妊娠後期は、急にお腹が大きくなり、赤ちゃんもぐんぐん成長します。
そんな中、おへそがキューッと痛くなることがあるんです。
お腹が大きくなって、急に重くなったせいなのか、陣痛とは関係無いのか…ちょっぴり不安なあれこれをまとめていきましょう!
妊娠後期におへそが痛い!原因は?
出血や、規則的な痛みがなければ、ほとんどが心配のない痛みです。
ハリが強い時は、お腹全体がかたくなります。
おへその痛みだけでなく、出血や規則的な痛み、ハリがあるときには病院に相談しましょう。
おなかの皮膚が引きつって
妊娠後期と言われる妊娠8ヶ月を越えてくると、ぐんぐんお腹が大きくなってきます。
このため、おへその周りや下腹部などお腹全体の皮膚が引っ張られて『妊娠線』が出来始める時期。
お腹の内側の靱帯や筋肉、骨にも圧迫を感じてつるような痛みを感じたり、おへそそのものが痛む場合もあります。
お腹が大きくなるにつれて、『でべそ』になったという人もいます。
妊娠線が出来る時は、チクチク、ヒリヒリとした痛みのあと、すうーっとミミズ腫れの様なスジが出来ます。保湿クリームでケアすると妊娠線が防げ、チクチクヒリヒリした痛みがやわらぎます。
食べ過ぎの影響
つわりで食べられなかった反動や、赤ちゃんの急成長で食欲が増進して、食べ過ぎてしまうことがあります。
おなかが大きくなっている上に、いままでより一度にたくさん食べることでお腹の膨満感が増して、おへそやおへそ周辺が痛いと感じる事があります。
消化に時間がかかり、便秘気味になったりガスがたまりやすくなったりしても、お腹が苦しくなりますよね。
胎動の影響
7ヶ月頃にピークと言われる胎動は、胎児の手足のかたちがお腹の皮膚ごしにわかるほど、グイグイきます。
お腹のかたちが変形するほどですから、周りの靱帯や筋肉、皮膚が伸ばされておへそが痛い場合もあります。
前駆陣痛の影響
前駆陣痛とは、臨月に入る頃から出産に向けて子宮口が少しずつ開く準備を始めるために起こるハリです。
お腹全体がキューッとかたくなる感じがあるので、おへそが痛い、おへそ周りがチクチクすると感じることがあります。
1ヶ月くらいかけて、ゆっくり出産のための本陣痛に備えていくのが前駆陣痛で、ラクな姿勢をとって回復するようなら心配ありません。
妊娠後期のおへその痛み対策
妊娠線の予防
妊娠線の予防には、クリームやオイルを使ったケアをしましょう。
お風呂上がりの、やや水分が残った状態で行うと、保湿効果がアップします。
手のひらにオイルをとり、体温で温めるとうにしてからおなかをマッサージして行きます。
詳しい方法は、動画を参考にしてみてくださいネ。
やさしく肌の上を滑らせる感じで馴染ませて、皮膚を柔らかく保つことで妊娠線を予防しますから、おへその痛みも出にくくなります。
同じ姿勢を長く続けない
パソコン操作や、家事など、前屈みの姿勢が長く続くことが多くなっていると、お腹に負担がかかり、圧迫感やハリを感じやすくなります。
適度に休息をとり、デスクワークの時には、時々、両手を頭の上に来るようにあげ、背筋をのばすストレッチをしてみましょう。
お腹が苦しいようならムリせず、イスから立ち上がる、横になるなど、出来る範囲で違う姿勢を工夫して見ましょう。
NST(ノンストレステスト)
妊娠34週から37週のあたりで行われる、胎児の心拍数、胎動、子宮の収縮を検査するテストです。
妊娠中毒症や糖尿病などが出ている時は、もう少し早めに検査します。
ベッドによこになり、お腹にベルトを巻いて心電図のように数値を計測するので、妊婦さんにとっては寝ているだけ。
この検査は、出産の過酷な環境に胎児が耐えられるか、状態をチェックするものです。
不安がある場合には、帝王切開を検討したり、最善の対処をお医者さんが考えてくれます。
NST(ノンストレステスト)を受けて、問題無しと判断された場合は、自然分娩に耐えられる状態に、順調に成長しているという事ですから、安心してくださいネ。
おへその痛みは胎児の関係を心配する事はありません。
おへそ痛かった!体験談
夕食後、おへそ周りがめちゃくちゃ痛くて(しかも周期的に)ひーひー言ってたら、 「ママおなかいたい?」と仕切りに聞いて、何故か鍋しきで扇いでくれた1歳11ヵ月の次男(その後母にダイブ)九歳長男は「産まれる?」と若干引き気味。少し休んだら落ち着いたけど、今回の妊娠は臍周り痛、多めだな
— ヒトミ (@grunehitomi) October 5, 2012
<30歳・ポテトまみーさん・第1子>
おへその裏側が痛かったです。
スジがつってるとでもいうのか、臨月に入ると全身筋肉痛のようにからだが自由にならない様な感じでした。
陣痛との区別はつくのか?なんて、たまに時計チェックしていましたが、本陣痛では、動けなくなるような痛みがきたので、いよいよだなと思いました。
40週と1日で自然分娩でした。
<28歳・プリンアラモードさん・第1子>
8ヶ月の時、うごくのもつらいくらい、おへそ周りが痛くなって、全体にかたくなっているかんじがしたので、病院に連絡しました。
NSTをしたら、けっこうハリが強く出ていて、ハリ止めの点滴をして様子を見ました。
その後は急変することもなく、41週で自然分娩出来ました!
おわりに
- おへその裏側、周辺に痛みが出る妊婦さんは多い
- おへそ周辺のチクチク痛みは妊娠線ケアでやわらぐこともある
- お腹全体がかたくなり、おへその痛みが強い時は病院の指示をうける
妊娠後期に、おへそ周りや、おへその裏が痛い経験をする人は多いですが、ほとんど場合、様子を見て大丈夫のようです。
ただ、ハリが出ている時や、痛みが強い時は、病院に連絡してみましょう。
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