妊娠中の風邪、辛いですよね。
薬は飲めないし、熱や咳だけでも苦しいのにその上頭痛が!
本当にたまらないと思います。
仕事が忙しくて・・・
2人目、3人目がいるとゆっくり休めない・・・。
あなたがそのような状況なら、治りも悪く悩んでいるかもしれませんね。
そこで今回は風邪による頭痛でお悩みの妊婦さんに、ぜひ見ていただきたい9つの治し方をご紹介したいと思います。
妊婦さんの風邪による頭痛はなぜ起こる?
発熱するため
発熱すると血流が速くなります。速くなると血管が膨張し、神経を刺激します。そのため痛みが生じるとされています。
音や光の刺激があったため
頭痛は音や光の影響を受けやすいと言われています。
最初は気になるほどの痛みではなくても、それらの刺激を受けて痛みが増す可能性もあります。
水分不足だったため
あなたはこまめに水分補給できていましたか?
もしできていなければ、水分不足で痛みが生じていたかもしれません。
発熱すると体から水分が少なくなります。そうなると血液中の水分が減少。血液循環が悪くなり痛みが生じます。
熱中症や脱水症状も頭が痛くなる症状がまず出てきますよね。それがいい例です。
鉄分不足で頭痛
妊娠中は鉄分が不足しやすいというのはあなたも聞いたことがあるかもしれませんね。
鉄分不足、つまり貧血状態で頭痛が生じる場合があります。
貧血は血液中のヘモグロビンが減少する状態にあります。すると全身に新鮮な酸素が運べなくなり痛みが生じます。
単に「風邪によるもの」だけでなく、このような妊婦特有の原因も痛みを助長している可能性があります。
妊婦さん必見!9つの風邪頭痛対策
痛みがある部分を冷やす
冷やすことで血流が穏やかになり、痛みが緩和されます。
保冷剤や氷水を入れたビニール袋を濡れタオルで包んだもの等を利用して冷やしてみましょう。
暗くて静かな場所で休む
環境が可能であれば他の対策と合わせて摂り入れてみましょう。神経を穏やかに保て少し楽になるかもしれません。
水分補給をする
妊娠中は食べ物・飲み物合わせて2Lの水分補給が理想的と言われています。
発熱するとこれ以上の水分が必要となるので、こまめに水分補給をしましょう。
とくに白湯はおすすめです。温かいものは水分の吸収がしやすいからです。寝る前に飲むとより効果的だそうです。
ポカリやアクエリなんかもお勧めです。
関連記事水以外で風邪のときにおススメの飲み物は?
鉄分をとる
乾燥大豆・小松菜・切干大根・ほうれん草・高野豆腐・納豆などは鉄分が多く、妊婦さんにとくにおすすめです。
もしこれらの食材の摂取が難しいなら、青汁、栄養ドリンクなど鉄分を多く含んだものをとりいれることも一つの手です。
この時ビタミンCと一緒に摂取することをおすすめします。実はビタミンCは鉄分の吸収を促進する特質をもっているのです。
関連記事納豆もいいけど食べ過ぎ注意な理由とは?
カフェインの摂取
え?妊娠中にカフェインはあまりよくないのでは?と思ったかもしれませんね。
しかしカフェインには血管を収縮させるという「頭痛には嬉しい作用」が期待できるのです。
鎮静作用があるとして実は薬にも使われています。
もちろんとりすぎはよくないので、コーヒー等1日1杯にとどめておくほうがいいでしょう。
関連記事妊婦さんがコーヒーを飲むときの注意ポイントとは?
頭痛に効果的なツボを押す
ツボを押すことで、拡張した血管を抑えて痛みを緩和することができます。
こちらの動画では妊婦さん向け頭痛解消のツボ押しが紹介されています。
首の血流をよくする
頭痛だけでなく発熱にも効果的とされています。
首を左回し、右回しそれぞれ5回ずつゆっくりまわしてみてください。少し楽になるかもしれません。
これでしたら仕事中でも比較的違和感なく、短時間でできるのではないでしょうか。
お風呂に入る
血液の循環がよくなり楽になる可能性があります。
お風呂に入ったついでに、目の上にゆるめにしぼった温かいタオルを置いてみましょう。
これは眼精疲労からくる頭痛にも効果的な方法なので、心当たりがある人にはとくにおすすめです。
ハッカ油をぬる
ハッカ油は冷却と加温の両方の効果をもっているため、頭痛に効果的と言われています。
こめかみに1滴すりこむだけで楽になるそうです。
また特有のメントールの香りにはリラックス効果があるとされています。
痛みで疲れた心も同時に癒してくれる強い味方となるでしょう。
ハッカ油は薬局やドラッグストア等で取り扱いがあります。
頭痛の対処法についてはこちらの記事でも紹介されています!
関連記事妊娠初期の頭痛をラクにする!流産の心配は?
妊婦さんの風邪頭痛 これだけは注意!
・経験したことがない激しい痛みがある
・手や他の部分がうまく動かせない
・いつものように話せない
・1週間以上経過しても治らない
以上のよう症状が出ている場合、他の病気が隠れている可能性があります。
できるだけすぐに受診するようにしましょう。
また、自己判断で薬を飲むこともやめましょう。
頭痛が長引くと辛いことはわかるのですが、これは危険行為です。
薬の成分によっては「新生児高血圧症」や「羊水過少」などの症状を引き起こす可能性があります。
赤ちゃんの成長が著しい妊娠初期はとくに注意が必要です。
薬についての注意点はこちらの記事でも紹介されています。
関連記事妊婦の風邪に葛根湯は?副作用・影響があるってホント?
最後に
いかがでしたか?意外にも薬に頼らず風邪の頭痛を緩和させる方法があったのではないでしょうか?
あなたのライフスタイルにあったものから試しに取り組んでみてください。
また、妊娠中は風邪になりやすい状態です。
日頃より免疫力を高めることに効果的なビタミンCを摂取する、マスクを着用するなどして風邪対策も万全にしておきましょう。
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