臨月になって背中が痛くて眠れない!
そんな方はいらっしゃいませんか?
私も妊娠後期から臨月にかけて時々背中に激痛が出ることがありました。
臨月といえば他にも様々な変化があり、そこへ背中の痛みもプラスされるのはつらいですよね。
ですから、背中の痛みは早めに対処して、その後は再発しないよう気を付けましょう!
臨月の背中の痛み。原因は?
肋骨が子宮に押し上げられる
妊娠後期から大きくなった子宮は内臓やろっ骨を押し上げてしまいます。
本来肋骨は呼吸により自然と動くようになっていますが、大きな子宮に押し上げられスペースがなくなると充分に動けなくなります。
そのため痛みが出るといわれています。
臨月になると子宮が下がってきますが、その時期には個人差があり、背中の痛みが続くこともあります。
姿勢によるもの
妊娠後期から、大きなお腹を支えるため背中を反った姿勢になることが増えます。
これにより背骨や背筋に負担がかかり、痛くなるというわけです。
負担をかけ続けることになるわけですので、それまで痛みがなかった方でも臨月になって突然ひどい痛みに襲われることがあります。
筋力不足
大きなお腹を支えるためには背筋が必要です。
しかし、妊娠中は体調不良やトラブルなどが多く、あまり動けない場合もありますよね。
そういった状態が続くと筋力が減り、背中の痛みが出てくることがあります。
胃の不調によるもの
胃に不調があるとお腹が痛むことは想像しやすいですよね?
しかし、意外と多いのが背中痛なのです!
妊娠後期から臨月にかけて子宮がとても大きくなるため、圧迫された胃は何かと不調になりやすい時期です。
特に、『背中の左側』が痛くなった時は『胃の不調』によるものの可能性があるため注意が必要です。
臨月の背中の痛みを緩和!対処法
妊婦でも施術可能な整体、マッサージへ行く
背骨や背筋の疲労による痛みの場合、整体や接骨院、鍼灸院に行くことも有効です。
しかし、妊娠中はデリケートで、特に臨月は破水などの危険もあるため、必ず妊婦さんへの施術の実績があるところを選びましょう。
中には、妊娠中期~後期は施術可能なものの、臨月は不可というところもあります。
事前に確認すると良いでしょう。
ストレッチをする
自分でできる対処法として、ストレッチがあります。
ストレッチをする際にも、破水などの危険があるため、体調を見て軽めのものを行いましょう。
湿布をする
背骨や背筋の疲労から痛みが出ている場合は湿布も有効です。
しかし、妊娠中に湿布をする場合は禁忌となる薬剤があるため注意が必要です。
- インドメタシン
- ボルタレン
- ケトプロフェン
これらの薬剤が含まれる湿布薬は、胎児に影響をもたらす可能性があります!
実際に異常が報告されているため、湿布を貼る際は必ず成分表を確認し、これらの成分が入っていないものを選びましょう。
たかが湿布と思わず、産院で相談して処方してもらうと安心です。
『妊娠初期の背中の痛み』はこの記事でも詳しく説明していますよ。
”https://fun-mom.com/kenko/7675/″
背中の痛みを予防!普段からできること
身体を温め血行を良くする
冷えなどから血行が悪くなっていると疲労が蓄積しやすくなり、痛みが出やすくなります。
ですから、日頃より血行を良くしておくと良いでしょう。
- お風呂はシャワーだけで済ませず湯船に浸かる
- 温かい飲み物を飲む
- ひざ掛けや湯たんぽを活用する
冬場はもちろん、意外に夏場もエアコンなどで身体が冷えやすいため、靴下を履いたり上着を準備して身体を冷やさないよう気を付けるようにしましょう。
血行促進に足湯もおススメです!!
”https://fun-mom.com/kenko/6919/″
寝具や寝る時の体勢を見直す
背中の痛みを防ぐためには自分の身体に合った寝具を使うことが大切です。
マットレスや敷布団は硬すぎず柔らかすぎないものを選ぶようにしましょう。
特にお腹が大きい妊娠後期から臨月にかけては寝る時の体勢も気を付けなければなりません。
妊婦さんの眠る姿勢は「シムスの体勢」が推奨されています。
シムスの体勢がしやすい抱き枕などもありますので用意しても良いでしょう。
産後に授乳クッションとして使えるタイプなどもありますので、自分に合うものを選択したいですね。
かわいいマタニティパジャマも見てみてください。
”https://fun-mom.com/fashion/5565/″
軽い運動をする
筋肉は使わなければ凝り固まり痛みの原因になります。
医師から安静指示などが出ていない場合は軽い運動をすると良いでしょう。
軽いストレッチやヨガ、ウォーキングもおすすめです。
ぜひ自分に合ったものを取り入れてみてください。
”https://fun-mom.com/lifestyle/4907/″
怖い背中の痛みもある!気になる時は病院へ!
背中の痛みは、凝りや筋肉の疲労によるものが多いですが、実は内臓に異常がある場合もあります。
胃、食道、腸、すい臓、肝臓、腎臓、卵巣、子宮など痛む場所により様々な可能性が考えられます。
中には怖い病気もあるため注意が必要です。
逆流性食道炎
代表的な症状は胸やけ、食後に喉が焼けるような感じがする、などですが、背中の痛みも出ることがあります。
妊娠中は胃が圧迫されていることからこの病気になりやすいといわれています。
腎盂腎炎
他の症状がないまま背中の痛みから発覚することもある病気です。
重症になると全身に細菌が回ってしまう敗血症になることもあり、母体も胎児も危険な状態になります。
妊娠中は免疫力が下がるため注意が必要な病気です。
背中の痛みのほかに、残尿感、下腹部やわき腹の痛み、発熱などの症状があります。
この他にも危険な病が潜んでいる可能性もあるため、背中の痛みが続く場合や痛みが激しい場合、他に症状がある場合は必ず受診しましょう。
まとめ
実は私も妊娠中に背中の激痛に悩まされたことがあります。
眠れないほど痛くて何事かと思い産婦人科へ行きましたが特に異常はなく、湿布をもらって帰りました。
やはり身体を動かさないでいると背中が凝りやすいため、私の場合は適度な運動が背中の痛みから解放されるポイントになっていたかと思います。
ぜひ皆様も自分に合う方法を探ってみてくださいね!