本やTVを見る時、寝る時等うつ伏せが楽というあなた。このような心配をしたことはありませんか?
妊娠初期でお腹が出てないとはいえ、うつ伏せは赤ちゃんに悪いよね?
確かにお腹を下にすると、赤ちゃんが圧迫されて苦しそうなイメージがわくかもしれません。
しかしこの時期は無理に仰向け等に体勢をかえるよりも、リラックスできるうつ伏せを選択する方がいいことがわかってきました。
ここでは妊娠初期のうつ伏せがなぜいいのかご紹介したいと思います。
なぜうつ伏せが楽だと感じるのか
うつ伏せがリラックスできると感じるのはいくつか理由があるようです。
うつ伏せには酸素を多くとりこむことができるメリットがあります。この体制だと気道を圧迫することなく確保できるのです。
スムーズな呼吸、余計な力が入る部分も減ることになるので当然楽になりますよね。
ちなみに仰向けで寝ると舌が落ちてきて無呼吸症候群になる可能性が少なからずあります。しかしうつぶせはそのリスクを回避できる上、楽になるので睡眠自体の質が上がるそうです。
また重力による内臓の圧迫が軽減されるため、疲れにくいそうです。
うつ伏せは意外にも理にかなった体勢なのですね。
妊娠初期のうつ伏せ お腹の赤ちゃんは苦しくない?
いくら理にかなった姿勢とはいえ、お腹に赤ちゃんがいる場合はダメでしょ!とあなたは思いませんでしたか?
安心してください。赤ちゃんは大丈夫です。
妊娠初期の赤ちゃんは羊水と胎盤でしっかり包まれ守られています。そのためママがどのような姿勢になっても直接的影響は受けません。
あなたが苦しくなければ、何時間でもうつ伏せで寝て問題ありません。「赤ちゃんがかわいそうかな?」と無理して仰向けになる必要もないのです。
妊娠初期は自分がリラックスできる姿勢がベストです。
赤ちゃんの成長のために睡眠時間が重要な時期です。あなたの楽な姿勢で、できるだけ良質な睡眠をとれるよう心がけましょう。
うつ伏せで腹痛・苦しい・痛みなどの不快を感じる場合は?
母子ともに負担が生じている可能性があります。うつ伏せはやめて横向きに寝るなど体制を変えて安静にしましょう。
・赤ちゃんが成長し子宮が大きくなっているたことが原因で痛みを感じている
・つわりの症状と合わさって苦しく感じる
・酸素が足りなくて苦しく感じる
以上のようなことが可能性としてあげられます。
しかし確実なことはわからないので一度病院に連絡・診察してもらった方がいいでしょう。
おすすめできない姿勢
楽な体勢がベストですが、実はおすすめできない姿勢があります。
机の上で伏せて寝る姿勢
デスクワークでちょっと一休みの定番スタイルですね。ほんの数分~10分寝る分には問題ないです。
しかしこれが長時間座っていた上で行われた、もしくは長時間眠る状態だと問題があります。
1時間以上座っているだけで血流は停滞します。この状態でお腹を内側にして背中を丸めた姿勢をとると、赤ちゃんへの血液の流れが悪くなります。
すると赤ちゃんに酸素が行き届きにくくなる可能性が出てきます。
1時間に1回は立って周辺を歩いてみる、眠る場合は可能なら横になって休むなどの方法をとりましょう。
仰向けの姿勢(妊娠中期~後期)
妊娠初期は問題ありません。しかし子宮も胎児も更に重みを増してくることが原因で中期~後期での仰向けは問題が出てくると言われています。
足をのばして仰向けになると、腹筋がつれて意識をしていないのに力が入ります。それがもとで、お腹が張りやすくなることがあります。
更に重みでお腹の下にある大きい血管と中枢神経を圧迫・血流を悪くする可能性が出てきます。
血のめぐりが悪くなると、先程も言ったように赤ちゃんに酸素が行き届きにくくなります。
あなた自身も低血圧、血中酸素濃度の低下、めまい、呼吸が苦しくなる等体調に支障をきたす可能性があります。
また海外では仰向けで寝ると胎児死産リスクが6倍という説もあるようなので、念のため気をつけた方がいいかもしれませんね。
シムス体勢のすすめ
うつ伏せも20週目を過ぎるとお腹が大きくなり苦しくなってきます。人によってはうつ伏せだけでなく、どの体制もつらいという方もいるようです。
そこでおすすめしたいのがシムスの体勢です。左側を下にしてうつ伏せ気味で横になる姿勢ですが、これがまた理にかなっているのです。
・余計な力を使わずリラックスできる
・むくみを和らげる
・排泄をうながす
・赤ちゃんに栄養を行き届きやすくしてくれる
等のメリットがあります。
動画を用意しているので、あなたにとって楽な姿勢かどうかよかったら試してみてください。
私も妊娠後期からもっぱらこの体勢で寝ていましたが、やはり楽です。
産後の今でもシムス体勢が染みついていて、妊娠する前より眠りにつくことが早くなったような気がします。
最後に
妊娠初期のうつ伏せで赤ちゃんに悪影響を及ぼすことはありません。あなたがうつ伏せが楽なら何時間でもその体勢で大丈夫です。
ただしうつ伏せで腹痛、苦しい、痛みなどを感じる場合は、あなたと赤ちゃんに負担がかかっている可能性があるのでやめましょう。
シムスの体勢なども取り入れて、できるだけリラックスできる状態を保ちましょう。
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