妊娠初期に血圧が高いときのリスクとは?帝王切開になるってホント?

妊娠初期

妊娠初期の検診で血圧が高くて、「リスクが高くなりますよ。妊娠中断になる人もいます。」だなんてドクターに言われたらショックです。なんとか無事に出産を迎えたいですね。

  • どうして血圧が高いとリスクが高くなる?血圧コントロールの方法は?
  • 妊娠初期の高血圧を乗り越えたママは少ないの?
  • 中絶を勧められたらどう考えたらいい?

妊娠初期に血圧が高いと言われてしまったときに知りたい情報をまとめていきます。

 

そもそも高血圧の基準は?

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140/90 mmHgを超えると要注意!

血圧基準

普段から血圧が高めだと、妊娠をきっかけに更に血圧が高くなって来ることがあります。

血液量が増えて来ますし、全身に血液を行き渡らせるために妊娠前よりも少し高めになるという人もいます。

内臓機能がスムーズに働いていれば、むしろ血圧が低めになるという人もいて、血圧の高さが何を示しているのか不安になってしまいますね。

妊娠初期の高血圧症候群 妊娠3ヶ月の者です。先日3回目検診で血圧が147の95でした。その前も高めでしたが、家で朝夕測るといつもは高くても110の70くらいです。実は検診3回とも、尿たんぱくが2+出ていて、先日腎機能を見る為、血液検査をしました。今結果待ちです。結果を聞くのが本当に怖いです。

引用:ヤフー知恵袋 specesantora55さん

 

高血圧をチェックしなきゃいけない理由

血圧が高いと血管に負担がかかるので、妊婦さんの体への負担が大きくなります。

脳や肺、肝臓、腎臓など重要な臓器に影響が出て、赤ちゃんへにもストレスがかかります。

また、胎盤や赤ちゃんの状態が良くないことで、尿検査でたんぱくや、糖がプラスになる場合もあり、結果的に妊婦さんの血圧が上がってしまう…といったケースがあります。

以前、妊娠中毒症と呼ばれていた状態で、2005年からは『妊娠高血圧症』と呼ばれています。

妊娠前にはなかったのに、妊娠中期以後になってからお母さんに高血圧、蛋白尿、浮腫(むくみや1週間に500g以上の体重増加)のいずれか一つ、あるいは2つ以上が現れる病気を以前は「妊娠中毒症」と呼んでいました。これは、お母さんや赤ちゃんにいろいろな障害を起こすことが多いので、昔から産婦人科医が妊婦さんの診察において一番注意を払ってきた妊娠中の異常です。

引用:日本妊娠高血圧学会

妊娠初期に血圧が高いことがわかれば、運動や食事に気をつけることで、20週以降に妊娠高血圧症があらわれるのを避けたり、症状を軽くできるようです。

 

妊娠~出産はキセキのリレー

『妊娠出産はキセキの連続がもたらしてくれる』

『自分もキセキを起こした両親の愛に包まれてうまれたんだな』

そうした思いが強くなりますね。

妊娠が成立しても、妊娠初期のうちに流産してしまう割合は18%です。

妊娠初期の高血圧が、妊娠の異常のサインではないか注意深く見ていく必要があるのです。

早期の流産では、染色体異常が原因で、心拍が確認できないまま『稽留流産』になったり、胎盤がうまく作られなかったことで、赤ちゃんが順調に発育出来なかったケースが多いといいます。

ママにとっては、妊娠を継続したい…という思いが強いのはもちろんのことですが、その子が元気に育ってくれるかは、神様の決めることなのです。

 

医師の指示に従って過ごす

はじめに紹介したspecesantora55さんも、不安な思いで過ごしていたに違いありません。

けれども、お腹の中でうまく成長できずに胎盤剥離が起きてしまうことになれば、出血を止めることが出来ない非常事態になるかもしれません。

赤ちゃんだけでなく、あなたの命が危険にさらされるのです。

妊娠初期に高血圧、たんぱく+などの異常が出ている場合、そうしたリスクが大きくなっているということです。

 

<ママの腎機能が低下>

赤ちゃんに酸素や栄養が行き渡らずに発育が悪くなり、流産のリスクが高まる。

 

<赤ちゃんや胎盤に問題がある>

ママの身体機能でカバーできない異常なら、自然流産になることも…。

妊娠を継続しても、負担の大きくなる妊娠後期に高血圧が進み、ハイリスクな出産になる可能性があります。

 

状態によっては、妊娠を継続させるか、母体を取るかという厳しい選択を迫られるかもしれません。

塩分の調整、適切なカロリーコントロール、適度な運動など、指示に従って最善を尽くすしかありません。

 

妊娠高血圧症を乗り越えての出産

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私も妊娠高血圧症でした。
妊娠初期から症状が出ていたので、16週から管理入院していました。

入院して安静、食事制限、降圧剤、張り止め点滴などをしながらどうにか35週までもちましたが
35週で急に血圧、むくみ、たんぱく尿が増悪して帝王切開となりました。

引用:ヤフー知恵袋 karisadaさん

妊娠初期からの高血圧は、リスクが高くなり心配ですが、karisadaさんのように早くから管理入院して無事出産された方もいます。

”高血圧には適度な運動”というイメージがありますが、たんぱく尿やお腹のハリなどがある場合には、安静にしなくちゃダメです。

 

36週の時に妊娠高血圧症候群の症状が出て、緊急入院4日待って帝王切開で
出産をしました。
塩分を控え、なるべく水分を取って乗り切りました。

引用:ヤフー知恵袋 kanarikuyuunananaさん

妊娠後期には、急激に妊娠高血圧症候群の症状が強くなることがあります。塩分控えめ、水分は不足しないように気をつけて、出産されました。

8ヶ月頃から血圧が上がりだし、一時期一番高い時点では200超/90超というのがよくありました。食生活を気をつけるようにして、なんとか140台/80台を2週間ほどキープできたので、分娩中に急激に血圧が上がることがあれば緊急帝王切開を行うということで分娩を迎えました。

1回のいきみだけで生まれてきてくれたので、幸い血圧に問題がでることがなく出産することができました。

引用:ヤフー知恵袋 mai133335さん

血圧が200だなんて、命がけですね(汗)

mai133335さんは、無事に自然分娩出来ましたが、分娩中に血圧が急上昇して脳出血を起こすこともあると脅かされたそうです。 

 

妊娠初期血圧が高い妊婦がするべきこと

妊婦さん

塩分を控える

塩分を控える方法:だしや旨味を利用する、酢や酸味で調味する、スパイスで風味をアップさせる、減塩しょうゆ

果物や野菜に豊富なカリウムは、ナトリウムを排出する働きがあるのでむくみ取りになります。

 

水分をきちんと取る

白湯や常温水を飲む。水分のめぐりを良くして、腎臓に負担をかけずにデトックス!

小豆茶はノンカフェインでデトックス効果が高いので、妊婦さんにも人気です。

ティーバッグになっているものなら手軽に試せますね。

 

バランス良い食事とカロリーコントロール

摂取カロリー

食べづわりでジャンクフードに走る人もいますが…

『モスバーガー1個354Kcal、オニポテ205Kcal、オレンジジュース83Kcal』=642Kcal

『すき家の牛丼並盛り』=634Kcal

『ヤマザキメロンパン1個368Kcal、牛乳200cc134Kcal、みかん1個45Kcal』=547Kcal

『ローソンやみつきナポリタン』=619Kcal

一食500~600Kcalのイメージはこれくらい。

湯豆腐など、和食中心メニューがおすすめです。

 

ストレスをためない

不安があると血圧が上がりやすいですから、ストレスを溜めないようにしたいですね。

『だらだら寝て過ごす』

『泣けるCMをみて思う存分泣く』

『カラオケで歌いまくる』

『友達とおしゃべりする』

『読書やDVDで自分の世界にはいる』

こんな感じのストレス発散法が多いみたいですよ。

 

おわりに

  • 妊娠初期に血圧の高さを指摘されたら、減塩、体重コントロールをする
  • 入院管理で無事出産している人もいるので、医師の指導に従う
  • トラブルがあった場合、妊娠継続は神様におまかせするつもりで…

妊娠はいろいろ予想外のことが起こるもの。

妊娠初期の高血圧を乗り越えて出産しているママもいるし、もし、トラブルがあっても『神様は乗り越えられない試練は与えない』と言います。

あなたにとって幸せな明日が待っていますように!

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