妊娠中の家族・旦那さんの風邪予防法とかかったときの対処とは?

妊娠初期

妊娠がわかってから手洗いやうがいを徹底しているのに、一緒に暮らす家族や旦那さんが風邪を引いてしまった…!!10か月間の妊娠期間中、そんな状況は珍しくありません。

妊婦の投薬には抵抗があるし、風邪は万病のもととも言われているように、妊娠中は軽いものでもバカにできませんね。

妊娠はママが一人で頑張るものではありません。体調管理や今後の育児など、家族・旦那さんと一緒に考えていかなければならないことがたくさんあります。

そこで、妊婦さんにとって怖い感染症と風邪対策についてまとめました。家族や旦那さんと協力し合って風邪予防に努めましょう!

妊娠中に家族や旦那が風邪!妊婦にうつるとどうなるの?

自己管理をしっかりしていても、家族が風邪を引いてしまった場合、同じ屋根の下では感染の確立もぐっと高くなってしまいます。もしも風邪をひいてしまったら、まずはかかりつけの産院で相談してください。妊婦さんでも飲める薬を処方してくれる場合もあります。

心配なのは、妊娠中にうつってしまうと重症化したり、胎児に影響があるような感染症。ここでは以下の5つについて解説します。

知っておきたい!妊婦さんにとって危険な感染症

 

感染症 症状・胎児への影響 予防接種など
風疹 予防接種をしていれば感染の可能性は低いです。妊娠20週頃までに感染した場合、赤ちゃんが白内障や先天性心疾患、難聴などの先天性風疹症候群にかかる可能性があります。 妊娠中には接種することはできません。ご自身を含め家族に摂取経験があるかどうかを調べておくことが大切です。
麻疹 地域的な流行があるので、注意が必要です。予防接種をしていれば感染の可能性は低いです。 赤ちゃんに与える影響は少ないとされていますが、早産や低体重児の可能性もあります。 妊娠中には接種することはできません。ご自身を含め家族に摂取経験があるかどうかを調べておくことが大切です。
水ぼうそう 免疫をもっている人が多いですが、まれに大人になってから発症してしますケースもあります。感染力が高く、妊娠中にかかると重症化することも。 妊娠中には接種することはできません。ご自身を含め家族に摂取経験があるかどうかを調べておくことが大切です。
リンゴ病 主に子どもに見られる流行性の感染症ですが、まれに大人にもうつる場合があります。ほっぺがリンゴのように赤くなるのが特徴です。 ワクチンがないため、予防接種はありません。感染の疑いがある子どもとはできるだけ接触しないよう心がけましょう。
トキソプラズマ 感染しても大人の場合は症状が出ないか、出ても風邪に似た軽いものです。しかし胎児には、運動発達や精神発達の遅れ、視力障害などの先天性トキソプラズマ症を発症する恐れがあります。 妊娠がわかったら、血液検査でトキソプラズマ抗体の有無を調べます。抗体があれば感染しているということですが、妊娠前の感染であれば問題ありません。陽性反応が出た場合はさらに詳しい検査で、感染時期を特定します

 

その他、妊娠中にこの風邪・病気は大丈夫?

インフルエンザ

インフルエンザの大きな特徴として、

  • 突然の高熱(38℃以上)
  • 関節痛
  • 筋肉痛
  • 頭痛
  • 全身の倦怠感

などが強く現れます。一般的な風邪症状である、咳や鼻水、喉の痛みなどの呼吸器の症状は、やや遅れて現れることが多いです。流行しやすい冬の時期は、上記のような身体症状が急に現れたら要注意。

インフルエンザの疑いがある場合、早めに病院にかかりましょう。できればかかりつけの産院に電話で相談をしてから病院を決めることをお勧めします。

注意産院へ直接向かうことは避けましょう。他の妊婦さんにうつしてしまう可能性があります。

抗インフルエンザ薬(タミフル)による胎児への影響はないと言われています。インフルエンザが重症化したことで亡くなってしまった妊婦さんはタミフルの投与が遅かったことが原因とされていますので、治すことを第一に、タミフルを服用しましょう。

 

★こちらも併せてご覧ください。

”https://fun-mom.com/kenko/6843/″

マイコプラズマ肺炎

胎児への直接的な影響はありません。抗生物質を使用して治癒するのが一般的ですが、お医者さんによっては自然治癒をすすめるところもあるようです。当然ですが、自然治癒の場合は時間がかかり、体力も消耗してしまいます。感染した場合は、病院でしっかりと相談しましょう。

 

★咳が辛い…!そんなときにはこちらの記事も参考にしてみて下さい!

”https://fun-mom.com/kenko/7183/″ ”https://fun-mom.com/kenko/6816/″

妊娠中に家族や旦那さんが風邪をひいてしまったら

家族・旦那さんの看病

妊婦さん自身にうつってしまうことが一番心配です。どちらかの実家が近い場合は、本人または妊婦さんが実家で生活することをおすすめします。二世帯同居などの場合、風邪を引いている家族との接触はなるべく避けましょう。

そうはいっても、

仕事で疲れている夫の看病をしないわけにはいかない!
上の子が風邪を引いたらつきっきりになるのは仕方がない!

という方もいると思います。次の予防策をしっかりして、感染を防ぐように努めましょう。

ママの予防策

体力が低下してしまうと、感染力も高まります。まずは

  • しっかり睡眠をとる
  • 栄養バランスのとれた食事を摂る
  • 手洗いうがいは欠かさない

ことをこころがけましょう。あとでご紹介しますが、風邪予防の食材も積極的に摂りましょう。

看病中は、

  • マスク必須
  • 看病後の手洗いうがいを徹底

しましょう。お部屋の換気も大切ですね。

妊娠中に旦那さんから風邪をもらってしまったママたち

 

風邪による免疫低下が、他の症状を引き起こしてしまうことも十分に考えられます。軽い風邪でもあなどれませんよね。

喉が痛む場合、妊婦さんが飲んでも安全な薬もあります。痛みが辛い場合は産院で相談し、処方してもらうのもいいですよ。

妊婦さんがインフルエンザの予防接種をするのは問題ありません。しかし念のため、家族や旦那さんにも摂取をお願いしておくのが安全ですね。

もしも実家が近くにあるのなら、こちらの方のように一時的にお世話になるのも手段の一つですよ。

妊娠中のママのため!家族・旦那さん、みんなで風邪予防

妊婦さんだけでなく、旦那さんや同居する家族全員が日常的に風邪の予防を意識しましょう。

  • 外から帰ったら手洗いうがい
  • 風邪予防効果のある食材を積極的に摂取
  • 加湿器などで空気の乾燥を防ぐ

ちゃんとできてる?正しく手洗いをして風邪予防

妊娠中もOK!食べ物から免疫力アップ

柑橘類

ビタミンCは免疫力を高めてくれます。ミカンやグレープフルーツなど手軽に摂れるものなので、意識をして摂取するといいですね。

緑黄色野菜

ビタミン類、βカロチンなどの栄養素が豊富に含まれています。ビタミンAはのどや鼻の粘膜を強くする働きがあります。妊娠中のビタミンAはよくないと思われがちですが、それはレバーなどに含まれるレチノールのこと。野菜に含まれるビタミンAは水溶性で、摂りすぎても体外に排出されるので心配ありません。βカロチンは、皮膚や粘膜の免疫力を高めてくれます。カボチャなどを積極的に摂るといいですね。

しょうが

妊娠に関係なく、万能な生薬として有名ですね。殺菌作用があり、代謝を促進します。身体が温まるので、風邪をひいたときにも効果があります。

ネギ、にんにく

こちらも妊娠に関係なく、抗菌効果や発汗促進があるので、さまざまな場面で使用されますね。多くの料理に使われているので、特に意識をしなくても摂取することができるでしょう。

家族や旦那さんと、風邪予防を日常的に意識して!

  • 風邪だと思っていたら、実は感染症だった。
  • ほんの些細な風邪だったけれど、免疫力が低下していて高熱になってしまった。

そんな体験談も聞きます。私自身も安定期に入ったころインフルエンザにかかってしまった経験があり、もっと予防を徹底しておけばよかったと後悔しました。(幸い、タミフル服用ですぐに熱は下がり、子どもへの影響はありませんでした。)

後悔をしても何も変わりません!もっとこうしておけばよかった」という後悔を生まないためにも、旦那さんや家族と一緒に、体調管理に取り組んでいきましょう!

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