妊娠初期は身体が敏感になっていて、今まで反応しなかったものにアレルギーのような症状がでたり、突然湿疹がでたり、チョット心配になってしまうことがありますね。
- 蕁麻疹は妊娠の異常に関係ない?
- 痒いけれど、薬以外でなんとかできない?
- どうして蕁麻疹が出るの?
そんな、妊娠初期の蕁麻疹について、ギモンを解消していきましょう!
妊娠初期の蕁麻疹の対処方法は?
やっぱり、妊娠初期に蕁麻疹はつきもののようです。
生理が遅れていて、体調がなんかちがう
蕁麻疹でて、ワンチャン妊娠かも!っていう書き込みも多いですね。
心配なのは、もし、妊娠だったら薬とか心配だなーってことです。
まずは、妊娠初期の蕁麻疹を乗り切る方法を紹介しましょう。
① 冷やす
蕁麻疹が出ている部分は、火照った感じになって痒みが増してきます。
痒みが強くなるときは、ヒスタミンという物質が出ています。
冷やすことで血管を収縮させて原因物質が広がるのを抑えると、かゆみを和らげることができます。
かいたり、刺激を与えると、広がったり、ほてりがひどくなるので保冷剤を挟んだ濡れタオルで熱を取るようにしてみましょう。
② 清潔・ゆったりした服装にする
汗が溜まりやすい部分に蕁麻疹が出やすい場合もあるので、汗はマメにシャワーで流します。
下着のゴムや縫い目のようなものの刺激で蕁麻疹が出やすいケースもあります。
ゆったりした締め付けのないものを選んでみましょう。
レース素材がチクチクすることもあるので、シンプルでゆったりした自然素材のものを選ぶのがおすすめです。
③ 低刺激のローションで乾燥を防ぐ
肌が乾燥していると、肌に刺激を感じやすく、蕁麻疹が広がりやすくなります。
シャワーを浴びて流したあと、低刺激のクリームやローションで乾燥を防ぐと良いでしょう。
ベビー用のものや、皮膚科処方のものがおすすめです。
皮膚科では、妊娠の可能性があることを伝えると、妊婦さんでも全身使える【ヒルロイドローション】など低刺激のものを処方してくれます。
④ 腸内環境を整える
腸内環境が免疫を整えるのに有効なことがわかってきています。
発酵食品を適度に摂って、体調を整えるようにしてみましょう。
もともと牛乳でアレルギーが心配なら、納豆や甘酒などからだに合うものを日常的に摂ってみましょう。
⑤ アレルギーが心配な食べ物をさける
人それぞれ体質に合わない食べ物があると思いますが、花粉症を持っている場合、果物やトマトなどを生で食べるとアレルギー症状が出る場合があります。
また、妊娠をきっかけに、今まで何も感じなかった食べ物に反応してしまうこともあります。
- 何か決まったものを食べた後に蕁麻疹が出やすい
思い当たる時には食べるのをやめてみる、加熱した食品を摂るようにする…と言った工夫をしてみましょう。
妊娠初期の蕁麻疹の原因・正体はなに?
痒いのがわずらわしい、見た目がイヤ…など、蕁麻疹が出るのは辛いものです。
そこで気になるのは、
- 赤ちゃんの発育などに関係があるの?
- 蕁麻疹が出てるって流産とか大丈夫?
など、妊娠しているがゆえの心配です。
なぜ妊娠初期に蕁麻疹を経験する人が多いのかまとめてみましょう。
ホルモンバランスの変化
妊娠をきっかけにホルモンバラスが変化したことで、今まで反応しなかった刺激にも過敏に反応してしまうことがあります。
アレルギー症状のように、ヒスタミンがたくさん放出されて蕁麻疹が出る場合もあります。
ヒスタミンの放出を抑える抗ヒスタミン薬で症状が収まることも多いですが、妊娠初期は服用を避けた方が良いようです。
医師の処方で影響を受けにくい、ローションや軟膏を使いながら様子を見たほうが良いでしょう。
肝臓などへの負担がきっかけ
蕁麻疹がよく出るときは、肝臓に負担がかかっていることが多いと言われています。
妊娠すると、胎嚢や胎盤ができ、赤ちゃんの発育を支えていかなければならず、ママのからだには負担がかかっています。
このため、今まで大丈夫だった刺激でも、過敏に反応が起こってしまうことがあるという説もあります。
胎児の異常と特に関連はない
広い範囲に蕁麻疹が出たり、腫れて熱を持ったようになると、赤ちゃんに異常がおきているのではないかと不安になりますね。
しかし、胎児の異常と蕁麻疹との関係は特にありません。
かきむしらない、お風呂に長く浸からない(温めない)など注意して、あまり気にしない方が良いようです。
ストレスが悪化させる場合もありますから、痒みが気になるなら、早めに皮膚科にかかっておきましょう。
実は決定的な原因はよくわかっていない
蕁麻疹は、決定的な原因は特定できないことが多く、妊娠中は、【妊娠性掻痒(そうよう)症】という言い方があるように、ちょっとしたきっかけで蕁麻疹が出やすくなる人もいます。
ストレス、免疫機能の変化、食べ物、気温や乾燥など自分の症状を軽くする方法を見つけて付き合って行く症状とも言えます。
蕁麻疹が出た時に役に立ったもの
妊娠初期の蕁麻疹は、積極的な治療をするのは、眠れないほど痒みがあるとか、広範囲に腫れている場合などです。
からだが刺激に敏感になっているので、蕁麻疹などが起きやすくなっていますから、低刺激の下着を選ぶ、しっかり休息するなどが、からだの状態とうまく付き合っていくポイントになります。
妊娠初期の蕁麻疹に悩まされた時に役立つアイテムを紹介しましょう。
締め付け刺激が少ない【ユニクロシームレスシリーズ】
引用:ユニクロ ウルトラシームレスブラタンク
ユニクロのシームレスシーリーズは、下着のラインがアウターに響かないだけでなく、縫い目、締めつけ感がないので、ゴムのところや縫い目に肌が押された部分に蕁麻疹ができてしまうと言った事を防げます。
一般的なブラやショーツは、デザイン性の面から、レースやリボンを使っていますが、こうした素材が肌を刺激したり、縫い目の凹凸の通りにミミズ腫れのような蕁麻疹が出ることがあります。
そんな時には、シームレスシリーズが役に立ちます。
かゆみを軽減妊婦もOK【メンソレータムAD】
引用:Amazon
メンソレータムADは、かゆみを起こすヒスタミンを抑えるジフェンヒドラミンが配合されています。
ステロイドは含まず、妊婦への制限もありません。ドラッグストアで手軽に手に入ります。
また、メントールなどのスーッとする成分が入っているので、かゆみを紛らわすことができます。
蕁麻疹の不快感に紛らわすのにちょうど良い感じです。
低刺激で潤いを残して洗う【馬油石鹸】
引用:Amazon
蕁麻疹が出ている時には、入浴では身体を温めすぎないこと、低刺激性のソープを使うのがポイントです。
皮脂を流し過ぎず、潤いを残して洗える馬油石鹸を、翌泡立てて使うと良いでしょう。
腸内環境デトックスに【麹 甘酒】
引用:Amazon
甘酒は腸内環境改善に良いと注目されていますね。
酒粕をつかったものは、アルコールが含まれていますから避け、ノンアルコールの麹発酵のタイプを取り入れてみましょう。
便通を良くして、腸内環境が整えば、気分もスッキリして、デトックス効果で蕁麻疹が軽くなるかもしれません。
おわりに
- 妊娠初期にはホルモンバランスの変化などで蕁麻疹を起こしやすい
- 痒みがひどい時、広範囲に出ている時は皮膚科を受診し適切な治療を受ける
- 赤ちゃんの状態に関係性はあまりない。自分にあった方法で痒みを軽減しよう
妊娠初期には蕁麻疹を経験する妊婦さんは少なくありません。よくあることですから、ストレスをためないように、自分にあった方法で痒みを軽くする工夫をしましょう。
あなたのかゆみが早く良くなりますように♪