予防接種をしていても、妊娠中は免疫力低下が著しいので軽く感染し症状が出てしまうことがあります。
万が一インフルエンザにかかってしまったら治療や薬はどうするのか?悪化しない為にやりたいことなど知りたい事がたくさんあると思います。インフルエンザの予防は知っていても対処法が病院に行くしか分からない人も含めてどうすればよいか説明していきます。
妊娠中にインフルエンザにかかっても慌てない
赤ちゃんは胎盤という家に守られているので、へその緒からインフルエンザが感染することは殆どないそうです。ごくまれに季節型は影響を与える事があるようですがリスク自体は非常に低いので焦らずに対処すべきですね。
”https://fun-mom.com/kenko/6348/″インフルエンザよりも合併症や症状の重さに注意すること
インフルエンザも風邪も菌自体は特に何が困るわけではなく、それによって引き起こされてしまう様々な症状が問題視されています。ママの体調が悪くなる事で赤ちゃんに二次被害が起きる可能性があるので、自分の体を優先して治すことを考えましょう。
ママが苦しいと赤ちゃんも苦しくなる
インフルエンザは風邪と同じで発熱や関節痛、咳が起こります。これが赤ちゃんに影響を与える事になるので、先ずは自分の症状を緩和する・治すことを優先します。
咳が出る・止まらない
喘息の人はインフルエンザにより発作が酷くなったり、咳が止まらずに苦しい思いをします。咳はお腹に圧力をかけてしまうので、子宮の収縮を強めてしまい張りが強くなったりする事があります。咳をすることで骨盤ないがゆれると赤ちゃんの神経に触りそう情緒不安定にしてしまうので、咳を早くに止める為の治療を行わなくてはいけません。
高熱は赤ちゃんに酸素が行きにくくなる
体温が上昇すると、羊水も同時に上昇したり血液の流れが早くなります。赤ちゃんの心拍数にも乱れが出るので即座に熱を下げなくてはなりません。水分をたくさん飲んで解毒や解熱・発汗を促したり首やリンパを冷やして安静にし少しでも早く熱を下げます。高熱が続くと肺炎になりやすいので、薬で症状を楽にさせる処置が取られます。
”https://fun-mom.com/kenko/6310/″妊娠中のインフルエンザは重症化しやすいので、早期に予防接種をしてかからないようにしておくことが大切でもあります。予防にこした治療はないと考えられていますので、早めに予防接種を行っておきましょう。
妊娠中のインフルエンザは自己防衛と対策で乗りきろう
先ずは安静第一
夫婦だけで生活していると家事は女性が全てやっている事が多いでしょう。インフルエンザにかかった時は、絶対に無理をしてはいけません。体力も低下しているので、最初はなんともなくても翌日やよく翌日に症状が酷くなる事もなくはありません。
旦那様に頼めることはお願いして、食事はデリバリーを利用するなどして休むこと。家族や親戚にもヘルプを頼んで無理は絶対にしないでください。お腹回りは温めるのは当然ですが、足首を冷やすと全身の冷えも強くなりますからレッグウォーマー等を利用してくださいね。
栄養のあるものを食べれるときに食べる
発熱がある時には、白湯をたっぷりと飲んで水分を補給します。スポーツドリンクは糖分が多いので、できるだけ控えめにした方が良いですね。ルイボスティーや白湯を常温ぐらいで小まめに飲むと良いと思います。
栄養ドリンクや栄養剤等は、妊娠中でなければ構いませんが妊娠中にはこの様なものに頼らずに食事で栄養を摂取しましょう。発熱して食欲がないようであれば、栄養が豊富な葉酸サプリだけでも十分です。
できるだけ、お粥や豆腐を崩したものなど消化がよく胃腸に優しい食事を食べるように心がけてください。野菜スープも体を温めて栄養がありますから、コンソメで作ってもらうのも良いですね。
”https://fun-mom.com/kenko/6170/″
病院で診察を受けたら薬はしっかりと飲むこと
インフルエンザにかかったら、母子手帳を持って病院を診察します。シーズンは、周りもインフルエンザに掛かっている人が多いので、病院に連絡をして妊娠中であること週数を伝えて「どの時間に行けば良いのか」を先ず確認します。
病院によっては人が少ない時間帯の方が安全と考えますし、高熱なら迅速な処置を必要とするので必ず連絡を入れてから向かいましょう。かかりつけの産婦人科に連絡をすれば、内科を紹介してくれることもあるので指示に従います。
薬が必要と診断されれば、処方されますし薬を飲まない方が安全と診断された時には自宅で安静にするか入院して様子をみることもあるようです。
薬も飲めるので自己判断しない
インフルエンザは発症して48時間以内に薬を飲めば重症になることなく症状が安定していきます。
高熱が出る
予防接種を終えていると、37℃半ばから後半の熱で治まることがあります。場合によっては一旦熱が下がり夜に上がる事もあるので「風邪かインフルエンザか分からない」時も診察を受けることをおすすめします。
関節の痛みや腰痛が酷くなる
妊娠中は腰痛も起きやすいですし、足の付け根もお腹の重みで痛みます。微妙にいつもより違う痛みは、インフルエンザによる発熱が関節に回っていることもあります。
頭痛はこめかみが疼く感じ
インフルエンザになると風邪の頭痛より激しく痛むことがあります、同時に脈拍も速くなり息苦しさも出るので、空気が薄いような感じを受けたら早めに診察を受けましょう。
妊娠中のインフルエンザは医療補助を受けられることもあります
病院で説明があれば役所で手続きを取れば医療補助の対象になります。満額ではありませんが、対象の自治体なら申請した方がお得ですから上手に利用してくださいね。
予防だけでは防げない!予防注射は受けましょう
赤ちゃんの事を考えると、体にはワクチンを入れたくない気持ちもわかりますが、インフルエンザそのものより合併症や症状の悪化の方が赤ちゃんに悪影響を与えるので、妊娠したとしても予防注射は受けた方が良いです。インフルエンザは生ワクチンでありませんので、受けずに悪化するよりリスクは低いです。
インフルエンザワクチンに妊婦用がある?
”https://fun-mom.com/kenko/6513/″
医師によって考え方も異なるようですが、近年では重症化する前に予防接種を受けた方が母子共に健やかな出産に望めることが分かっていますので多くの病院では予防接種を推奨しますし、かかった時にはタミフルやリレンザを処方しています。
”https://fun-mom.com/kenko/6340/″
薬を飲みたくない、インフルエンザにかかりたくないのなら無菌室にでも入るしかないのですから、ここは赤ちゃんの為にも予防だけでなく予防接種も受けるべきだと思います。
まとめ
予防接種をうけてインフルエンザにかかるのと、予防接種を受けずにインフルエンザになるのでは全く症状に差が出ます。よほど生活習慣が乱れていない限りは、予防接種を受けることで症状を軽くできて回復も早くなります。
もし、会社などでインフルエンザが流行したら「自分にもうつるかも」と覚悟した方がよいでしょう。そしてうつらない為にも、睡眠と栄養をしっかり摂って体を休めインフルエンザが入りこむスキを与えない事も大切です。
かかってしまったら「少しでも早く治す」事だけを考えて、赤ちゃんが元気に生まれてくるために自分自身がしっかりすること。くよくよ悩んでもインフルエンザは体から出ていくわけではありません。妊婦だからかかるのではなく、誰でもインフルエンザになる可能性がある事を忘れないでください。
自分と一緒に赤ちゃんも「ママ頑張って」「早く元気になって」と戦ってくれているのですから、ママとしての自覚をしっかり持ち乗り越えましょう。
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