妊娠、出産、子育て…ほんの2~3年の間にママの身体は大きく変化しますが、やはり一番気になるのは産後の体型ではないかと思います。
母乳育児は痩せる!とか断乳をすると痩せる!と聞くと淡い期待を抱いてしまいますが、なかなかその通りにはいかないことも。
断乳をすると、ママの身体はどんな変化をするのでしょうか。また、痩せる人、太る人の差はどこにあるのでしょうか。
出産という一大イベントを経ても、そこから始まる育児生活。
ついつい自分のことは後回しにしてしまいがちですが、ほんの少し意識を変えるだけで身体は良い方向へ変化をしていきます。
身体が変われば心も変わります。ぜひ一緒に実践していきませんか。
断乳とは
日にちを決めて、ママ側がその日からおっぱいをやめることを断乳、徐々に授乳回数を減らしていき(減っていき)子どもが自然に飲まなくなることを卒乳と呼び、両者を区別して認識することが多いです。
近年では「乳を断つ」という言い方があまり好ましくないという理由から、どちらも「卒乳」とすることが多いようです。
以前は生後9ヶ月から1才頃に断乳の指導をしていましたが、母乳育児の心理学的な要素が重視され、1才以降も母乳を継続する旨が示されています。
ユニセフ/WHOでは母乳育児は短くとも2才までは続けられるべきであり、生後6ヶ月の初めには母乳に加えて適切な補完食(離乳食)を開始すべきと述べています。
母乳をいつまで与えるべきか、詳しくはこちらもご覧ください。
断乳すると痩せるの?
母乳育児の場合、授乳期間中は太りにくいと言われていますが、断乳のタイミングはどのような変化が起こるのでしょうか。
@tenten387
わかった!!!
一番痩せやすい3ヶ月過ぎてしまったし、
次は半年で、ラストチャンスが断乳のときなんやな!
がんばる。。痩せない限り二人目も無理やしな。。— 徳島のえみ (@tokuemi55555) 2016年6月10日
どうやら、断乳をきっかけに痩せたというママもいるようです。
断乳のせいか知らんけど激痩せしてる。前回より5kg落ちてる娘に付きっ切りで食べてなかったんかも…
— もえ (@m_ch17) 2016年5月20日
授乳してたら痩せるって言うけど、モジャは断乳してからの方が痩せやすいみたい。こぉなったら、めざせマイナス10キロ!!w
— MOJa (@MOJa723) 2013年1月24日
断乳後、ママの身体はどのような変化が起こっているのでしょうか。痩せる理由を見ていきましょう。
断乳後に痩せた!その理由
食欲の低下
授乳中はとにかくお腹が空きますよね。
それもそのはず、母乳はママの血液から作られています。血液量を増やし、ママと赤ちゃんの健康を支えていくためには、相当なエネルギーが必要なんですね。
授乳中の食欲についてはコチラもご覧ください。
断乳をするということは、ママの身体をこれまで通りに戻すということ。
母乳を作りだす必要がないので、エネルギーの消費も少なくなります。
そのため、授乳中に比べて食欲が低下し、摂取カロリーが授乳期よりも少なくなるので、痩せやすい時期だと言えるでしょう。
子どもの世話が運動に
断乳をする時期の目安として、次のことが挙げられます。
- 一人歩きができる
- ある程度硬さのある食事ができる
一人歩きができるということは、赤ちゃんの運動量も増えている状態です。行動範囲も広がるので、世話をするにも体力が必要になります。
更に、断乳を進めるとお子さんの食事量も増え、ますます体力もついてきていますから、外遊びやお散歩など、ママにとっても身体を動かす機会が多くなりますね。
このように、断乳をする頃の子どもの世話は体力を消耗するため、ママの身体は痩せやすい状態となります。
おっぱいが小さくなる
授乳期にはプロラクチンというホルモンによって乳腺がどんどん発達し、おっぱいが張った状態になっていました。
プロラクチンは赤ちゃんがおっぱいを吸うことが刺激となって分泌されます。しかし、母乳育児を終えると赤ちゃんが吸いつくことがなくなるので、プロラクチンの分泌量も減少していきます。
乳腺は発達することがなくなり徐々に衰退していくためにおっぱいはどんどんしぼみ、体脂肪や体重の変化に影響を与えます。
断乳後は痩せるだけじゃない!太る人も…
もちろん痩せるだけではありません。断乳をきっかけに太ってしまったママ達も多数。
よく断乳したら痩せるよーって聞くんだけど、断乳したら、一気に太った。なんでだー。
— 八木 (@yagikachan) 2017年4月10日
@enkarechan 母乳は痩せるよね〜。断乳した途端に体重増えたからね本当今も出し続けたいくらい(笑)
— ✿りりあ✿ (@grasshopper758) 2016年11月12日
痩せると聞いていたのに…なぜ太ってしまうのでしょうか。
出産・育児関連で言われていた真偽検証(私の場合)
・産後は生理痛が軽くなる→× 痛い。更に痛くなったし痛い期間も長くなった。
・復職したら大変で痩せる→× その分食に。
・断乳したら乳がなくなる→○
・断乳したら太る→○何でいい方に倒れないの
— はるこ (@haruharuko_haru) 2016年12月23日
私もおもしろいくらい、この通りでした!断乳しておっぱいは小さくなったのに、体重は妊娠前よりも増えていたんです!!
授乳中は妊娠前を下回っていたのに…。一体なぜなのでしょう。
やはり一番の原因は食事
私の場合、断乳後の食事量は減ったのですが、おっぱいを気にせず甘いものを食べられることが嬉しくて、食後のデザートと称してお菓子を食べるようになってしまったのです。
これまで我慢してきたものが一気に爆発したような感じです。結局、体重は妊娠前を上回ってから気が付き、食事内容を改めるようになりました。
今、息子は間もなく2歳ですが、ようやく私の体重も戻りつつあります。
@soo01120112
時まましゃん♡
甘いのも呑むよ〜ビールは嫌いだけど、日本酒も私も好き♡
10kg増は産後というより断乳後で増えたよ…
ただ太っただけじゃなくてたるんで太ったよ
時まましゃん痩せる時は言ってよ!焦るからww— え・ご・ま (@egoma_0113) 2016年5月26日
お酒の飲み方も気をつけたいポイントですね。
@Yukin_Manmenmi @tiy1130 @yu_chocoholic 授乳でいくら食ってても痩せる→断乳する→食べるペースは変わらん→気が付いたら赤子出した直後の体重より少し少ない程度(イマココ)
俺な。
— さとを@あんスタ推しイベ中 (@rkthyt) 2016年5月24日
食事量が変わらないのも、太ることにつながってしまいますね。
断乳後に気をつけたいこと
断乳をきっかけに、ママの身体は外側も内側も変化します。
外側の変化、つまり、痩せるか太るかは、やはり断乳後の食事内容にポイントがあると言えます。
また、日常で取り入れられる簡単なエクササイズもあります。
私が取り入れているのは、子どもと遊びながらできるエクササイズですが、子どもとのスキンシップにもなりおすすめなので、併せてシェアします。
食欲、食事内容の管理
言わずもがな、食事内容の管理は大切です。
今まさに断乳をしようとしている方は、1日350キロカロリー(おにぎり2個分くらい)は少なくしていくようにすると、カロリー超過を防ぐことができます。
また、欲を言えば、カロリーだけでなくメニューにも気を配りたいところ。
基本的には油をたくさん使ったものは避け、和食を中心に考えるのがベストです。一汁三菜と言いますが、お味噌汁などの汁物、主菜、副菜と、バランスよく合わせるのが重要です。
主菜にはしっかりとした良質なタンパク質を含む肉、魚、大豆、卵などを取り入れてみましょう。
副菜には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が含まれる野菜やキノコ、海藻類などを取り入れていくことをおすすめします。
私のように、授乳からの開放感で甘いものを摂りすぎてしまう…そういったケースにも要注意です。甘いものや高カロリーなものを摂らない!ではなく、ほどほどに。大切なのはバランスが取れている事です。
第二子、第三子と次の出産を希望する場合はなおさら、ママの身体を健康な状態に保っていけるよう、食生活を整えていくといいですよ。
続けやすい運動を取り入れる
先ほども述べましたが、日常のお世話でも十分ママの体力を使うことと思います。
しかし、職場復帰を控えているママや、どうしても食欲は急に抑えられないというママは、続けやすい運動を1つ取り入れることで、痩せやすい身体をつくることができます。
よく聞く運動としては、
- エレベーターやエスカレーターでなく階段を利用する
- お子さんと一緒にヨガやストレッチを行う
- 家事をしながら簡単エクササイズをする
があります。
以下の動画も参考にしながら、ご自身に合ったものを1つ生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
- お子さんと一緒に産後ヨガ
- 子どもと遊びながら鍛える産後エクササイズ
- 家事をしながらエクササイズ
断乳後の体型は、どう過ごすかで決まる
以上のように、断乳後の体型の変化は、断乳後のママがどのように過ごすかで大きく変わることがわかります。
食事や運動、当たり前のことと思われるかもしれませんが、育児や家事、職場復帰される方は仕事と、ママは時間に追われがち。ついつい自分のことは後回し…なんてことになりがちではないでしょうか。
日常生活すべてをきちんと整える必要はありません。特にお子さんが3歳くらいまでは、なかなかママが自由に使える時間もないと思います。
だからこそ、小さな1つを続けてみましょう。
不健康ではなく、健康的に理想の体型を。
痩せる身体よりも、太りにくい身体を。
1日の中の少しの時間をママのために活用してみてはいかがでしょうか。
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