インフルエンザは人から人に感染するので、夫や子供がかかると不安にかられます。皆さんが家族で予防していても、職場や学校にインフルエンザが流行すると瞬く間に広がり発熱したり咳がでたりするものです。
同じ家に住む家族がインフルエンザになれば、当人の体も心配ですが妊娠中になるとお腹の赤ちゃんへの影響を考えるとどのように対処すべきか困りますね。
今回は家族がインフルエンザにかかった場合の対処法についてまとめてみます。
家族がインフルエンザに!そんな時どうする?
インフルエンザになると発熱や倦怠感があり通常の生活が送れなくなります。
職場や学校を休む事になるので、ママがお世話をする事になるのは仕方がないでしょう。近所に両親・兄弟・親戚などががいる場合、食事の用意などを手伝ってもらったり、食事のデリバリーサービスを利用する方法もあります。
妊娠中は細胞免疫が低下しているので、感染症に弱くなっていますからインフルエンザにもかかりやすくなります。
重症化してしまうと、赤ちゃんにも影響を与えてしまうこともありますから
「できるだけ接触を控える」
「インフルエンザ予防をする」
事が大切です。
インフルエンザにかかった夫や子供は部屋から動かないようにしてもらう
トイレや洗顔以外は、基本的には部屋でじっとしてもらうのが一番の予防ですから、家の中をあまり動かないようにしてもらいます。
夫がインフルエンザにかかったとき
夫であれば、薬を飲んで部屋で体を休めてもらうのが一番ベストでしょう。部屋にテレビがあれば、退屈する事もありませんし雑誌等があれば何日かは静かに過ごせます。栄養のあるものをしっかりと食べさせれば早くに回復するので心配する事はありません。
子供がインフルエンザにかかったとき
自分が感染したくないからと、子供を放置するわけにはいきませんよね。小さな子供だけでなく、インフルエンザにかかると気弱になりますし、ましてや子供ともなれば「心細さ」を強く感じるのでママに側にいて欲しいものです。
インフルエンザにかかりたくないからと子供を部屋に閉じ込めて一人にしておくわけにはいけないので、それなりの処置をする事が大切です。
インフルエンザ患者が家族に出た場合には予防投与が適応される
夫の場合、一人で病院を受診しますが、子供がインフルエンザかも?と思えば親も一緒に病院に行くでしょう。
その時に自分が妊娠中である事を医師に告げれば
「インフルエンザを予防する為にタミフルを投与する」
事をすすめられます。
妊娠中は、どんなに体力があり健康に自信がある人であったとしても、体の抵抗力が低下していますのでインフルエンザには予防接種を受けていてもかかりやすくなっています。家族と接触することで、インフルエンザかかる確率が高くなるのであれば予防の為に「タミフルを飲む」選択がされるのです。
タミフルは飲んでいる期間、側にいる家族からのインフルエンザから守ってはくれますがタミフルを飲んでいる間しか効果はありません。「家族がインフルエンザである期間」のみ有効ですが、それ以後は効果はないのです。
予防投与中にはインフルエンザにはかからない?
本人がインフルエンザにかかってない時にタミフルを飲んでいても、100%感染しないとは言えないようで感染しにくくなるようにする、あくまでも予防を考えた策だそうです。家族間での予防にはタミフルは効果が高いそうですが、外出して多くの人の中に出た場合には感染してしまう事もあるそうです。
あくまでも、自宅での家族感染を予防する為の方法なので「タミフルを飲んでいるから」と安易に外出したりしない方が安全であると言えるでしょう。
抗インフルエンザ薬を予防に飲んでいても赤ちゃんの影響はないの?
インフルエンザにかかるくらいなら、予防の為に薬を飲んだ方が良いのですが妊娠中は薬は控えるべきでもあるので「本当に安心なのか」やはり心配ですね。
基本的に妊娠初期は、赤ちゃんへの影響が懸念されるので病院でも判断が異なることもありますし、感染したら早期に療養するように指導されることもあります。どちらにしても、自己判断ではなく病院で必ず相談することが大切です。
重症化することが懸念されますが、インフルエンザになったから必ず重症化するとは言えませんし、体を休めることでインフルエンザを治癒した先輩ママもたくさんいます。
ネガティブな事ばかりを考えているよりも、家族がインフルエンザにかからないように日頃から予防をしっかり行ったり、なった時には自分を含めてしっかり管理し早くに家からインフルエンザを追い出すことを考えましょう。
インフルのとき、実際に自宅ではどう過ごす?
インフルエンザの場合、発熱があるないに関わらず初日はお風呂は控えて体はタオルで拭き取り汗をかいた衣類はこまめに変えます。部屋の前に食事を用意し、汚れたものは袋に入れて洗濯物として出してもらうのが一般的ですね。
トイレの場合には。マスクを着用するなどの工夫をしたりするのも良いでしょう。神経質に消毒してまわる人もいますが、空気感染するインフルエンザでは室内をくまなく消毒するよりマスクの着用と隔離が一番予防になります。
子供の場合
子供がインフルエンザにかかった場合、幼児であればママも心配ですしなにかと看病を必要とする症状になりやすいものです。その場合には、マスクや加湿器を利用してインフルエンザに感染しないように心掛けなくてはなりません。
このような場合には、タミフルを飲んで予防するのが一般的のようです。くしゃみや鼻水からもインフルエンザ菌は入り込んできますので、マスクは必須ですし子供が食べた食事は残っても食べてはいけません。
誰か面倒を見てくれる人がいれば一番良いのですが、子供を家族だけに任せる事もママとしては寂しい思いをさせてしまうのではないかと心配になるでしょう。1日ではなくても、実家に頼ったりできるのであれば、自分も体を休めて「早く子供との時間」が取れるようにしましょう。
自分がインフルエンザになった場合は、子供に感染しないように自分が子供から隔離される事にもなります。出来る限りこのような事を避ける為にも、かかりつけの医師に相談して予防接種を受けるなりしてお腹の赤ちゃんだけでなく子供も大切にしてあげたいですね。
とにかく予防はしっかり行う事
家族を隔離したとしても、インフルエンザ菌は家庭内をうようよしていますので「いかに体に入れないか」感染経路を絶ってしまうかを考えることが大切です。
その為には「加湿」「マスク」「手洗い」はしっかり行います。インフルエンザは、風邪と違ってうがいの効果はないようなのですが乾燥はインフルエンザには良くないので習慣的に行っておきましょう。
加湿器がないお家であれば、定期的に暖房を切って換気をおこなったり暖房の温度を下げて冷え易い首や足はしっかり温めるようにしたり、腹巻でお腹が冷えないようにするなど工夫してみましょう。
まとめ
夫や子供がインフルエンザになったら、当人たちとの接触をできるだけ避けるように心掛け「必ず病院に相談」してください。予防に関しては、インフルエンザ予防と同じことですから難しいことではないと思います。
問題は「タミフルを飲むか」飲まないかなのですが、これに関しても病院で医師としっかり相談し自分が納得できるようにすることです。予防にこしたことはありませんし、家族の症状にもよって必要であれば医師の言葉に従い薬を飲んで短期間の予防を行いましょう。
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