「体重増加はいつから?」妊娠すると特に気になることではないでしょうか?
母になるといってもやはり女性です。見た目に関わってくることには敏感になりますよね。
「私の体重増加は目安値とどれぐらいの差があるのかな?」「妊娠中に増えた体重、産後元に戻るかな?」そのような心配をしている人もいるかもしれませんね。
妊娠するとある程度の体重増加は必要ですが、心配を払拭するためにも本当のとことを知りたいですよね。
そこで今回は妊娠中の体重増加はいつからどうなっているのか、体重管理はどうしたらいいのかについてご紹介したいと思います。
妊娠後の体重増加はいつから?なぜ増える?
体重増加に反映されるものとしては大きくわけて3つあります。
・赤ちゃん
・羊水・胎盤
・妊娠すると母体に増えるもの(皮下脂肪の増加、血液・水分の増加)
どれも妊娠すると必然的に増えるものですね。
多くの妊婦さんは5~6カ月頃から目立った体重増加が見られるようです。
このタイミングでの体重増加理由としては、まずは辛いつわりが終わったということ。
また赤ちゃんが体重に顕著に表れる大きさになること。その成長にともなって必要な羊水・血液等も重さを増してきていることがあげられます。
ちなみに赤ちゃんの体重は妊娠4カ月頃は100g程度ですが、5カ月には250~280g、6カ月には600~700gとなってきます。
状況の変化によっても体重増加が一気に加速する場合があります。
こちらは「食べすぎ」が原因の体重増加がほとんどなので、注意が必要です。
・つわりが治まった後
・仕事を辞めた or 産休に入った後
・里帰りした後
・できるだけ安静にと言われた時
・臨月の頃
以上のような状況の場合、気の緩みや気持ちに余裕ができてきたなどの理由で食べることに走りがちです。
とくに臨月や動きづらい理由があると、「食べることしか楽しみがない!」なんてことに陥りやすいです。
私も仕事を辞めたあとの1カ月で一気に5kg増加しました。
私の場合食事量が増えた以外に、それまでしてきた仕事が常に動き回るようなものだったので運動量が激減したことも反映されているのではと思っています。
妊娠中の体重増加の目安は?
妊娠期間全体での理想の体重増加
あなたのBMI値によって異なります。BMIは肥満度を示す体格指数のことです。
妊娠前の体重と身長で算出されます。
計算式は
BMI=体重kg÷(身長m)²
です。 (こちらで自動計算されます→BMIと適正体重)
BMIが
18未満 → 理想の体重増加 10~12kg
18~24 → 理想の体重増加 7~10kg
25以上 → 理想の体重増加 5~7kg
となります。
痩せている人は少し多めでも大丈夫、太っている人は妊娠時から少し制限していくことがいいようですね。いずれにしても妊娠したら多少の体重増加は必要ということになります。
妊娠初期・中期・後期での増加目安
BMI値によって多少異なります。
妊娠初期 2kg未満の増加
妊娠中期 5kg未満の増加
妊娠後期 3kg未満の増加
つわりが終わる中期の体重増加量が多いようですね。
あなたのBMIが標準だった場合、1週間に200~300gの体重増加に抑えておくといいですね。
1週間で500g以上増えると注意が必要です。
出産する妊娠10カ月時点での重さの内訳
赤ちゃん 約3kg
羊水・胎盤 約1kg
母体必須体重増加 約3~4kg
BMI値によって多少異なりますが、妊娠して赤ちゃんとママの必要な体重増加は7~8kgと計算されます。
最終的に10kg増えたなら、2~3kg余計な脂肪がついたということになります。
妊娠中に体重増加しすぎるとどういう危険がある?
妊娠高血圧症候群
高血圧・むくみ・たんぱく尿等症状が現れます。母体に症状が出るだけでなく、赤ちゃんに十分な栄養を送れなくなってしまいます。
最悪の場合早産や子宮内胎児死亡になる可能性があります。
妊娠糖尿病
お母さんの血液の血糖異常から生じるものですが、こうなるとお腹の赤ちゃんまで皮下脂肪が増えて太り気味になる可能性があります。
太りすぎた赤ちゃんは内臓などの機能が弱い傾向にあるようです。
この他産道に脂肪がついたり、子宮の収縮が長くなって難産になったり、体重が負担になって腰やひざの痛みが生じるということが考えられます。
体重管理はどうすればいい?
仮に今の体重が問題なくても、安心して出産を迎えるためには体重管理をしていた方がよさそうですね。
妊娠中の体重管理は運動やダイエットより、まずは食事管理が基本です。
毎日体重計に乗る
1日1~2回体重計に乗るようにしましょう。自然と普段の食事を気をつけようと意識付けができます。
体重の記録には妊婦さん専用のスマホアプリが便利です。妊娠時の体重管理を記録するだけでなく、妊娠週数に応じたアドバイスが載っていたり写真や日記を記録することができるものもあります。
色々な機能がついているとマタニティライフもより楽しく過ごせそうですね。
食べたものを記録する
これも意識付けとして効果がある方法です。レコーディングダイエットというものが少し前に流行りましたよね。それと同じです。
調理方法を工夫する
揚げ物はカロリーが高いので、煮る・蒸すなどの調理方法を優先した食事をとりましょう。炒める際もできるだけ油を少量で使うように意識してみましょう。
フライパンの上にクッキングシートを敷くと、油がなくてもスムーズに炒めることができ焦げ付き防止にもなります。
塩分を控える
塩分をとりすぎると浮腫みの原因になることがあります。減塩は妊娠高血圧症候群の予防にもなるので、麺類のスープは飲まない、だしや香りがある野菜で風味づけし、塩の使用料を減らすなど工夫をしてみましょう。
また妊娠中はバランスのとれた食生活も大事です。詳しく知りたい方は以下の動画をご覧ください。
最後に
妊娠中、ある程度の体重増加はママにも赤ちゃんにも必要なことです。ですので無理してダイエットをしたり、激しい運動をする必要はありません。
しかし太りすぎることは禁物です。
つわりが終わった妊娠中期からの体重管理がとくに重要です。
安心して出産を迎えるためにも今できることからチャレンジしてみましょう。
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