妊娠超初期の口内炎が治らない!その原因と治し方とは?

妊娠初期

着床で妊娠成立すると、劇的にホルモンバランスが変わって、妊娠超初期の体調の変化を感じたというママさんは多いもの。

体調変化の一つに、口内炎を挙げるひともいますね。

妊娠超初期に口内炎が出来やすい理由、妊娠しているかもしれない時の対処法についてまとめていきます。

 

妊娠超初期と口内炎の関係

くま

黄体ホルモンの分泌

妊娠を維持するには、黄体ホルモンが十分な分泌が必要です。

受精した卵子は、数日~1週間かけて子宮に移動して着床します。

着床をきっかけに、妊娠検査の指標となるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が急増します。

ホルモンバランスの変化で、「いつもと体調がなんだか違う」と感じることがあります。

 

口の中が乾燥しやすい

喉の渇きや、唾液の分泌が低下がおこることがあります。

すると、口の中を清潔に保つ効果が薄れて口内炎が出来やすくなります。

普段1,000ミリリットル~1,500ミリリットルの唾液が常に口の中を潤していますが、ホルモンバランスの変化で唾液の分泌量が極端に少なくなる場合があります。

「よだれつわり」といわれる唾液分泌が多くなりすぎることもあります。

口のなかの環境が極端になって、口内炎が出来やすいなると考えられます。

 

栄養が偏りやすい

胎児の成長には、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸が必要とされます。

妊娠前よりもこうした栄養が不足しやすくなる上、ホルモンバランスの変化で、食事の好みが変わったり、気分が悪く、食事の量が減ったりする事で栄養バランスが崩れやすくなります。

ビタミンや葉酸は、細胞の新陳代謝をスムーズにする時に必要な栄養素ですから、栄養の偏りや不足が起きたときに、口内炎が起きやすいのです。

 

つわりの影響

つわりのピークは、8~9週と言われていますが、早い人では生理予定日前2~3日くらいのタイミングでむかつきや吐き気を感じます。

唾液が酸性に傾き、粘つきを感じやすくなったり、口の中の常在菌の状態が変化して、細菌性の口内炎に対して抵抗力が落ちてしまうのです。

着床後のタイミングで口内炎が気になる場合、妊娠超初期なのかもしれません。

 

妊娠超初期の口内炎の治し方

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妊娠の疑い、予定があるなら、妊婦さんが避けた方が良いとされているお薬は使いたくないですね。

どんな方法があるかみていきましょう。

 

緑茶うがい

緑茶のカテキンには殺菌作用があります。

緑茶でうがいをすると、口の中を清潔にたもつのに役立ちます。

うがい薬の代表「イソジン」のヨードは、「先天性甲状腺機能低下症」が心配されますから、多用は避けた方が良いでしょう。

 

はちみつ

殺菌、鎮痛効果があり、口内炎や唇の荒れをなおす民間療法として使われます。

マヌカハニーは、殺菌効果や健康効果が高いのでオススメです。

気になるところにのせてゆっくりなめていくか、ぬるま湯にスプーン1杯ほどを溶かして口をすすぎます。

 

ティーツリーオイル

コップ一杯に1滴たらしてうがいに使います。

お湯に垂らして蒸気を吸い込む方法では、風邪予防にもなります。

直接オイルを飲んではいけません。

 

食事のみなおし

食べ物の好みが変わって、偏食になっている場合は、栄養バランスが崩れやすくなっています。

玄米、豆腐、納豆、豚肉にかぼちゃなどの緑黄色野菜や果物を組み合わせて食べるようにしましょう。

ただ、つわりの吐き気が強いときは、ムリせずほかの方法でやり過ごし、つわりが治まってからバランスの取れた食事を心がけましょう。

 

処方薬のケナログ

口内炎を自然になおすには2週間ほどかかりますが、『口内炎治療用軟膏ケナログ』などを使うと数日~1週間と、早くなおすことが出来ます。

抗生剤入りの口内炎の薬は、妊婦さんに使えませんし、妊娠しているかもしれないことを伝えて、産婦人科で処方してもらうと安心です。

 

休養をとる

体に負担がかかると、抵抗力が落ちてヘルペスや口内炎を起こしやすくなります。

妊娠で体調が急に変化するので、睡眠不足や疲れを感じることもあります。

睡眠を十分にとって、体を休めることも大切です。

 

ストレス発散

ストレスがたまると免疫機能が低下して病気にかかりやすくなります。

ホルモンの変化で、精神的に不安定になったり、スッキリしない気分になることも・・・。

そんなときに、適度な運動、お散歩など、体を動かしたり、外出でお日様にあたるなど気分転換をして、ストレスをためないようにしましょう。

 

妊娠超初期のサイン?

妊娠

妊活中だと、排卵日以降の体調の変化にとても敏感になっているケースがありますが、妊娠成立で、みなさんが必ず口内炎になるわけではありません。

”いつもと違う体調の変化が出やすい一つの例”程度に考えて置きましょう。

気持ちの浮き沈みは、ホルモンバランスには影響を与えやすいですし、神経質にならずに、リラックスしてすごせると良いですね。

 

おわりに

○ 妊娠超初期には、口内炎になりやすい場合がある。

○ 妊活中ならヨード系うがい薬、抗生剤はやめておきましょう。

○ 自分にあったストレス解消で、リラックス。

口内炎は一度に複数できるとホントにツライですね。

食事が摂れないほどひどい場合には、産婦人科で妊娠の可能性を伝えて、薬を処方してもらいましょう。

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