妊娠初期は喉が渇くと言う人が多いですね。
なんとなく飲み物が欲しくなって、「妊娠前よりも水やお茶をよく飲むようになったけれど大丈夫かな?」なんて心配になることも・・・。
妊娠初期はカラダのホルモンバランスが大きく変わるので、いままでと違うと感じる事が多いですね。
- 妊娠初期に喉が渇きやすいのはなぜ?
- 水はどんどん飲むべき?オススメの飲み物は?
- むくみの心配や飲んではいけない飲み物はない?
妊娠初期の喉の渇きについて、スッキリ解決していきましょう♪
妊娠中に喉が渇くのは水分が必要だから
プロゲストロンが豊富だと高温期が続く
妊娠すると高温期が続きますね。
このとき、妊娠状態を保つためにプロゲストロンが豊富になっています。
ホルモンバランスが大きく変わるので、熱がこもりやすく汗をかきやすくなり、水分を必要とするのです。
血液量が40%以上も増える
妊娠すると、赤ちゃんに栄養を送らなければいけないので、二人分の血液が必要になります。
その上、子宮をきれいな羊水で満たしておかなければいけませんから、水分がとてもたくさん必要になるのです。
しっかり血液を作るためには、水分とたんぱく質、組織の新陳代謝に必要な葉酸やビタミン、ミネラルが必要になります。
造血機能が低下していると喉が渇く
ママの体はしっかり妊娠初期の水分・血液が必要な状態に付いていこうとするのですが、前の出産から間もない、無理なダイエットで体力が落ちていたという場合には、血を作る力~造血機能が落ちていることがあります。
普段以上に血を作らなければいけないので、フル回転しているけれどなかなか追いつかない・・・そんな状況が、喉の渇きとして感じている場合があります。
体をいたわる・水・食事をしっかり
ムリをしない、睡眠を確保する
喉が渇いて目が覚めしまうとツライですね。
日中、こまめに水分を補給して夜の水分不足に備えましょう。
つわりで、いままで通りに食事が出来ない場合には、摂取する水分量が減ってしまいます。
体を休めて体のフル稼働状態をサポートしてあげましょう。
水分の補給をする
妊娠初期にオススメの飲み物
①常温の水か白湯
②スポーツドリンク、経口補水液
③麦茶・ルイボスティー
喉が渇くと、冷たい飲み物をたくさん飲んでしまいがちです。
胃を常に冷やしていると、内臓の血流が悪くなって、体の機能低下になりかねません。
逆に、内臓を温めて体全体の血流を増やすと、栄養が行き渡り、体の内側からパワーがみなぎるようになります。
では、ほかに水分の補給で気をつけたい事をまとめて見ましょう。
スポーツドリンクの飲みすぎは要注意ですけどうまく活用しましょう
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妊娠初期に避けたい飲み物
①お酒
②ジュース類
③カフェインの豊富なのみもの
妊娠している時のアルコールは、発育障害や脳の異常を起こすリスクが高くなり、注意が必要です。
胎児性アルコール症候群という病気があり、妊娠中のお酒との関係性が指摘されています。
妊娠中のお酒は避けるべきです。
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次にジュースですが、口当たりが良いので、水代わりに1日に何倍も飲むのは控えましょう。
食事がどうしても取れないという時のコップ1杯のフレッシュジュースは、栄養補給に欠かせませんが、喉が渇くからと果汁100%ジュースを1日に何杯も飲むと、糖分やカロリーの摂りすぎが心配です。
妊娠中の体重コントロールで苦しむことになるので、適量に抑えましょう。
また、カフェインは、興奮作用と利尿作用が悪い影響を与えると考えられていますから、妊娠中はやめておいた方が良いでしょう。
利尿作用の高いコーヒーや紅茶は、後からさらに喉が渇くようになる心配があります。
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たんぱく質と野菜・ゴマ
血をしっかり作る良い食事には、良質の赤身の肉と、ハチミツ、大根、人参、黒きくらげ、黒砂糖、黒ごま、黒豆といった食材を組み合わせるのがオススメです。
造血機能を高めて体力をアップすることで、喉の渇きも収まりやすくなるでしょう。
きゅうりやナス、トマトといった水分を多く含んだ野菜を食べることも水分補給になりますが、生で冷たいまま食べ過ぎると、内臓を冷やすことになるので、注意が必要です。
水を1日2リットルとかむくまない?
たっぷり水分を補給して老廃物を流して上げる事は、きれいな羊水を保つためにも大事な事です。
1.5リットル~2ℓの水分補給を、こまめにわけて摂取するのは腎臓の働きを助けて、むくみを取る場合もあるのです。
妊娠すると、膀胱が赤ちゃんの成長に刺激されて、トイレが近くなる場合があります。
だからと言って水分を控えてはますます水分不足が深刻になってしまいます。
つわりがツライ場合には、氷を口に含むなどなにか水分を補給する方法を工夫して対処していきましょう。
もし、喉の渇きはあるのにつわりで水分が摂れないという場合には、脱水症状を起こす危険がありますから、早くお医者さんに相談しましょう。
おわりに
○妊娠初期は喉が渇きやすいのは自然なこと。
○常温の水や白湯、水分の豊富な野菜や料理から水分補給を意識しましょう。
○水分が足りない、塩分の摂りすぎでむくみになることも。適量の水分をきちんと補給しましょう。
喉の渇きが出やすいのは妊娠初期の特徴です。
こまめに水分を補給することと、体をいたわることが一番です。
喉が渇きすぎて、唇がわれるなど脱水の症状が出る前にツライ場合には、お医者さんに相談してくださいネ。
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