妊娠初期は体調の変化に、ココロも体も追いつかず、疲れやすくて…そんな、経験をしたママたちは多いみたいですね。
妊娠は個人差が大きいから、すっごく辛くても、『妊娠は病気じゃないから』なんて言葉にココロ折れそうになることもあります。
- 疲れやすいのはやっぱり妊娠のせい?
- 疲れやすくて家事が出来ないけどみんなどうしてるの?
- 妊娠初期の疲れやすさはいつまで続くの?
そんな疑問や悩みを解決していきましょう♪
妊娠初期の疲れやすさ
”疲れやすくてしんどい”ってよくあるのね
やっぱり妊娠初期は体調が不安定だなぁ。なんか疲れやすいというか気だるいというか。やる気出せばなんとかなりそうなダルさ。でもやる気出せずにダラダラしちゃう。午前中元気でも午後パワーダウン。
— ????????こもも???????? (@comomoco382) March 20, 2016
妊娠初期だから疲れやすいのは分かるんだけどここまでとは。連続活動可能時間、なんと30分!会社行くだけでしんどい。スーパー行くだけでしんどい。ほんとヤバい
— Emily (@azumi0526) December 4, 2016
『だるすぎて風邪かと思った』
『疲れやすくて体が動かなくて辛かった』
そんな妊娠初期の疲れやすさを感じる人は多いみたいですね。
病気じゃないって言ってもツライです…
妊娠初期はつわりとも重なって、とにかく体がキツかったという意見が多いです。
吐き気やムカムカだけでなく…
- 眠くてたまらない
- だるくて体が動かない
- 疲れやすくてすぐ横になりたくなる
- ボーッとしてしまう
妊娠で体調が劇的に変化して、体に負担がかかっているので、自然に休息を求めているとも考えられますね。
気になるのは…
『疲れやすい状況が病的な原因から来ていないのか』
『疲れやすいと感じても気にせず動いたほうが良いのか』
『家事や仕事などみんなどうやってのり切ったのか』
まずは看護師の美奈子さんに”疲れやすい”と感じる妊娠初期に気をつけることを聞いてみました。
看護師の美奈子さんに聞いてみました!
貧血や肝機能に注意したほうが良いかも…
kenkon_yuyu:
美奈子さん、妊娠初期って疲れやすい、眠いって人は多いけれど、病気のサインてことはないんですか?
美奈子さん:
問題ない人も多いんだけど、貧血が起きていたり、肝臓の働きが弱っていると疲労感を強く感じる場合があるわね。
kenkon_yuyu:
もし、病的なものだったらすぐにわかりますか?
美奈子さん:
貧血の場合、あっかんべーってした時の粘膜が白っぽくなる、つめの色が白っぽいとかかな。疲労感が強いことをかかりつけ医に伝えて、血液検査をしておくと良いわね。
kenkon_yuyu:
血液検査をすると病気があるか判断がつくんですね。異常なしって言われても疲れやすいってこともありますよね?
美奈子さん:
つわりが落ち着いてくると、だるさは収まってくることが多いんだけど、血液量が増えて腎臓に負担がかかったりするから、妊娠後期から疲れやすさやだるさが強くなる人もいるのよ。
kenkon_yuyu:
妊娠中は常に体に負担がかかっているから、疲れやすさを感じやすくなっているんですね。
ズバリ疲れやすさの原因は?
美奈子さん:
妊娠初期はホルモンのバランスが変わるから、水分を溜め込みやすくなってむくむこともあるし、自律神経のバランスが崩れてほてりや発汗が起こる人もいるの。
kenkon_yuyu:
疲れを感じて、行動を制限することで、自然に休息を取っているとも言えそうですね。
美奈子さん:
それに、妊娠を知って気持ちが落ち着かないということもあるし、無意識に緊張している部分もあると思うの。
kenkon_yuyu:
精神的にも不安になりやすいし、家事や仕事の調整などしておきたいことが多くて…ってこともありますよね。
美奈子さん:
お休みすることに罪悪感を感じたりせず、休む時と頑張るときのメリハリをつけて乗り切ってほしいですね♪安定期には一度落ち着く場合が多いですよ!
妊娠初期の疲れやすさの原因をまとめると…
① ホルモンバランスの変化
『ほてりがでる・寝汗が出る』
妊娠すると黄体ホルモンの働きで、高温期が保たれます。ホルモンバランスの変化で自律神経の乱れも出やすくなりますから、ほてりや発汗を感じる人もいます。眠りが浅くなり、疲労感が残りやすい場合があります。
『むくみやすい』
ホルモンバランスの変化で、水分を皮下組織に溜め込みやすくなりますし、血液量が増えることで腎臓に負担がかかります。妊娠初期でもむくみからだるさが出る人もいます。軽くウォーキングしたり、さすってリンパの流れを良くする、塩分のとりすぎに気をつけるなどしてみましょう。
② 妊娠で体に負担がかかっている
『眠気や疲労感が出やすい』
妊娠で体内の環境が劇的に変化しますから、対応するために体に負担がかかっています。加えて、自律神経がみだれやすくなっているので、眠気や疲労感が出やすくなります。無理せず体を休ませましょう。
『抵抗力が弱くなりやすい』
つわりで食事がとれなくなったり、妊娠のために体力を使っているので、疲れを感じやすく抵抗力も落ちてしまいます。
膀胱炎や、腎炎など病気が出てくることもあります。
『貧血』
胎盤を作り、赤ちゃんに酸素と栄養を届けるため血液量が必要になり、造血機能と腎臓、肝臓に負担がかかります。妊娠前から貧血気味の場合、妊娠で貧血が進み、だるさが出ることもあります。
疲労感が強い場合、血液検査で病気の影響がないかチェックしておきましょう。
③ 精神的なプレッシャー
『出産・子育てへの不安』
妊娠初期のつわりが出ているときは、体が思うように動かずに気持ちがネガティブになることがあります。はじめての妊娠の場合、特にちゃんと”やっていけるかな”なんて考えすぎてしまうことも…。案ずるより産むがやすしです♫
『環境の変化に対応しなければいけない』
妊娠がわかって、仕事をどうするか、経済的にやっていけるのか、夫婦の関係はどうなるかなど、どう対応していくか悩みは尽きません。新しいことが待っている!とポジティブシンキングになれたら、疲労感も感じにくくなります。
妊娠初期の疲れやすさ解消法
仕事をしているなら上司に伝えておく
仕事の内容にもよりますが、チームを組んでいる相手や、直属上司に妊娠していることを伝えて、協力をお願いしてみましょう。全体に知らせるのは安定期にはいってからでも良いですが、つわりだけでなく、切迫流産など入院になる場合もありますから、迷惑をかけない配慮をしておきましょう。
夫に感謝を伝えることを忘れない
一番の協力者はダンナ様。体がキツイので、つわり中はわがままをいいたくなりますが、感謝の気持ちを言葉や態度で表すことを忘れずに♪二人の関係が良ければ、妊娠生活は安泰です。先に寝てしまうときにも、ダイニングテーブルにメモで一言残すとかできるといいですね。
食べ物・疲れとの付き合い方
<疲労回復に効果的な食べ物>
クエン酸⇒梅干し、レモン、グレープフルーツ、果物、酢の物
イミダペプチド⇒鶏胸肉
ビタミンB群⇒豚肉、きのこ、豆類
*妊婦さん向けの葉酸サプリなど利用しても良いかもしれません
<血行を良くする>
同じ姿勢を続けていると肩こりやだるさが増すことがあります。
お散歩⇒自律神経を整える効果もあり、血行がよくなりスッキリすることがあります。
体を冷やさない⇒冷たいものの食べ過ぎ、冷房に注意。入浴時に、湯船にはいってからだを温める。
スマホ・ゲームはホドホドに⇒動きたくない時ついついやりすぎてしまいます。
<気分転換・流れに任せる>
子育ては想定外の連続です。妊娠初期に起こる疲れやすさ、体調の悪さは仕方ない部分もあります。流れに任せてポジティブに過ごしたほうがラクになれる場合も多いです。
おわりに
- 疲れやすさがひどい場合、血液検査などで病的な原因がないことをはっきりさせておく
- からだに負担をかけないように、職場や家族に協力してもらいやすようにしておく
- 時にはこだわりを手放して、流れに身を任せてみる余裕が持てるとGood
妊娠初期の疲れやすさは、体の変化で仕方のない面がありますから、気持ちを楽しいことに向けてポジティブに過ごしたいですね。
あなたの体調が、早く落ち着きますように♫