あなたはインフルエンザワクチンに「妊婦用」と言われている種類があるとご存知でしたか?
え!?予防接種受けたけど、妊婦用だったかどうかわからない!という人もいるかもしれませんね。
実は私もそうなんです!
お医者さんがすすめるから大丈夫なんだろうと言われるがまま受けましたが、「妊婦用」があると聞いて後からすごく心配になりました。
そもそも妊婦にインフルエンザワクチンを投与して、副作用等赤ちゃんへの影響は本当に大丈夫なのでしょうか?
受ける期間や費用も気になるところですよね。
そこで今回は気になる妊婦用インフルエンザワクチンと副作用等気になる疑問について見ていきましょう。
インフルエンザワクチンの妊婦用とは?一般のワクチンとの違いは?
日本で使用されているインフルエンザワクチンは約7種ほどあります。
一般的なものはワクチン開封後の細菌汚染防止のため、水銀由来の防腐剤(チメロサール)が配合されています。
この防腐剤が入っていない種類が「妊婦用」と言われています。
入っていてもいなくても効果に差はありません。
妊婦のインフルエンザワクチン 副作用・安全性・赤ちゃんへの影響は?
インフルエンザワクチンの副作用は?
摂取した箇所の赤み、はれ、痛み(10~20%の確率)
発熱、頭痛、寒気、だるさ、鼻水、めまい、下痢(5~10%の確率)
稀にじんましん、
アナフィラキシーショック、急性散在性脳脊髄炎、ギランバレー症候群(0.1%未満の確率)
等があります。
上記は妊婦でなくても発症する可能性がある副作用です。
流産・先天性異常等、妊婦特有の副作用の報告は今までにありません。
妊婦への安全性は?
インフルエンザワクチンは不活性ワクチンです。
不活性ワクチンとは、死んだウィルスを利用し必要なものだけで作ったものです。
生きているウィルスが体内に入ることはなく、毒性もありません。
ですから、母子ともに影響を受ける可能性は極めて低いです。
また妊婦は「優先摂取対象」です。これは妊婦がインフルエンザにかかると重症化しやすいからです。
重症化すると、けいれんや意識障害、最悪の場合流産や早産を招く恐れがあります。
高熱が続けば、赤ちゃんにも神経後遺症が残ることが稀にあるようです。
そのため多くの産婦人科で予防接種を受けるように勧められています。
「インフルエンザワクチンによる悪影響」より、「インフルエンザにかかった時に重症化するリスク」の方がはるかに危険度が高いからです。
赤ちゃんへの影響は?
副作用のところでも話したように、日本では妊婦が摂取したことで流産・胎児の先天性異常のリスクが高くなった報告は今のところありません。
接種してから抗体ができるのに2~4週間、ピークは1カ月後くらいです。
ですから予防接種をしていても、インフルエンザにかかることはあります。
しかし受けていることで重症化する危険性は軽減します。同時に赤ちゃんに影響が出る恐れも極めて低くなります。
こちらの動画では妊婦さんがインフルエンザにかかった時について詳しく紹介されています。
またワクチンを打つことで、赤ちゃんの抗体も上げることができるそうです。
生まれながらにして抗体を持っていることになるので、むしろ摂取した方がいいと言われています。
新生児は6カ月になるまで予防接種はできないので、しておくことでより安心できるかもしれませんね。
このようなご意見で受けることを決めた方もいます。
今日は妊婦用インフルエンザワクチン接種。息子が打てばそれでいいかとも思ったけど、幼稚園児と新生児抱えてインフルになっても困るしね(– )しかし痛かったな、インフル…来週息子か…カワイソ(><@) #ninpu #妊娠後期
— ゆか (@Yuka_SKYStyle) 2012年10月18日
もしも妊娠中に防腐剤入りワクチンを受けてしまっていたら?副作用は?
特別危険なことはありません。
今まで重篤な副作用があった報告は母子ともにないようです。
実は産婦人科によっては防腐剤入りワクチンを妊婦さんに提供しているところもあります。
防腐剤の量は極めて微量です。
しかもワクチンに使用されているものは体内に蓄積されないタイプの水銀(エチル水銀)です。
摂取しても体外に排出されるため問題ありません。
それでもあなたが気になるようでしたら、事前に病院に確認をとっておくといいでしょう。
妊婦のインフルエンザワクチン いつ頃受ける?費用は?
妊娠中全期間受けることが可能です。
しかし妊娠14週未満の摂取は避けた方がいいと言われています。
赤ちゃんが薬の影響を受けやすく流産の可能性があるという見方からです。
受ける時期は念のため担当医師に相談した方がいいでしょう。
妊娠中期の予防接種については、こちらの記事で詳しく紹介されています。
”https://fun-mom.com/kenko/6392/″
詳しい費用は問い合わせた方がいいでしょう。病院によって異なります。
目安としては
防腐剤を使用していないもの(妊婦用)4000円~6000円程度
防腐剤使用ワクチン 3000円~4000円程度
と思っておくといいでしょう。
最後に
インフルエンザワクチンは妊婦用でもそうでなくても、母子ともに危険な影響を受ける可能性は極めて低いです。
むしろ受けておいた方が、赤ちゃんが生まれてからも安心できるという見方があります。
しかし受けたからといって油断は禁物です!
日頃より手洗い・うがい、マスクをする等予防を徹底するようにしましょう。
またご主人や家族に予防接種を受けてもらうとより安心できると思います。
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