インフルエンザB型に妊婦が感染したら・・・どんな症状が?赤ちゃんへの影響は?

マタママ

空気の乾燥が強い季節にはインフルエンザが心配ですね。予防をしていても感染する事もあり、いかに発病しないようにするかがポイント。インフルエンザB型は、流行りがあったりなかったりするのですがA型のように突然変異しないので広範囲に感染する事はありません。

 

ところがインフルエンザウィルスも生き残りをかけて近年は、毎年どこかで発症するようになりました。症状はA型と変わらないのに、合併症を起こすと妊婦は流産や早産の危険性もあります。

 

このめんどくさいB型に感染しないための予防や感染した時の処置など今回は説明していきますね。

 

B型は根性が悪いインフルエンザ

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A型は亜型と呼ばれる144種類のタイプがあり、突然変異するミュータントタイプなので、毎年何かしらのA型が流行します。B型は一度感染すると免疫ができて掛かりにくいと言われていましたが、最近はやはり突然変異するようで「何年か前に感染している」人も今年は分かりません。

 

特に妊婦の人は「絶対感染したくない」のがB型なので注意しましょう。

 

インフルエンザB型の症状

 

・急な発熱
・頭痛や鼻水、喉の痛み
・風邪のような咳
・関節や筋肉痛

 

ここまではA型と変わりませんが、高熱により肺炎になったりする事もあり消化器官に合併症を起こすので嘔吐や下痢・腹痛があらわれます。

 

妊婦の人は、初期であればつわりに嘔吐が重なり脱水症状を起こしたり、呼吸困難に陥る事で赤ちゃんに酸素が送れなくなり成長が出来なくなる危険性があります。こんな風にならないように予防はしっかりとやりたいですね。

 

 

インフルエンザB型になっても赤ちゃんには影響なし

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赤ちゃんは胎盤に守られているので、ママのヘソの緒から感染する事は少ないです。ただB型はまれに胎盤から赤ちゃんに影響を与えるので、万が一感染したら早期に対処を始めましょう。

 

妊婦中は免疫低下から風邪をひきやすい!だからインフルエンザとの区別が難しい

妊婦は細胞の免疫が低下するので、風邪やインフルエンザに感染しやすくなっています。通常は温かくして休めば治る風邪も妊婦は重症になりやすいのは細胞の免疫が落ちることでウィルスや細菌を攻撃する力がないからです。

 

インフルエンザになれば薬を飲まなくてはならないので、赤ちゃんへの影響も心配ですね。予防にまさる治療はありませんので、インフルエンザB型対策だけでなく、風邪を引かない為にも免疫力を高めておきましょう。

 

インフルエンザB型に掛からないように予防

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手洗いとうがい

基本中の基本ですが、加えて水分をしっかりと摂取して睡眠をとること。疲れたら休み無理をしないこと、体を冷やさずに冷たい飲み物は避ける。加湿器を使うなどしてウィルスを寄せ付けないようにします。

 

便秘は必ず改善する

 

妊婦は便秘になりやすく「仕方がない」と諦めている人もいますが、腸内環境は免疫と深い関係があるので便秘になるとインフルエンザにかかりやすく悪化しやすくなります。食事だけでなく、ヨーグルト等で乳酸菌を取り入れておきましょう。

 

 

インフルエンザB型にかかったらどうするか

 

かかったら重症化しないように、速やかに病院に行って薬を処方してもらいます。その後は栄養が豊富な食事で安静にすること。家事などは家族に頼んで「とにかく休む」事。

 

B型の怖いのは「良くなったかな」と思ったら急に吐き気やめまいが起きたり、胃腸障害を引き起こします。多少の食欲不振は赤ちゃんの成長に問題はありませんが、体調不良となると栄養が運ばれなくなり赤ちゃんの成長を止めてしまう事にもなります。

 

こまめな水分補給と小分けにして栄養価の高いものをゆっくりと口にして安静に過ごします。

栄養ドリンクは妊婦にはあまりおすすめできませんので、豆腐やお粥が一番です。フルーツをミキサーにかけて口にするのもおすすめですよ。

薬を飲んでも大丈夫?

インフルエンザB型もA型も自然治癒はありませんし、悪化させないためにも早期に病院を受診し薬を飲みましょう。家族にB型に感染した人がいる場合には、予防として飲むことも良いとされています。薬は危険だからと自己判断せずに、医師の指導に従い薬を服用して早くに治すことです。

 

どのタイミングで診察を受けるのか?

インフルエンザB型に感染したら「内科」を受診します。事前に妊娠している事を電話で話しておけば、後はスムーズです。間違っても産婦人科にいってウィルスを撒き散らさないこと。

 

 

インフルエンザに掛からないようにすることが大切

妊娠中はとにかく免疫が低下するので、ウィルスに弱くなっています。できる限り免疫機能を高めておく事や予防注射を済ませておく事が大切です。流行するのは、年末から翌年の春ですから効果の持続を約半年としても11月には受けておいた方が良いです。特に小さな子供がいる家庭では、保育所や学校で流行すると保菌している可能性も高いですので要注意ですよ。

 

うがいやマスクだけで予防できる?

最低限の予防は「うがい・手洗い・マスク」です。買い物に出ないわけにも行きませんが、最近はネット注文の宅配サービスを行うスーパーもありますし、できるだけ人混みを避ける事も考えた方が良いでしょう。

 

免疫力を高める葉酸の摂取もおすすめ

妊娠中の栄養補給や赤ちゃんの発育のサポート、先天性奇形リスクの軽減などに効果の高い葉酸は厚生労働省でも推奨されているので、食事以外にサプリで摂取しておきましょう。葉酸は核酸合成に重要な働きをする栄養として、妊活から妊娠中は必要不可欠な栄養です。

 

免疫アップにも、葉酸を積極的に摂取する事で粘膜や免疫細胞を強くしてウィルスや細菌から体を守ってくれます。インフルエンザだけでなく、赤ちゃんの健やかな成長の為には葉酸は必須の栄養ですから食事にも葉酸が豊富なものを取り入れて、不足する分は葉酸サプリで摂取しておきましょう。

 

インフルエンザB型は人から人に感染する

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インフルエンザB型は家族に一人が保菌すると、間違いなく感染します。妊婦は免疫が低下しているので、どんなに健康でも回りよりウィルスも受け入れやすくなっているのです。B型はA型のように症状がいきなりでないので「体調不良」くらいで気づかない事もあるのが危険です。

 

やはり予防注射は、妊娠したら受けておくことや家族にインフルエンザB型がいたら病院に相談して予防の為に薬を飲むなどして自己防衛をすることです。

 

感染してしまえば治療するしかありませんし、どんなに予防をしても完璧とは言えないのです。妊娠したら「インフルエンザB型になっても不思議ではない」くらいの心構えを持って過ごすことも大切だと思います。

 

 

まとめ

 

妊娠中は気をつけなくてはならない事がありすぎて、ストレスが溜まりやすくなっていることもウィルスを寄せ付ける原因の1つです。出来るだけリラックスしながら、食事に気をつけて手洗い・うがいを心がけ外出は控えるようにするのが最も効果的。

 

ですが家族が持ち込むと、不可抗力なので防ぎようがないのも事実なんですね。そんな時には、慌てず落ち着いて自分の体調の変化を観察しましょう。少しでも「おかしいな」と感じたら即病院で診察を受けることです。

 

そして感染予防や症状を軽くする為にも、細胞免疫を高めておくことも忘れずに行ってください。その為には、食事で葉酸が豊富なものをしっかり食べることやサプリを利用することも大切です。サプリは薬ではありませんので、かかりつけに相談して飲めるものは飲んでおいた方が良いですよ。

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