妊娠初期のくしゃみ!下腹部に激痛で流産が心配…その悩みを解決♪

妊娠初期

妊娠初期に、”くしゃみをしたらおなかに鋭い痛みがピキーンと走った”なんてことがあると、赤ちゃん大丈夫かなって不安になっちゃいますね。

免疫の変化で風邪症状が出やすくなっている時期だし、花粉症などアレルギー性鼻炎持ちなら特に気になります。

  • くしゃみをした時の鋭い痛みはなんなの?
  • くしゃみをしょっちゅうして赤ちゃんは大丈夫?
  • なにか良い対策はない?

 

そんな、妊娠初期のくしゃみのお悩みを解決していきましょう。

 

くしゃみとお腹の激痛の関係は?

腹痛 

靭帯の痛みは胎児にほとんど影響ない

派手なくしゃみをして、立っていられないほどお腹に激痛が走ったら『何事!!!』って感じですが、妊娠初期にこうした激痛を経験するママは少なくありません。

ぐっとお腹に力が入ったときにピキーンとくる痛みは、赤ちゃんに影響ないか心配ですが、ほとんど影響なしということで安心してください。

 

子宮を支える円靭帯が感じる痛みがほとんど

子宮は、円靭帯という靭帯で支えられてます。

ただし、妊娠後のホルモンの変化で、筋肉や靭帯は緩みやすくなっていますし、ちょっとした加減で負荷がかかり、痛みを感じる場合があります。

胎内には影響はないのですが、下腹部や足の付根、背中などに強い痛みが出ることがあるのです。

こうしたコンディションで、くしゃみのように瞬発的に腹圧がかかると、イタタタ…と動けなくなるような痛みに見舞われるのです。

 

くしゃみでの痛みが流産の引き金にならない?

妊娠初期に流産が起こる場合、染色体異常などの問題があるケースが多く、くしゃみや咳の腹圧の刺激だけで流産することは考えられません。

もし、注意が必要だとすれば、切迫流産などで、医師から絶対安静を指示されている場合です。

それ以外に起こる流産の場合には、くしゃみなど妊婦さんの行動が原因というよりは、卵子や精子の質などが原因で、上手く育つことができなかったということが多いのです。

あまり気にし過ぎずに、痛みを上手く逃がす工夫をしつつ、おおらかに過ごしたほうが良いでしょう。

 

気をつけるべき痛みとは?

 

  • 生理痛のような子宮収縮の痛み
  • 生理並み以上の出血が起こっている

 

動作や、咳やくしゃみが原因のキュッとした痛みや、ピキーンとした痛みよりも、生理痛のような子宮収縮の痛み、強いお腹のハリ、生理並みの出血が起こった場合には、産婦人科の診察を受けたほうが良いでしょう。

子宮が広がろうとするときにも痛みを感じますが、我慢出来る痛みの場合が多いです。

妊娠初期のくしゃみで、お腹、足の付根、背中などにピキーンとくる痛みは、流産につながることはありません。注意すべきなのは、生理痛のような子宮が収縮する痛みや強いハリ、生理以上の出血です。

 

くしゃみのときの痛みを軽くする方法とは?

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くしゃみをする時何かにつかまる

くしゃみが出そうな時、テーブルにつかまったり、何かをしっかり握ると、力が分散されてお腹周りの、つるような痛みが軽くすみます。

くしゃみに対して、身構えておいたほうが、アイタタタとなりません。

 

体をくの字に曲げ靭帯を緩める

姿勢がまっすぐに立った姿勢や、仰向けにまっすぐ寝ている姿勢は、円靭帯がピンと張っていることが多いですから、腹圧の負荷をまともに受けます。

  • 少し前かがみの姿勢をとる
  • 寝ている時にはくの字になる

 

鼻をつまんで力のかかり方を変える

くしゃみが出そうな時、鼻をつまむとおさまるときもありますし、鼻をつまんでくしゃみをすると、息の通り方が変わって力のかかり方が変わるので、ラクになる場合もあります。

 

鼻炎妊婦の悩みを解消するには?

はてな

アレルギー性鼻炎や花粉症など、くしゃみが連発してしまう場合には、『妊婦ができるくしゃみを軽くする方法』が知りたいですね。

鼻炎妊婦のくしゃみ解消法について考えていきましょう。

 

抗アレルギー薬を使っていたんだけど…

もちろん妊娠初期は薬は使わないのが基本です。

どうしてもツライ場合には、16週ころからポララミンやアレグラなどの処方が可能になりますから、医師に相談して対処しましょう。

(点鼻薬なら処方してもらえる場合もあります。勝手な判断で使うのはダメ!

 

花粉症対策・アレルゲンに触れない対策

『マスク着用』

ぴったりフィットさせて装着する。四角いタイプのものは、ワイヤーに折り目をつけて鼻にあわせ、プリーツで頬や顎に隙間が出来ないようにします。

『外干しを避ける』

花粉症の人は、シーズンの外干しは避けましょう。

『帽子やメガネ、羽織モノ』

外出するときには、花粉を付けたままにならないように、脱ぎ着できるアイテムを活用し、室内に入るときには、帽子やジャケットは玄関で脱いで室内に持ち込まない工夫をしましょう。

 

空気清浄機を利用する

こまめなお掃除もさることながら、ゆっくり眠るには空気清浄機が手放せないと言う方も多いです。つわり時期には、臭いを低減してくれることでも活躍してくれるでしょう。

 

体質改善の努力に役立ちそうなこと

『規則正しい生活で自律神経を整える』

妊娠初期は、自律神経の乱れが出やすく、それによってつわりが強く出るケースもあります。

鼻炎持ちでくしゃみがよく出る場合にも

  • 朝、日光をあびる
  • 十分な睡眠をとる
  • 適度に体を動かす
  • ビタミンB6の不足に注意する
  • ストレスをためない。おおらかに過ごす。

自律神経を整えるポイントで実行できそうなことを取り入れてみましょう。

『乳酸菌』

乳酸菌飲料やヨーグルトを利用して、腸内環境を整えることで、アレルギー体質が緩和すると言われていますね。

『シソドリンク』

赤シソのドリンクで、鼻炎が軽くなったと話題になりました。ポリフェノールん一種、ロズマリン酸が豊富で、抗酸化作用が高いからと言われています。

 

妊娠初期のくしゃみで悩んだママの体験談

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辛かったことは?

○ 鼻炎持ちなので起きてすぐ、連続でくしゃみが出ることがあったけれど、そういうときは心の準備が出来ているので、うずくまるような痛さになることは少なくて、不意打ちを食らった時が一番きつかったです。足の付根や腰にまでダメージを感じたときには、『赤ちゃん大丈夫?』って心配になりましたが、無事出産できた今では、妊娠あるあるネタです。(ミミ姉ちゃん:出産当時30歳)

○ 妊娠で体調がかわるというけれど、はじめは風邪かなって思う症状が出ました。くしゃみ、鼻水でぼーっとするような。検査薬で陽性が出て10日くらいしたころから、くしゃみとオエッって感じがセットだったのと、お腹に力がはいると尿漏れすることがあって、ショックでした。でも、妊娠初期は靭帯が緩みやすくなることもあって、珍しいことじゃないって聞いて一安心。次第にくしゃみよりも吐き気が辛くなるようになって、14週頃にはおさまってきました。ツライけど、一時的なものでしたね。(カンガルーママ:出産当時32歳)

 

妊娠初期のくしゃみ対策・口コミ

・マスクで温度差やアレルゲンに反応しないようにしました。原始的だけどマスクは良いです。

・くしゃみの”受け身”ですね。出そうになったら前かがみになってのがしてましたが、吐き気が来るとヤバイので、エチケット袋も携帯していました。

・とりあえず花粉症対策を万全にしていましたが、体質が変わったのか、それほどくしゃみ、鼻水が増えませんでした。

・はじめのころ尿漏れを経験してからしばらくナプキンや吸水シートをあてていました。

 

おわりに

  • 妊娠初期のくしゃみで腹部や足の付根に激痛が走っても、赤ちゃんへの影響はありません
  • 子宮収縮、お腹のハリに連動した強い痛み、不正出血は診察を受けましょう
  • 妊娠中は円靭帯痛が出やすいですが、短い期間ですから工夫して乗り越えましょう

1人の体じゃないってことが嬉しくもあり、切なくもあり…

妊娠初期はくしゃみが出やすくなる人も多いですから、自分にあった対処法を早く見つけて、ポジティブに過ごせると良いですね。

健やかな妊娠生活が過ごせますように♪