妊娠初期に辛いものは食べても大丈夫?

妊娠初期

妊娠初期は、食べ物のこのみが急に変わる人が多いですね。

でも、辛いものは刺激物だし、食べたい気持ちに任せて食べてしまって大丈夫かな?なんて心配も・・・。

妊娠初期の食べ物の好みの変化や、気をつけたい事についてまとめていきましょう。

 

妊娠初期の辛いもの控えるべき?

スパイス

刺激物ってどんなものをさすの?

風味がキツく、ピリピリとした辛味を感じるものとしては・・・

とうがらし、からし、わさび、こしょう、さんしょう、にんにく、しょうが

とは言っても、香辛料と呼ばれるものの中には、胃腸を刺激して食欲を増進するものもありますから、胃もたれや胃痛を起こさない程度なら、妊娠初期でも気にせず食べているママ達も多いですね。

カレーやキムチの影響は?

辛いもの好きのママで、つわりで受け付けなくなったという人がいる一方で、無性に辛いものが食べたくなって、食べていたという人もいます。

カレーやキムチがダメなら、インドや韓国の方はどうしているのかと・・・。

もともと辛いものが好きで、辛いものに耐性があり、胃が荒れたり、吐き気が強くなったりしなければ適度に食べて大丈夫のようです。

インドや韓国の方でも、それぞれ個人差があり、全員が激辛料理を食べているわけでもありませんし、妊娠を機会に辛いものを控える方もいるということです。

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ハバネロ級はマズイかも・・・

ただし、日本人で一般的な食生活の人に取って、ハバネロ級の辛味はランク外なところがあります。

唇が腫れてしまったり、胃痛がでたり、汗が異常に噴き出すなんて状態は、赤ちゃんに良いと思えませんね。

急激に血圧が上昇したり、辛さのあまり水をがぶ飲みしたりという異常事態に見舞われるかもしれません。

 

辛いものが妊娠に与える影響は?

妊婦ばら

胃壁をあらしやすい

妊娠中は体が敏感になっていますから、いままで以上に胃壁が荒れたり、粘膜に刺激を受けやすくなっています。

食べたいと思っても、常識的な量の範囲にとどめておいたほうが安心です。

 

痔核に影響がでやすい

妊婦さんの悩みで意外に多いのが『』。

ホルモンバランスの影響で、便が硬くなりがちで便秘になるひとが多いですし、妊娠月数が進むと子宮が大きくなり、腸を圧迫するので痔を経験する人は多いです。

切れたり傷ついた肛門周辺は、辛いものをよく食べていると、排便の時に刺激して症状を強くしてしまうので、食べ過ぎはやめましょう。

 

塩分・水分の取り過ぎに注意

担々麺、麻婆豆腐、カレーなど、激辛な料理は塩分も多いです。

辛いと水を飲みたくなりますし、塩分と水を大量に摂取してしまう事に・・・。

腎臓に負担がかかりますし、妊娠初期からむくみが強いと妊娠中毒症など、トラブルの引き金になる可能性があります。

 

母乳への影響に注意

妊娠初期でやめれば、香辛料が母乳に与える影響は少ないようですが、『授乳期にスパイシーなカレーを食べた後、赤ちゃんが授乳をいやがった。』なんていう体験談を良く耳にします。

汗の臭いまで変わるという話もあるくらいですし、辛いもの、香辛料の摂りすぎは赤ちゃんのために控えた方が安心です。

不安に感じながら食べるよりも、ちょっと控えた方が気持ちもラクになりそうですね。

 

食べ物が赤ちゃんに与える影響は?

料理

妊娠中の食べ物が赤ちゃんに与える影響を調べて見ると・・・

  • たまごかけご飯を食べ続けていたら子どもがたまごアレルギーになった。
  • 鉄分不足で貧血に。赤ちゃんが虚弱になったり栄養不足に・・・。
  • 飲酒は肝臓に負担をかけ、分解出来ないアセトアルデヒドが毒に。
  • 生野菜や生肉でトキソプラズマに感染。水頭症などのリスクが上昇。
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偏らない食事でアレルギー防止

妊娠中に、よく生卵を食べていた、冷たい牛乳をよく飲んでいたという食習慣が、アレルギー体質と関係があるという話を良く聞きます。

一つの食品に偏らない食事を心がけたいですね。

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バランス良く食べて栄養不足防止

妊婦さんに心配なのは、鉄分やカルシウムの不足です。

血液量が急激に増えていくので、特に鉄分が不足して貧血になることが多いですから、赤身の肉、ひじきなど食べるようにしたいですね。

貧血が進むと、異食症といって、やたら氷を食べる、土やチョークなど食べ物ではないものが食べたくなることもあります。

 

飲酒・カフェインに注意

飲酒では体にとって毒素になるアセトアルデヒドが発生して赤ちゃんにも良くないことがわかっています。

カフェインはアルコールほどではありませんが、興奮作用がある刺激物です。

胎盤を通して赤ちゃんに伝わってしまうと、代謝機能が未熟なため悪影響が心配です。

 

 

感染症に注意

妊娠中は、体がデリケートになっていますから、生の野菜や肉からの感染にも気をつけたいですね。

出来るだけ、新鮮な材料を使い、火を通した料理を食べるようにしましょう。

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おわりに

○ とうがらしなどの辛いものは加減しながら食べても大丈夫。

○ 胃腸への刺激があるので、胃痛や痔に影響することがある。

○ 授乳時期には香辛料の影響で母乳を飲んでくれないこともある。

 

妊娠初期と辛いものの関係についてまとめてきましたがいかがでしたか?

食欲が落ちている時に、上手に使えば食欲を刺激するのに役立ちますが、食べ過ぎでむくみが出たりしないように気をつけておきたいですね。

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