どうしたらいいの?妊婦がインフルエンザA型に!赤ちゃんへの影響は?

マタママ

インフルエンザの中で最も流行しやすいのがインフルエンザA型です。

 

担当産科医に勧められて、既に予防接種を受けた方もいるかもしれませんね。

しかしこのインフルエンザA型、予防接種をしていてもかかってしまう可能性があることをご存知ですか?

厄介な特質があるので、妊婦さんは要注意です!

厄介って…もし感染したらどうしたらいいの!?と思ったかもしれませんね。

何より赤ちゃんにどのような影響があるのか心配だと思います。

 

そこで今回は妊婦がインフルエンザA型にかかったらどう対処したらいいのか、どのような影響が考えられるのかをご紹介したいと思います。

 

インフルエンザA型の特徴、症状は?

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インフルエンザA型の特徴

11月から徐々に感染者が増え、12月に急激に増加。

1月下旬から2月初旬ごろ感染者がピークになる傾向があります。

ウィルスの潜伏期間は1~3日と言われています。

症状が急激に悪化するので、できるだけ早めの処置が必要です。

 

A型にはとくに厄介な特質が2つあります。

重症化しやすく合併症が起こりやすい

1つ目は重症化しやすく合併症が起こりやすいという点です。

合併症例としては気管支炎、副鼻腔炎、急性胃腸炎等があります。

妊婦はただでさえ使用できる薬が少ないですから、このように他の症状が出てくると非常に耐えがたいものがあります。

ウィルス自体が変化する能力をもっている

2つ目はウィルス自体が変化する能力をもっていることです。

毎年少しずつ変異をしているため、仮に予防接種をしていても私たちの免疫システムが働くまえに侵入してしまうことがあります。

 

インフルエンザA型の症状は?

主要症状は3つです

  • 38~40℃の高熱
  • 悪寒・寒気
  • 筋肉痛・関節痛

 

これに加えて風邪に似た様々な症状も起こります。

  • 鼻水・鼻づまり・くしゃみ
  • 喉の痛み・咳・たん
  • 呼吸困難・頭痛・めまい
  • 全身倦怠感・食欲不振
  • 腹痛・嘔吐・下痢

 

インフルエンザA型とB型の違い

B型も耳にする種ですが、本当のところどのような違いがあるかわからない!という人もいるのではないでしょうか?

B型はA型と同じように変化能力を持っていますが、そのスピードはゆるやかです。

そのためA型ほどの流行性はなく、感染確率が低いです。

 

しかし同時に免疫を持っている人が少ないので、家族の1人が保菌すると間違いなく感染するとも言われているようです。

またB型はA型のような急激に症状が現れるタイプではありません。

そのため「気づきにくい」というところも厄介なポイントになります。

 

インフルエンザB型の症状については、詳しくこちらの記事で紹介されています。

”https://fun-mom.com/kenko/6348/″

 

 

妊婦がインフルエンザA型に感染したらどのような影響がある?

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インフルエンザA型の妊婦への影響

一番の影響は重症化しやすいということです。

 

妊婦がインフルエンザに感染した際、

一般の人より集中治療室に入る確率はなんと10倍も高いのです。

 

妊娠中は免疫力が低下しているということは、あなたもなんとなく聞いたことがあるかもしれませんね。

そのような状態で

妊娠初期    → つわりの影響(嘔吐・食事がとれない)で体力を消耗している

妊娠中期・後期 → 赤ちゃんの分まで酸素がたくさん必要=心配機能が低下しやすい

上記のようなことが重なると、重症化し肺炎・気管支炎・インフルエンザ脳症などになる可能性が出てきます。

 

インフルエンザA型の赤ちゃんへの影響

胎盤を通して、ウィルスが直接赤ちゃんを攻撃することはほぼないと言われています。

ただ重症化するとリスクを招く恐れがあります。

高熱が続くと流産早産になる可能性が出てきます。

 

以上のことより「インフルエンザによる重症化」。

これが赤ちゃんにとってもあなたにとっても危険ということがわかると思います。

”https://fun-mom.com/kenko/6310/″

 

もしもインフルエンザA型にかかったら?抗インフルエンザ薬は大丈夫?

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インフルエンザのような症状を確認したら直接産婦人科に行かず、まずは連絡するようにしましょう。

産婦人科で対応してくれる場合もありますが、他の妊婦さんへの感染を防ぐため、一般病院を勧められることもあるからです。

 

他の健康な妊婦や褥婦への感染を予防するために、かかりつけ産婦人科医を直接受信することは極力避け、地域の一般病院受診をお勧めします。あらかじめ受診する病院を決めておくと安心です。もし、一般病院での受診が困難な場合には、かかりつけ産婦人科医が対応します。この際にも事前に電話をして受診します。これは他の妊婦への接触を避けるために非常に重要な注意点になります。

引用:社団法人 日本産科婦人科学会「妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対しての 新型インフルエンザ(H1N1)感染に対する対応Q&A

 

症状を確認したら、できるだけ早く診てもらいましょう。

発症48時間以内だとタミフル・リレンザ等抗インフルエンザ薬が使用できます。

重症化を防ぐには最も効果的です。

過去にインフルエンザで亡くなった妊婦さんは抗インフルエンザ薬の投与が遅れ、重症化したことが原因と言われています。

 

抗インフルエンザ薬の安全性は?

妊娠中は薬に慎重になっている時。当然安全性も気になりますよね。

日本産科婦人科学会では、タミフル・リレンザが今のところ母子ともに有害な副作用をもたらしていないと発表しています。

投与したことで心配される流産・死産・早産・低出生体重児・胎児発育不全児になる確率に関しても、増加していないそうです。

 

リレンザの安全性・影響については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

”https://fun-mom.com/kenko/6340/″

 

抗インフルエンザ薬を服用した妊婦さんの感想です。

 

 

もしもあなた以外の家族がかかってしまったら、抗インフルエンザ薬があなたの予防薬となって働いてくれます。

 

病院にもよるかもしれないですが、インフルエンザ患者と密に接触する妊婦には予防で処方してくれるようなので、一度産婦人科に電話で聞いてみる等してみると良いかもしれませんよ(^^)

引用:YAHOO知恵袋「妊婦の方でインフルエンザA型に掛かった方…」

 

インフルエンザA型が家族から家族へ感染する確率は約8~10%です。

もしかかった人がお子さんで、あなたが一番身近でお世話をするとなると、当然確率も上がってきます。

その場合は薬の服用を検討・医師に相談した方がいいかもしれませんね。

 

予防接種もした方がいい?

睡眠をしっかりとる、マスクをする、免疫力をつける食事をする等大切な予防策はたくさんあります。

しかし最も効果的な予防策は「予防接種を受けること」と言われています。

 

妊娠中に予防接種を受けて大丈夫なの!?と思うかもしれませんね。

しかしインフルエンザワクチンを受けてこれまでに母子ともに有害な副作用が出たとの報告はありません

こちらの動画で妊婦さんの予防接種について詳しく紹介しています。まだ受けていない方は参考までにご覧ください。

 

予防接種を受けると、もしインフルエンザにかかっても重症化しにくいと言われています。

 

 

妊娠しているとはいえ、症状により必ず薬が処方されるとは限りません。

もしも感染した時、できるだけつらくないようにするためにも予防接種を受けておくと安心かもしれませんね。

 

妊娠中期のインフルエンザ予防接種については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

”https://fun-mom.com/kenko/6392/″

 

最後に

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インフルエンザA型は最も流行しやすいインフルエンザなので妊婦さんは要注意です!

直接お腹の赤ちゃんを攻撃するということは、まずありません。

しかしあなたが重症化すると流産・早産を招く恐れがあります。

そうならないためにも、日頃の予防はもちろんまだの人は予防接種も受けられるといいでしょう。

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