新生児の育児って大変ですよね。
授乳、オムツ替え、沐浴、など色々大変なことは沢山ありますが、一番大変なのは寝かしつけではないでしょうか。
「ゆらしながら抱っこしてやっと寝てくれたのにすぐに起きた!」
「寝たと思ってお布団に置いたら起きてしまった!」
なんてことありませんか?
寝ている間だけが自分一人の時間だったりするのに、眠りが浅いのかすぐに起きてしまった!なんてしょんぼりしてしまうママさんも多いのではないでしょうか。
そんなママさんに少しでもお役にたてればと思い、新生児の睡眠についてまとめてみました。
1. 「寝ることが仕事」赤ちゃんの睡眠時間!
生まれたばかりの赤ちゃんは、びっくりしてしまうほどずっと寝ています。
私もよく寝る我が子を見ながら、ずっと寝ていて腰とか体痛くならないのかな、と心配になったこともよくありました。
赤ちゃんは「寝ることが仕事」です。
睡眠中に成長ホルモンが分泌され、発育を促していきます。
しっかり健康に成長していくために長い睡眠が大事なのです。
特に生まれたばかりは睡眠時間が一番長く、月齢毎に1日の睡眠時間は以下のようになります。
- 生後1か月くらいまで:だいたい1日16~18時間
1か月を過ぎたあたりから少しずつですが起きている時間が長くなっていき、
- 生後3か月くらいまで:約14~15時間
- 半年くらいまで:13~14時間
- それ以降は11~13時間
こうやって少しずつ外の世界に慣れていきながら、成長していくのです。
2.眠りが浅い? 起きる理由
赤ちゃんが起きてしまうのには様々な理由があります。
少しでも長く寝てくれるように、その原因を改善してあげましょう。
- お腹がすいた
- オムツが汚れている
- 暑いor寒い
- お腹がはっている(ガスがたまっている)
主にこの4つがあげられます。
他にも周りの音で起きてしまう場合もありますね。
ママにとってはたいしたことない物音でも、赤ちゃんがビクッと体を反応させることはないでしょうか。
そしてそのまま泣き出してしまう、なんてことよくあることだと思います。
赤ちゃんは浅い眠りのレム睡眠が、1日の睡眠時間の半分以上をしめていると言われています。
なので、小さな物音にも反応してしまうのです。
睡眠には浅い眠りと深い眠りがありますが、赤ちゃんは浅い眠りの方が多いそうです。
— 育児ネット (@ikuji_net) December 6, 2016
眠りの周期は大人と赤ちゃんでは違います。
大人はノンレム睡眠とレム睡眠の周期が90分周期ですが赤ちゃんはもっと短くなります。— 育児ネット (@ikuji_net) February 16, 2017
これは赤ちゃんの特性ともいえるので、仕方ないことだと思って他の要因を改善してあげましょう。
先にあげた4つは、ママが改善してあげれることだと思います。
赤ちゃんを寝かしつける前にチェックして、赤ちゃん自身もママ自身も快適に眠れる環境を作っていきましょう。
そして、ママのイライラは赤ちゃんに伝わってしまいます。
イライラしながら抱っこしてあやしているときは、本当に寝てくれなかったりします。
赤ちゃんには伝わってしまうんです。
大好きなママが怒っているのが分かるから更に泣いてしまいます。
そうなってくると快適な睡眠はほど遠くなり、眠りが浅いとか深いとかもう関係なくなります。
イライラしてしまうこともあるとは思いますが、そんなときはまず深呼吸をして気持ちを落ち着かせてからあやしてあげてくださいね。
3. 添い乳はやらない方がいい?眠りが浅い原因になる?
添い乳は夜間の授乳のときにとても楽ですよね。
ママ自身も横になりながら授乳できるし、赤ちゃんも布団に横になりながらおっぱいが飲めるので、布団に置くと泣いてしまうということも無いです。
でも、添い乳をすると眠りが浅くなるなんてことも言われています。
主な理由としては、
・赤ちゃんがおっぱいをうまく吸えない→すぐにお腹がすいてしまう
・おっぱいがないと寝付けない、すぐにおっぱいを探してしまう
などが言われています。
その他にも、添い乳で授乳をしながらお母さんが熟睡してしまい、赤ちゃんが窒息死してしまったなんて事例もあります。
わざわざ起き上がって抱っこして授乳したりしなくて良いのがメリットではありますが、それで頻繁に起きてしまうのでは元も子もないですよね。
ですので、大変だとは思いますが出来るだけ抱っこしながら授乳することをおすすめします。
4. 眠りが浅いときの呼吸の乱れ
眠りが浅いときに呼吸が乱れる赤ちゃんもいます。
呼吸が急に速くなったり、数秒間止まってしまう場合があり、それは眠りが浅いときに特に多いそうです。
我が家の子は無かったですが、新生児期にはよくあるとのこと。
成長するにつれ無くなっていくものだそうです。
そうは言っても、呼吸の乱れは親としては心配でたまりませんよね。
心配な方は寝ている姿をビデオなどに撮影して、小児科に受診することをおすすめします。
5. 赤ちゃんの快適な睡眠をつくってあげよう
赤ちゃんの眠りが浅いのはレム睡眠が大半をしめているので、仕方がないことではあります。
でも、ママがどうにか出来ることはしてあげたいですよね。
オムツの汚れや、室温調整などは寝入る前にできることです。
赤ちゃんに少しでも快適な睡眠を与えられるようにしましょう。
それがママさん自身の快適な睡眠にも繋がっていきます。
出来ることを全てやってあげても、起きて泣いてしまうこともあると思います。
そのときはママに甘えたいのだと思い、抱っこしてあげるなどして安心させてあげてください。