妊娠してから妙にアイスが食べたくなってしまったということはありませんか?
妊娠初期は体温が高くなりますし、夏場や暖房のよく効いた部屋にいると特に欲しくなりますね。
またつわりの辛い時期の「救世主」としてあげられるのもアイスが多い気がします。のど越しもいいし、種類によってはさっぱりしてるから食べやすいですよね。
しかしいざ食べようとした時、「アイスは体を冷やすし、本当に食べてもいいの?」とあなたは疑問に思ったことはありませんか?入っている素材の中にはおそらく添加物も入っているでしょうし、危険性はないのでしょうか?
そこで今回は、アイスを食べると考えられる危険性と食べても本当に問題がないのか見ていきたいと思います。
考えられる危険性
もっとも懸念されるのは、妊娠初期特有の偏食で食べすぎることです。それによりいくつかの危険性があると考えられています。
体を冷やしてしまうこと
多量摂取をすると当然体全体が冷えてきます。冷えるとつわりがひどくなる、お腹が張りやすくなる、最悪の場合流産や早産の危険性も考えられます。
糖分や脂質のとりすぎになってしまうこと
妊娠すると赤ちゃんを守るために、体が脂肪をためこもうと働きます。妊娠していない時より太りやすい体質になっているので、食べすぎは注意です。
下痢になる可能性がある
あなたが胃腸が弱い方なら注意が必要です。下痢が続いて最悪の場合痔になる可能性も捨てきれません。
種類によっては人体に悪影響を及ぼす可能性がある成分が入っている
パッケージの種類別名に「ラクトアイス」と書かれているものに問題となる成分が採用されています。
それが、植物性脂肪とたくさんの添加物です。
植物性脂肪は今話題のトランス脂肪酸です。善玉コレステロールを減らして悪玉コレステロールを増やすとされているもので、多量に摂取するといくつかの危険が考えられます。動脈硬化や心疾患、肥満、アレルギー性疾患等です。
実はアメリカでは悪影響を及ぼすとして、2018年6月までに使用禁止になることになっています。
添加物に関しては海外で発がん性や胎児奇形に影響を及ぼすとされる成分が入っている商品があるとされています。
ただ日本ではその商品に使われている添加物が全てパッケージに表記されません。原材料の製造段階で食品添加物が使われた場合は表示が免除されているのです。なので具体的にどれに何がというのはわかりません。
しかしラクトアイスは植物性脂肪という油をたくさんの添加物で固めたものなので、やはり多量の摂取には注意した方が良さそうです。
このような危険が考えられるアイスですが、いくつかの理由により食べることは問題ないとされています。
食べても問題ないとされる理由
1日1個程度食べるなら問題ない
どの危険も問題になるのは「食べすぎること」です。1日1個とか1週間に1個等、食べすぎないルールをつくって食べることをおすすめします。
植物性油脂も添加物も蓄積されず代謝できるものだから問題ない
食べすぎると問題になりますが、植物性油脂も添加物もきちんと体外に排出されるものなのでそこまで深刻になる必要はありません。
普段の食生活がバランスよければ問題ない
日本では海外と比べ、もともとの植物性油脂の摂取量が少ないそうです。そのため使用禁止にならないそうです。あなたがつわりなどの問題がなく可能なら今までどおりのバランスいい食生活を心掛けるといいでしょう。
有害と断定するほどのデータはないので問題ない
もしも有害と判断されたらすぐにでも販売中止になります。またアイスを食べたという妊婦さんでも無事元気な赤ちゃんを産んでいる方はたくさんいます。少し食べたからといって深刻な問題になるということは考えにくいでしょう。
食べる時の工夫をして楽しくアイスを食べよう
妊娠中の多量摂取は避けなければなりません。ですので、あなたが1個のアイスを食べる時はスペシャルな時間です。
その時間をより楽しいものにするために以下のような工夫をしてみるのはいかがでしょう?
体を冷やさないように工夫をする
夏場でもトップスの下にインナーシャツを着用する、靴下を履くなど心がけてみましょう。アイスを食べても体が冷えすぎないような工夫をして危険を回避しましょう。
ラクトアイスは避けてアイスクリームを選ぶ
あなたが植物性油脂や添加物がどうしても心配ならこの方法がおすすめです。
アイスは大きくわけて「ラクトアイス」「アイスミルク」「アイスクリーム」の3つに種類別されます。このうちの「アイスクリーム」は植物性脂肪が使用されておらず添加物も少ないです。
少しお値段が高めのものが多いですが、より安心して食べれると思います。
たまにはアイスを手作りしてみる
素材の確かなものをいただけるのはやはり手作りです。時間があるようでしたら、これを機会に作ってみるのもいいかもしれませんね。
最後に
アイスは冷たい性質があるので食べすぎることは禁物です。添加物が気になるなら手作りで食べるもよし、太ることが気になるなら1週間に1回のご褒美として食べることもよしです。
もしもつわりの関係でアイスしか食べれないようでしたら、医師に相談した上で食べる量を調整してみましょう。
あなたはどのようにして食べようと思いましたか?
自分が納得のいくルールをもとに食べることが、楽しめる最良の方法かもしれませんね。
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