妊娠超初期の運動・スポーツは大丈夫?着床や流産への影響は?

妊娠初期

「妊娠超初期に運動しても大丈夫?」このような心配をしたことはありませんか?健康や美容のために定期的に体を動かしている方なら気になることですよね。

あなたがベビ待ちさんなら「着床や流産に運動が影響を与えないか」というところも気になるポイントだと思います。

しかし一見悪影響を及ぼしそうな運動も、適切な運動量と運動の種類によっては妊活・妊娠中には嬉しい効果が期待できるのです。

 

今回はそんな妊娠超初期の運動についてご紹介したいと思います。

 

妊娠超初期の運動は大丈夫?

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あなたが妊娠に気づかず、うっかり運動していたとしてもこの時期はとくに問題ありません。

排卵~着床時期の運動

妊娠超初期の運動でとくに心配なことは「受精卵がダメになってしまう」とか「せっかく着床しかけていたのに妊娠が成立しなくなってしまった」ということではないでしょうか?

ご安心ください。そのような心配はありません!

この頃の流産原因は母体ではなく、受精卵に問題があり妊娠が成立しないということがほとんどです。

むしろ排卵力や着床率がUPするとして、妊娠超初期の運動は効果的だそうです。

妊活中の運動 

運動不足は不妊原因のひとつであることをご存知ですか?

運動で血流がよくなると卵巣まわりの血流もよくなります。血流がよくなるとホルモンの分泌も高まるそうです。

卵子の質もよくなるので、適度な運動は妊娠力UPに効果的なのです。

ちなみに妊活中の男性も精子の質がよくなるそうなので、適度な運動をおすすめします。パートナーと一緒に体を動かして楽しい時間を共有するのもいいかもしれませんね。

ただし激しい運動はマイナスになることがあるので注意が必要です。

激しい運動を長時間すると大量の活性酸素が体内に発生します。それにより卵巣に悪影響を及ぼしてしまうと卵子の老化につながります。

 

妊娠超初期の運動のメリット

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上記でベビ待ちさんに効果的であることを少しお話しましたが、これから赤ちゃんを育てていく上でもこの時期の運動はメリットがあります。

子宮の代謝UPに効果的

子宮の代謝が悪いと胎盤がちゃんとできず、赤ちゃんに栄養をうまく送ることができなくなります。

こうなると最悪の場合ちゃんと育たないまま流産してしまうということも考えられます。

運動をすることで子宮の代謝UPになり、そのようなリスクも軽減することができます。

筋肉をつくり、体を温めることができる

筋肉は熱を作りだす特徴があります。実は体の熱の60%以上も筋肉が生産しているのです。

運動をして筋肉をつけていくことで、低体温や冷えの改善につながります。

良質な睡眠につながる

運動することで血行が促進すると、よりよい眠りに繋がります。

決まった時間に良質な睡眠がとれていると排卵日のサイクルも整ってくきます。また、妊娠してからの睡眠も今後の赤ちゃんの成長のために重要なことです。

 

運動する時の注意点

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無理はしない。体調が悪い時はしない。これは守りましょう。

 

また妊活中・妊娠中は以下のような運動はあまりおすすめできません。

・サッカー・バスケットなど激しく動き続ける「無酸素運動」

・思い切り力を入れるような筋トレ

・登山やフルマラソンなど時間を長く使う運動

・過度なダイエットのための運動 

・オリンピック選手なみのハードなトレーニング

普段から上記のような運動をしつづけている人なら、妊娠と気づく前に少々行っても問題がない場合が多いです。

しかし普段あまり運動をしない人が突然このような運動をするということは要注意です。妊娠している可能性が少しでもあるなら控えておく方がいいでしょう。

 

妊娠超初期におすすめの運動は?

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この時期は以下のような有酸素運動(ゆっくり呼吸をしながら継続して行える運動)がおすすめです。短期集中よりは1~3日に1回等継続して行うとより効果的です。

ウォーキング

1日30~40分を目安にするといいでしょう。ただ買い物に行くだけ、通勤で駅まで、それだけでも立派なウォーキングです。

日光を浴びて歩くと自律神経を整えることにもいいようですよ。

水泳

水泳は冷えるからあまりしない方がいいのでは?と思うかもしれませんが、効果的な有酸素運動です。

体表面の体温は低下しても、泳ぐことで体の内部は温まってきます。

ベリーダンス

激しい動きのイメージがあるかもしれませんが、ゆっくり動作すれば問題ありません。腰回りを動かすので骨盤周辺の血液の流れがよくなります。

ストレッチ

運動が苦手でも気軽にはじめられるところが魅力です。

骨盤位置を矯正するようなストレッチは子宮位置の改善・卵巣への圧迫を取り除いてくれる効果が期待できます。

ヨガ

体の筋肉を無理なく使うことができるメリットがあります。

ヨガは自律神経に関わる呼吸を意識した運動なので、妊活中にも妊娠中にも適しています。

このような動画もあるので、お時間がある方はぜひ試してみてください。

生活の工夫でちょっとしたエクササイズ

モップがけ雑巾がけも、ゆっくり行ってもいい運動になりますよね。パソコンに向かう姿勢を正すだけでも腹筋が鍛えられます。

あなたが事情で外に出られないとしても問題ありません。このように探してみれば手軽にできる運動があります。

 

妊娠がわかってからの運動は?

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妊娠超初期に運動をしても問題ないと言いましたが、妊娠がわかってからは例えこの期間であっても「激しい運動」は避けましょう。

なぜならもしわかった状態で激しい運動をしてしまうと、最悪の場合あなたが後悔し続けることになるからです。

運動直後にあなたの身に何かあれば、例えそれが原因でなくても自分を責め続けることになると思います。

またあなたや赤ちゃんの経過によってはゆっくりとした運動も行えない場合があります。

やりたい運動がある場合は自己判断せず、念のため医師に確認しましょう。

 

最後に

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妊娠超初期に運動してしまったとしてもとくに問題ありません。

ただし妊娠がわかってからの激しい運動は避けましょう。無理はしない、体調がすぐれないときはしないということも大事です。

妊活・妊娠中の適度な運動は嬉しい効果が期待できます。可能なら定期的に続けていきましょう。

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