしなかったので分かりませんが・・・)

陣痛とは気づかず何回もトイレを往復しました。

私の場合は何も出なかったのですが、定期的に腹痛があったので

時間を測ったら15分間隔でした。

10分間隔で病院に電話をして、入院・出産しました。

間隔の時間がバラバラなら前駆陣痛かもしれません。

取り合えず、腹痛があったら時間を測って様子を見たほうがいいですね!!

(xgngw077さん)

便意を感じ、実際に出るという方もいれば、トイレに行っても何も出ないという方も。

臨月とあって、力いっぱいいきむのは怖いですよね。

実はこの便意に感じる違和感は、上の方もおっしゃるように前駆陣痛の可能性もあるのです。

 

前駆陣痛の可能性

前駆陣痛とは、陣痛に似たような痛みを不定期に感じることです。

実際にはお産に直結する物ではなく、陣痛に向けての準備段階のようなもの。

この前駆陣痛が便意と非常に似ているんですね。

 

便意を感じトイレに行くけれど、実際は排便すべきものがない状態なので、いきんだところで何も出てきません。

そんな時は無理に出そうとせず、前駆陣痛の間隔を計ってみて下さい。

あまりに頻繁に便意を感じるようであれば、産院に連絡し指示を仰ぎましょう。

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パターン②【便意を感じなくなり、便秘が続く】

便意を感じる方とは反対に、臨月に入って突然便意を感じにくくなった、という妊婦さんもいます。

これまで快調に排便できていたのに、ある時から便秘気味に…ということも。

先ほども説明しましたが、これには黄体ホルモン(プロゲステロン)が大きく関わっていると言えます。

出産がすぐそこ、というわけではありませんが、身体がその準備をしていることは確か。

万が一、出産当日まで便秘が続くようであれば、出産前に下剤で排便を促されることもあります。

便秘が苦しいと感じたら、早めに産院で相談してみるといいかもしれません。

 

便秘対策

■食物繊維を摂る

まずは毎日の食事で体質改善を図りましょう。食物繊維を多く含む食材を摂取することが大切です。

ただし、食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、この両方をバランスよく摂取するとより効果的です。

≪水溶性食物繊維を含む食材≫
  • こんにゃく
  • 海藻
  • 果物
≪不溶性食物繊維を含む食材≫
  • 豆類
  • 根菜
  • キノコ類
  • いも類

食物繊維が腸内でスムーズな働きをするためには、水分も不可欠です。食物繊維の摂取に加え、水やお茶の摂取も心がけましょう。

 

■オリゴ糖を摂る

便秘薬に抵抗がある方は、オリゴ糖の摂取をおすすめします。高純度のオリゴ糖は腸内で善玉菌を増やす働きがあり、排便に効果的です。

オリゴ糖をぬるま湯に溶かして飲んだり、料理に加えたりして、毎日定期的に摂取してみましょう。

 

■産院で薬を処方してもらう

産院で便秘を相談すれば、妊娠に影響のない薬を処方してくれます。

便に水分を与えて柔らかくし排便を促す薬ですので、安心して使用することができます。

 

■適度な運動をする

便秘対策だけでなく、出産のための体力作りも兼ねて、臨月に入ったら毎日適度な運動を続けましょう。

よく言われるものに床の拭き掃除がありますが、その日の体調に合わせて無理なく続けられるものがいいですね。

  • マタニティヨガ
  • 散歩
  • ストレッチ

などで血行を良くしておくことも大切です。

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パターン③【下痢のような便意を感じる】

ただの便意ではなく、下痢のような腹痛を伴うこともしばしばあります。

臨月にはこのようなトラブルも増えてきますが、間もなく出産を迎える証拠でもありますよ。

 

陣痛と下痢の見分け方

陣痛と下痢のお腹の痛みは似ていると言われています。

つまり、下痢だと思い込んでいたら、実は陣痛が始まっていた!なんてこともあり得るのです。

そこで、陣痛と下痢の見分け方について知っておくと安心です。

≪陣痛≫ ≪下痢≫
痛む場所 お腹全体 ゴロゴロした痛み
持続性 排便後も続く 排便後は治まる
間隔 規則的 不規則
他の症状 腰やお尻の痛み なし

あくまで一般的な違いではありますが、臨月で下痢のような感覚に見舞われた場合は、上記のようなポイントで、陣痛かどうかを確かめてみて下さい。

 

臨月に感じる便意の変化は出産の合図かも!

ホルモンの影響による便意の変化もありますが、それらも含めて、臨月は何かと排便のトラブルが多くなる時期です。

その多くは身体が出産に向けて最終調整に入っている証拠。前駆陣痛など、まもなく出産だという合図であることも。

妊娠37週にもなれば、正期産です。いつ陣痛が始まってもおかしくありません。

排便の変化を感じ始めたら、お産に向けて入院や心の準備も始めておくといいですね!

すてきなお産になりますように!

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