妊娠初期に突然つわりがなくなった!流産は?赤ちゃんは大丈夫?

妊娠初期

つわりがはじまって間もないうちに突然ピタッとなくなったという経験、あなたはありませんか?そのような時すごく不安になったのではないでしょうか?

つわりは妊娠初期に起こる代表的な症状のひとつです。吐き気を伴ったり、突然気分が悪くなったりして症状が出ているうちは「早く終わってほしい!」なんて辛く思うこともありますよね。

しかしこれが何の前触れもなく急になくなると、逆に不安になります。

実は私も日によってつわりがある日とない日があり、ない日の度に不安になっていました。

そういう時に限って「つわりがあるのは赤ちゃんが元気な証拠」なんて誰かが言っていたことを思い出し、このままで大丈夫なのか?とすごく心配になっていました。

 

しかし調べてみると、つわりがなくなることは決して異常ではなく、突然なくなったとしてもそれが赤ちゃんの元気がないということにならないことがわかってきました。

ここではつわりがなぜどのようなタイミングで起こるのか、そしてなぜ急になくなるということが起こるのかについて見ていきましょう。

 

 

つわりはなぜ起こる?

妊娠初期 つわりなくなった 見だし1_R

 

実はつわりが起こるはっきりとした理由は未だわかっていません。

ここではいくつかの説をご紹介したいと思います。

 

ホルモンの作用

妊娠すると、hcgという赤ちゃんの成長をサポートするためのホルモンが一気に増加します。

妊娠していないときには出ないものが急激に分泌されるため、気持ち悪くなったり食欲不振、匂いに過剰に反応してしまうなどの症状が出てくるとされています。

 

胎児を異物として体がとらえるため

人の体は基本的にいらないものは排除するというメカニズムになっています。

妊娠初期は体がまだ「胎児」と認識できず「異物」と判断している可能性があります。そのため外へ出そうという指令が出され、つわりの症状が出るという説があります。

 

気分の変化があるため

妊娠すると以前はそこまで感じなかった不安やイライラなどを強く感じることがあります。あなたももう体験されたかもしれませんね。

上記のような体の変化に、この急激な気分の変化がプラスされることにより気分が悪くなるという説があります。

 

つわりはあくまでも母体の変化によって発症するもののようですね。赤ちゃんが元気に過ごしているから気持ち悪くなる成分が出てくるというわけではありません。

 

 

つわりが起こるタイミング

 

妊娠初期 つわりなくなった 見出し2_R

人の顔や性格が色々あるように、つわりのタイミングも実に様々です。

一般的に妊娠初期の5~6週からはじまり、ピークは8~11週で経験した方が多いようです。しかしこのタイミングで常に症状が出いなくてもそれは異常ではありません。

 

●日によってつわりがある日とない日があった

●吐き気が常にあったのに一時的におさまった。数日後再開したと思ったら吐くほどのひどい症状になって大変だった

●ずっとつわりがないのでラッキーと思っていたら、安定期に入るくらいの時からはじまった

●出産するまでまったくつわりがなかった

 

以上のようなつわりのタイミングを経験された方でも、無事元気な赤ちゃんを産んでいらっしゃいます。

 

つまり つわりがない = 赤ちゃんの元気がない ということに直結しないことになります。 

 

つわりが突然なくなった理由は?流産の可能性は?

 

妊娠初期 つわりなくなった 見出し3_R

人によってそれぞれのつわりのタイミングがあったとしても、突然なくなるとその理由も気になりますよね。流産についてはとくに心配だと思います。

つわりのメカニズムが明確ではないのでここでも仮説ですが、よくあげられている例を見ていきましょう。

 

つわりが突然なくなった理由は?

hcgホルモンの分泌量の変化

人の体で作られるものなので、常に一定量分泌しているとは限りません。分泌量の増減に伴い一時的につわりの症状が和らいでいる可能性があります。

気分の変化

家族と久々に楽しく過ごせた、気のおける仲間と思い切りリフレッシュすることができたなど、嬉しい出来事により気分が落ち着いたため、症状が治まったという方もいます。

また逆に仕事が忙しくなってきてそれどころではなかった等、気持ちの余裕がなくてつわりのことを忘れていたという例もあります。

 

ちなみに安定期に入る16週にはつわりが終わっているという方が多いようです。もしあなたが安定期に近い13~15週くらいなら、そのまま終息するという可能性もありますね。

 

流産の可能性は?

「つわりがなくなったと思ったら流産していた」という経験者もいるので、可能性は0ではないかもしれません。

しかし先程述べたように、つわりがないからと言って赤ちゃんの元気がないということには直結しませんし、流産していたのにつわりが続いていたという報告例もあります。

そのため医学的にも 流産 = つわりがなくなる ということにはならないとされています。

 

また心拍確認後の流産率はたったの2~3%です。もしあなたが確認済みなのであれば、そこまで深刻に考える必要はないでしょう。

 

 

どうしても心配な時は?

 

妊娠初期 つわりなくなった 見出し4_R

病院に連絡する

心配を取り去るには受診が一番の方法だと思います。次回の来院予定日が来ていなくても思い切ってお願いしてみましょう。

そこまでするには気が引けてしまう、来院する時間がないというなら、電話で状況を説明し相談してみましょう。多くの妊婦さんをサポートしてきた医師や看護師さんからのアドバイスはより的確で安心できるものがあると思います。

ここぞとばかりに好きなものを食べる

あなたのつわりは一時的におさまっているだけかもしれません。再開した時、もし更にひどい症状ならば食べることもままならないかもしれません。

また妊娠後期になり体重管理の必要が出てくると、ほぼ食事制限でしか調整することができなくなります。

ですので今このタイミングが好きなものを満足に食べられるチャンスです!ここぞとばかりにいただいて気分転換しましょう。

 

 

最後に

妊娠初期 つわりなくなった 最後に_R

いかがでしたか?あなたのつわりが突然なくなったとしても、それは赤ちゃんの元気がなくなっていることにはなりません。

つわりの症状が落ち着いている時はチャンスの時です。はめを外しすぎることは禁物ですが、好きなものを食べたり好きなことをしてここぞとばかりにリフレッシュしてみましょう。

コメント