普段から、リラックスタイムにコーヒーを楽しんでいるという人は多いでしょう。
でも、気になるのが、妊娠とカフェインの関係です。
妊娠に気付いたら5週くらいだったということも珍しくないので、『妊娠してから少しの間、コーヒーを気付かず飲んじゃったけれど、赤ちゃんに影響ない?』と不安に思うママもいる事でしょう。
1日2~3杯なら神経質になることはありません!
妊娠中のカフェイン摂取についてまとめていきます。
妊娠中のカフェインの影響
世界保健機構では?
世界保健機構(WHO)・・・コーヒーカップ3~4杯/日
カナダ保健省・・・300㎎/日
オーストラリア保健・食品安全局・・・300㎎/日
英国食品安全庁・・・200㎎/日
日本では、厚生労働省からハッキリとした目安はしめされていません。
胎児に悪影響が出る可能性があるので、ひかえましょうという感じです。
科学的な証拠が揃っていない
下のような、胎児への影響が心配されるとしていますが、1日300㎎(ドリップコーヒー3~4配分程度)までのカフェインなら、問題ないとされています。
アルコールほど、研究結果としてハッキリした悪影響があることが証明されていないのです。
<カフェインの胎児への影響>
早産・死産、発育不全
胎児のカフェイン症候群
赤ちゃんに落ち着きがない
赤ちゃんが興奮しやすい
カフェインが多いものは?
コーヒーを妊娠超初期で1日4杯以下、カフェイン300㎎以下の摂取量なら、神経質にならなくても良いという事なので、妊娠に気付いたら、ちょっとお休みするくらいのとらえ方で大丈夫です。
- ドリップコーヒー 100~120mg/杯(150ml)
- インスタントコーヒー 50~70mg/杯(150ml)
- カフェオレ 40mg/杯(150ml)
コーヒーはドリップしたもの、深煎りより浅煎りがカフェインが高いです。
- 紅茶 60~80mg/杯(150ml)
- インスタント紅茶 30mg/杯
- コーラ 60mg/(340ml)
- ココア(4g) 10~20mg/杯150ml)
紅茶やココア、コーラに意外とカフェインが多いことがわかります。
紅茶にはタンニンが多く、食事中や食後に飲むと鉄分の吸収を邪魔してしまうので、貧血が心配なママさんは、特に気をつけてみてはいかがでしょうか。
ただ、タンニンはカフェインと結びついて効果をマイルドにするという説もあります。
- 煎茶 30~40mg/杯(150ml)
- 玉露 225㎎/杯(140㎖)
- ウーロン茶 40~50mg/杯(150ml)
意外に玉露は、カフェインが多いですね。
- 番茶 15mg/杯(150ml)
- ほうじ茶 40mg/杯(150ml)
- マテ茶 20~100mg/杯(150ml)
- 抹茶 45mg/杯(150ml)
- 栄養ドリンク・エナジードリンク(レッドブル) 80mg/(250ml)
- リポビタンD 50mg/100ml
- ミルクチョコレート 20mg/100g
- ダークチョコレート 43mg/100g
1日300mg以内を目安という事を考えると、神経質になる必要はありませんが、いくつかをあわせて飲んでしまうとちょっと心配という事ですね。
リラックスタイムに飲む飲み物に、ノンカフェインの飲み物を取り入れるようにすると、カフェインの取りすぎを防ぐ事が出来そうです。
ノンカフェインの飲み物
ハーブティー
ハーブの中には、ホルモンバランスに影響を与えるものもあるので、妊娠中でも安心して飲めるお茶を紹介しましょう。
ペパーミントティー胃腸をスッキリさせるので妊娠超初期のムカムカする時にもぴったり
ローズヒップ美肌効果、免疫力アップ、炎症を抑える働きがあります。
<避けた方が良いもの>
子宮収縮効果があるので、妊娠初期に飲み過ぎない方が良いでしょう。
カモミール・ラズベリー・ジャスミン・シナモン・ローズマリー・オレガノ・アロエ・ウコンまた、アロエの皮に含まれるアロインは、早産・流産を引き起こすと言われています。
アロエヨーグルトなら神経質になることはありませんが、皮ごとはダメです。
ルイボスティー
アフリカ原産の女性にオススメの健康茶として注目ですね。
ノンカフェインで、ミネラル分が豊富。
カラダの調子を整えてくれるお茶ですから妊婦さんや、授乳中のママにもオススメのお茶です。
たんぽぽコーヒー
たんぽぽの根を焙煎してつくられていて、コーヒーのような色と苦みが特徴です。
鉄分やミネラルが豊富で、血液をキレイにしてくれると言われています。
- 利尿効果がある(むくみとり)。
- 便秘解消効果。
- 血液サラサラ効果がある。
- 毛細血管への血流が良くなり冷えの改善に役立つ。
- 根の苦み成分は新陳代謝をサポート。
- 卵巣機能を高め妊活にも良い。
血圧を下げる働きが現れる事があるので、低血圧の人には向きませんが、妊活から授乳中まで、役立つ特徴を持っています。
いままでのコーヒーに変えてたんぽぽコーヒーにしてみると、カフェインの心配がなくなりますね。
おわりに
○ カフェインは神経質になる必要はないけれどひかえておく。
○ コーヒーの代わりに飲めるたんぽぽコーヒーは妊産婦に良い。
○ ハーブティーを飲むなら子宮収縮効果のないものを選ぶ。
神経質になることはないですが、カフェインが入った飲み物の飲み過ぎに注意しておきたいですね。
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