もう無理…授乳が疲れる…そんな授乳疲れの理由はこれかも!?

マタママ

授乳タイムは幸せタイム…

そんなイメージがあったのに、実際に授乳が始まってみると毎日へとへとになってしまい、授乳による疲れを感じてはいませんか。

それもそのはず、授乳をするということは、毎日2時間以上のウォーキングをしてるのと同じカロリーを消費していると言われています。

母乳をあげたい!というママの気持ちとは裏腹に、体力勝負でもある授乳。疲れの原因は何なのでしょうか。

母乳育児のメリット・デメリットも併せて、疲れの原因と対策をまとめてみました。母乳育児をしているママの、ちょっとした助けになると嬉しいです。

 

授乳が疲れる理由

冒頭でも書きましたが、授乳は実際にウォーキングをするのと同じ消費カロリーがあるのだと言われています。

基礎体力の差にもよりますが、授乳中は疲れが溜まりやすいんですね。

では疲れを引き起こす具体的な理由について、少し詳しく見てみましょう。

 

母乳は血液

まずは、母乳の作られ方。母乳は血液から作られています。

母乳育児をするためには毎日大量の血液を作らなければならないということ。血液を創り出すためには、授乳中はより多くのエネルギーを必要とするんです。授乳をするだけでカロリーを消費しているのだから、疲れを感じるのも無理はありません。

 

食事内容

多くのエネルギーを必要とする授乳期間は、お腹もすきます

しかしエネルギーになるようなものを摂取したくても、おっぱいトラブルが心配でなかなか思うように食事ができないことも。

特に乳腺が細い人はおっぱいが詰まりやすいので、乳腺炎になりがちですよね。

そのため、和食中心などの健康的な食事内容になっているかもしれません。本来であれば、ヘルシーで良いとされるのですが、授乳期のママにとってはエネルギーは十分でないかもしれません。また、鉄分などの必要な栄養素が足りていないことも考えられます。

 

授乳でお腹がすく!そんなあなたにこの記事で詳しく説明しています。

”https://fun-mom.com/childcare/7729/″

 

寝不足

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これは母乳育児をしているママにとって避けられない問題の一つ。

特に生後3ヶ月頃までは、夜中の頻回授乳で毎日の睡眠が途切れ途切れになってしまいます。しっかりと熟睡をして疲れをとりたいのに、なかなか良質な睡眠時間が確保できないのが、母乳育児のママが疲れやすい原因の一つです。

 

姿勢

特に初産の場合、授乳にも慣れておらず、疲れやすい体勢でいることも考えられます。

新生児の頃は赤ちゃん自身も上手におっぱいに吸いつくことができません。そのため、ママが体勢を変えながら授乳することが多いのですが、赤ちゃんが吸いつきやすいポジションとママが授乳しやすい体勢が必ずしも一致するわけでないのが辛いところです。

 

総合的なストレス

こちらは次のトピックで詳しく書きますが、母乳育児をするにあたって、何かとストレスはつきもの。そのストレスが、ママの疲れを助長してしまっている可能性もあります。

 

授乳期間に感じやすいストレスとは、どのようなものなのでしょうか。

授乳で感じやすいストレス

ストレスが溜まると疲れはなかなか回復しません。ストレスは睡眠にも影響を与えるので、寝不足も引き起こしてしまいがちです。悪循環に陥らないためにも、感じやすいストレスを知って、対策をしていきたいですね。

 

母乳でしか寝ない

完母の場合とミルクの場合で大きな差が出るのが、やはり寝かしつけ

おっぱいでないと寝ない、という赤ちゃんは多いでしょう。そのため、旦那さんや家族に寝かしつけを任せられないので、特に夜などは寝かしつけと家事のダブルパンチがママを襲います。

 

寝る、寝ないだけでなく、日中もおっぱいがないとダメ…という状態になり、気分転換にママが一人で外出をすることも難しいので、ストレス発散のタイミングもなかなかつかめなかったりします。

 

おっぱいトラブル

こちらは個人差がありますが、基本的に授乳をしているとおっぱいトラブルはつきものです。

先ほども書いたように、乳腺の太さによってつまりやすい人とそうでない人がいますが、おっぱいをあげないとガチガチに張ってしまい、ママはとても苦しい思いをします。

 

また、赤ちゃんの吸う力が強くなると乳首がキレて痛くなる、歯が生え始めると乳首を噛まれる…そんなあるあるトラブルも。乳首が陥没している方は、赤ちゃんが上手に吸いついてくれずやきもきするなど、ストレスを感じてしまうようです。

おっぱいトラブルがストレスにつながりやすいのもわかりますね。

 

夜中の頻回授乳

これは寝不足とも大きく関係します。

生後3ヶ月頃までの赤ちゃんは、胃袋もとても小さいので、一気に大量に母乳をため込むことができません

そのため、すぐにお腹がすいたと昼夜問わず泣いて知らせます。夜中も23時間ごとに授乳をしなければならないのは、体力的にしんどいですね。

 

赤ちゃんにとっておっぱいは、栄養補給の大切なものであると同時に、ママの匂いを感じながら安心感を得られるものでもあります。そのため、生後3ヶ月以降は夜中に目覚めた時に安心材料として、おっぱいを欲しがることも。

赤ちゃんは入眠方法が身に付いていないので、寝かしつけにおっぱいを与えている場合は、しばらく夜中の頻回授乳をしなければなりません。

 

薬・アルコールNG

授乳期間中は、風邪をひけません。薬の成分が母乳に出てしまうからです。そのため、少し体調が優れないな…と感じても、薬は飲めません。風邪をひかないように気を張っていること、また、万が一風邪をひいてしまっても、自身の回復力に頼るしかないことが、ストレスになることもあります。

 

アルコールについても同様に、母乳に出てしまう恐れがあります。忘年会、親戚との集まり、そんな時でもアルコールは我慢しなければなりません。

 

出先での授乳が大変

授乳室があるような場所はいいのですが、電車やバスなどの公共交通機関、レストランなど、赤ちゃんがおっぱいを欲しがっても、いつでもすぐにあげられるとは限りません。授乳ケープなどを使用しなければならないのも大変です。

 

授乳疲れへの対策

授乳が疲れるなぁと感じているあなたへ、ちょっとした解決策をご紹介します。

なぜ授乳に疲れを感じているのか、まずは毎日の授乳スタイルをふり返ってみて下さいね。そして、疲れの原因と思われることがわかったら、以下の方法を試してみて下さい!

 

痛みに耐えられないときは、乳頭保護器を使ってみて

授乳時の痛みが気になっている人は、乳頭保護器の使用をおすすめします!

陥没乳頭や扁平乳頭など、授乳しにくい乳頭で悩んでいるママもぜひ使ってみて下さい。柔らかいタイプのものから、哺乳瓶のようなハードなタイプのものまで様々な商品があります。

 

ご自身の乳首のサイズや赤ちゃんの口の大きさ、哺乳瓶を好むか好まないかなど、いろいろとチェックをする必要がありますが、実際に使用している方からは使ってよかったという声が多く聞こえます。

 

乳首が痛い…授乳しづらい形だから…ということで母乳育児がストレスになってしまってはもったいないですよね。そんな悩みが疲れの原因になっているという方は、ぜひお試しあれ!

 

母乳だけにこだわらず、ミルクも混合で

もともと混合で育てられている方は、授乳に疲れを感じたら少しミルクの割合を多くしてもいいかもしれません。

完母で育てている、育てようとしている方で、授乳に疲れを感じ始めている方は、母乳だけにこだわらずミルクも与えてみてはいかがでしょうか。ミルクも飲めるようになると、授乳がママ以外でもOKになる、というメリットもあります。

 

月齢が進み、ある程度大きくなってからのミルク混合は、お子さんが嫌がるなどで難しいかもしれませんが、23ヶ月の場合は少しずつ慣らしてあげてみてください。授乳タイムからほんの少し離れるだけでも、疲れを感じにくくなるのではないでしょうか。

私も完母でしたが、6ヶ月くらいから出が悪くなりミルクも足してます。完母の時よりだいぶ疲れにくくなりました、と同時に太りました。

このような体験談もありますので、食事には少し気をつけましょう…

乳腺がつまり脇の下まで腫れ抱っこすらままならなくなりました。

 私自身、ミルクで育ち主人もミルクで育ったので周りに完母をすすめるひともおらずスムーズに完ミルクにできました。

思い切って完ミルクにされるのも一つの方法ですね。

 

夜の授乳は添い乳で

添い乳をすると、卒乳・断乳後にスムーズに入眠できないという話もあり、賛否両論はありますが、寝不足で悩んでいるママには、添い乳つの手段であるとお伝えしたいです。

夜中に何度もおっぱいを求められる場合、そのたびに抱き上げて授乳をしていては、ママは眠れずに疲れが溜まる一方です。添い乳をしながら一緒に眠れれば、眠りは浅くても疲れやすさからは解放されるかもしれません。

 

私は基本的に寝るときは添い乳でした。そのため、断乳時は確かにおっぱいを求めてきましたが、23日で入眠方法を身につけたようで、その後はトントンしたり抱っこしたりする必要もなく、一添い寝をするだけで眠ってくれるようになりました。いまではとても簡単に眠りについてくれています。

 

 

食事やサプリメントから栄養をしっかり補給

授乳中のママは疲れやすい身体であることに違いはありませんが、もしかしたら栄養不足なのかもしれません。

授乳だけでなく、育児全般や家事で忙しいママにとって、自分の食事はおろそかになりがち。また、空腹感もあるので、ちょこちょこ食べをする方もいると思いますが、間食がおやつばかりだと栄養も偏ってしまいます。

 

毎日の食事内容を整えるだけで、基礎体力が向上するかもしれません。

料理するのが大変だという方は、サプリメントの使用もいいでしょう。(それに頼りきりではもちろんダメですが…)

授乳期のママに必要な主な栄養素は次の通りです。

 

鉄分 母乳は血液です。血中の鉄分は赤ちゃんにとっても大切な栄養素なので、基本的には母乳へと送られます。鉄分不足になってしまったら、疲れが取れにくい身体になってしまいます。
葉酸 妊娠中だけに限らず、貧血対策には鉄分の他に葉酸の摂取も大切です。赤ちゃんの成長にも大きな役割を果たすので、積極的に摂りたい栄養素の一つです。
カルシウム 母乳のカルシウムは、ママの骨からおすそ分けをしています。ストレスの解消に関わる栄養素であるカルシウムは、不足することで疲労回復にも大きく影響を与えてしまいます。
ビタミン類 体を元気で健康な状態に保つためには、ビタミン類が欠かせません。特にビタミンB1やビタミンB2は、疲労回復に効果があります。豚肉や納豆などを食事に取り入れましょう。

 

授乳クッションを活用する

授乳時の姿勢が辛いと感じる方は、授乳クッションを使いましょう。Cの字をしたものから背もたれが付いているものまで、サポート機能もさまざまです。特に生まれてから3ヶ月くらいまでは赤ちゃんが小さく、母乳を飲ませるのに疲れる姿勢になりがちです。

 

授乳期が終わっても、抱き枕にできたり赤ちゃんのお座り練習に使えたりと、役に立つ場面がたくさんあります。一つ持っておいて損はないですよ!

 

ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

 

母乳育児のメリット

こう書いていると、母乳育児は大変だというイメージのみが強くなっているかもしれません。でも決して辛いことだけじゃないですよね。私が感じた母乳育児のメリットはたくさんあります。

  • 空腹で泣いたときにすぐに飲ませられる
  • ミルク代や哺乳瓶の買い替えがなく経済的に助かる
  • お出掛けの時は荷物が少なく準備も簡単
  • 産後の体型戻しが早い

大変なことももちろんありますが、メリットだってあります。悲観的になりすぎず、メリットを最大限に味わって授乳期間を過ごしてみませんか。

 

長い目で育児を考える

育児をしていると、どうしても「今」に目が向きがちですが、授乳で悩んでいる今は、長い子育てのほんのスタート部分にすぎません。これから体力がついて歩いたり走ったりするようになれば、更にママも体力が必要になってくることでしょう。

母乳でもミルクでも、離乳までのほんのわずかな期間のもの。

子育てはその先もずっと続いて行くものです。頑張りすぎず、気持ちを楽にして取り組めたらいいですね。