妊娠初期にラーメンが食べたーい!
そんな人多いでしょう。ラーメンはカロリーも高く、塩分も多い食べ物の代表格。ママや赤ちゃんへの影響も気になります。
どうしたら良いの?という人もご安心を。
しっかりポイントを抑えれば、食べても心配はいりません。そのポイントしっかり説明していきますね!
食べたいものは我慢せずに食べ、限られたマタニティ生活を快適に過ごしましょう!
妊娠初期のラーメンは大丈夫?
妊娠初期にラーメンは食べてもいい?
安心して下さい。医師から制限されていない限り食べても大丈夫です。
妊娠初期は胎盤が完成していないため、赤ちゃんは自力で必要な栄養補給をしているから。
つわりでラーメンしか食べられないという人も、栄養の偏りに関しては心配いりません。
この時期は気持ちが悪くて全く食べられなくても、赤ちゃんはしっかり育っています。
もしラーメンしか食べられない状態で不安な場合は、医師に一度相談してみるとよいでしょう。
胎盤ができあがって、ママの食事から赤ちゃんへ栄養が送られるようになるのは、妊娠中期以降です。
この時期も基本的にラーメンを食べても問題はありません。
ただし、塩分やカロリーのとりすぎは、さまざまなリスクを招きます。
えっ!思いっきりラーメンを堪能できないの?と青くならなくても大丈夫。
記事後半で、妊娠中でもラーメンを楽しむちょっとした工夫を紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ラーメンを食べると考えられるリスク
妊娠中でもラーメンを食べても良いといいましたが、もちろん食べ過ぎはNG。
その場合はどのようなリスクが考えられるのか、みていきましょう。
ラーメンの食べ過ぎは血圧が上昇!
妊娠中の1日の塩分摂取基準量は7g未満とされています。
いうまでもなく、ラーメンは塩分が高いです。
インスタントラーメン1杯分の塩分量 5~6g
もちろん、とんこつ、醤油などの種類や、メーカーによっても異なります。
しかし、商品によっては、1杯で1日の塩分をまかなってしまうことになりかねません。
昼食にラーメン、朝食や夕食に味噌汁などを飲めば、あきらかに過剰摂取となるでしょう。
塩分の過剰摂取が続けば、血圧が上がります。最悪の場合、妊娠高血圧症候群になる恐れもでてきます。
これは、以前は「妊娠中毒症」と呼ばれていたもの。
重症化すると、
- けいれん発作
- 脳出血
などを引き起こします。
子宮や胎盤の血流が悪くなるため、赤ちゃんに十分な酸素や栄養が送られなくなります。
そうなると、
- 発育不全(発育が不十分になる)
- 機能不全(胎児の心拍に異常が出るなど)
などを引き起こすこともあるのです。
大切な赤ちゃんのためにも、塩分の取りすぎには注意しましょう。
ラーメンの食べ過ぎは、太る原因に!
妊娠すると、以前と同じものを食べていても太りやすくなった、と感じたことはありませんか?
これはごく自然なこと。妊娠中は、食べたものを体内に蓄えようとする体質に変化します。
お腹の赤ちゃんが、ママからの栄養をきちんと摂れるようにするためです。
ただでさえ何を食べても太りやすくなるのに、ラーメンは塩分だけではなく、カロリーも高い食べ物。
当然、頻繁に食べれば、太る原因になります。
もし食べ続けてどんどん太ってしまえば、
- 妊娠高血圧症候群
- 妊娠糖尿病
になる可能性が出てきます。
妊娠糖尿病になると、流産や早産のリスクが高まります。
赤ちゃんが通る産道に脂肪がつけば、難産につながる可能性もでてくるでしょう。
妊娠中は、お腹に赤ちゃんがいるため、身体に大きな負担がかかっています。
その上、体重が増え過ぎれば体を支えきれなくなり、腰痛やひざの痛みに悩まされることになります。
体重管理に神経質になりすぎるのもよくありません。
しかし、ラーメンなどの高カロリーの食べ物は、食べ方や量を工夫するようにしましょう。
インスタントラーメンには注意すべき添加物が入っている!
インスタントラーメンに入っている添加物に、「カラメル色素」「加工でんぷん」があります。
これらは、発がん性物質が含まれている可能性が高いとされています。
また、麺のコシや風味を出すために使われる「かんすい」。
かんすいにはリン酸が含まれていますが、腎臓機能障害が出る可能性があるそうです。
ただし、それぞれ1杯に含まれる量は微量。過剰に摂取しなければ心配はありません。
ラーメンに限らず、あらゆる加工食品に添加物は使用されています。
添加物を全く摂取しないようにするのは難しいといえるでしょう。
とはいえ、
- なるべくインスタントラーメンよりもお店のラーメンを食べる
- 市販の生麺を使用し、自分でダシをとってスープを作る
などの工夫をしてみるのもいいかもしれません。
今後もラーメンを食べるための工夫
妊娠中でもラーメンはOK!ですが、上記のようなリスクがあることも事実。
しかしちょっとした工夫をするだけで、そのリスクを大幅に減らすことができるのです。
難しいことは一切ありません。すぐにできることばかりなので、ぜひ今日から実践してみましょう。
スープは全部飲まない
スープの塩分は、ラーメン全体の約50%を占めています。
思わず飲み干してしまいたくなるおいしいスープでも、ぐっと我慢!(;´∀`)
スープは少量に抑えて、具と麺だけにすれば、十分に減塩することができるでしょう。
普段の食事はバランスよく
妊娠していなくても、バランスの良い食事は基本です。
妊娠中は特にお腹の赤ちゃんのためにも、栄養やカロリーも気にしたいもの。
しかし、あまりに神経質になる必要はありません。
ときにはカロリーや塩分を気にせずに、ラーメンなど好きな物を食べる日を設けましょう!
普段の食事をちょっと意識していれば、たまに食べるラーメンは格別に美味しく感じるかもしれません。
カリウムを含む食材を食べておく
カリウムは塩分を排出する働きがあり、血液サラサラにも効果的な成分です。
カリウムが多い食材としては
- ほうれん草
- アボガド
- かぼちゃ
- 里芋
- 納豆
- ひじき
- 切干大根
などがあります。
ラーメンを食べる時に、これらをトッピングすれば、塩分が排出されやすくなります。
栄養バランスも良くなるのでおすすめ。
もちろん、普段から意識して摂取していれば、妊娠高血圧症候群などを予防することができるでしょう。
納豆やほうれん草は葉酸も多く含まれる食品なので、妊娠中は積極的に取りたいですね。
ちなみに飲み物ならば、トマトジュース、ルイボスティーなどに、カリウムが多く含まれています。
ぜひ取り入れてみてはいかがですか?
油分を少ないラーメンを選択する
添加物や油分が気になるのであれば、ラーメンの種類も意識して選んでみましょう。
- インスタントラーメンよりお店のラーメン
- 市販のものなら揚げた麺ではなく、ノンフライや生めん
- こってりのとんこつより、あっさりのしょうゆや塩ラーメン
ほんのちょっとしたことですが、カロリーを抑えることは可能です。
もし食べるならどれくらいの頻度が理想的?
量については推奨される量は定められていません。医師の意見も様々です。
ただ過剰に摂取しつづけると、先ほど説明したようなリスクも当然高まります。
多くても1週間に1回~、理想的には1~2カ月に1回程度にとどめておくことをおすすめします。
最後に
妊娠中でもラーメンを我慢する必要はありません。ちょっとした工夫をすれば、しっかり満喫することができます。
もちろん、過剰に摂取し続けることは禁物。
普段はバランスの良い食事を心がけ、たまにはおいしいラーメンでリフレッシュしましょう。
ママのイライラはすぐに赤ちゃんにも伝わります。
食べたいものは我慢せず、ストレスフリーな妊娠生活を送りましょう!
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