いよいよ臨月!
しかしなぜか突然食欲が出てきたり、常に『空腹』を感じたりしていませんか。
これは出産が近いというきざしのひとつ。特別なことではありません。
36週から39週は出産に備えてママの身体も最終的な準備に入ります。昼間も眠い、トイレが近くなった、というのも出産間近の兆候だとか。
では、この時期に空腹を感じる原因とは?
先輩ママの対策法も参考にして、あとわずかな妊娠生活を上手にのりきりましょう。
空腹になりやすい原因とは?臨月の身体の特徴
どうして臨月に空腹になりやすいのでしょうか。
それは、子宮が出産準備で下がってきて、圧迫されていた胃が解放されることが一因です。
妊娠9か月目までは、赤ちゃんの成長とともに子宮がどんどん大きくなっていきます。しかし、同時に胃を始め、他の臓器も圧迫してしまうことに。そのため呼吸が苦しくなったり、食事をたくさん摂れなかったりした人も多いでしょう。
妊娠10か月目に入ると、お腹の中の赤ちゃんは生まれる準備のために、下の方へと移動をしてきます。胃が元の状態に戻り、息苦しさや満腹感から解放されるようになります。すると、急に空腹を感じるようになり、食欲も増してくるのです。
ただし、厄介なことに、臨月は体重が増えやすい時期。空腹感に任せて食べてしまうと、一気に体重が増えてしまいます。
太りすぎると妊娠中毒症の危険が出てきてしまいます。また、産道に脂肪がついて狭くなると、難産の可能性も。
先輩ママたちは、臨月にお腹が空いたらどのように対処してのりきったのでしょうか。
実体験「私の臨月と空腹との戦い」
実際に臨月の空腹に悩まされた先輩ママたちの体験談を見てみましょう。
どのような現象に悩まされ、どう解決していったのでしょうか。ぜひ参考にしてみて下さいね。
実体験① 常に空腹を感じてしまい、甘いものばかりを欲する
現象
- 食事は3食きちんと摂っているのに、すぐに空腹を感じてしまい間食が増えてしまった。
- 常に甘いものを欲していた。
対策
- 空腹を感じる時間を作らないように、間食ではなく食事の回数を1日3食から5食へと変えた
- 一度の食事量は満腹ではなく腹八分を意識した
- 甘いものは1日1つと決めて食べた
食事の回数を増やすと、その分間食も減ります。空腹を感じる時間がなくなるので、夜中にお腹が空いて目が覚めるということも少なくなるはず。
ただし、一回の量がこれまでと同じでは太るだけです。量はもちろん、炭水化物や脂肪分の多いものは控えめにしましょう。
おすすめは野菜スープ。ビタミンも豊富なうえに、少量でも満腹感があります。
甘いものを我慢すると余計にストレスになります。
1日1つと決めて食べた方がイライラしません。どうしても食べたくなったら、積極的に散歩に出かけて気を紛らわせみてもいいですね。適度な運動にもなるので無理のない範囲で軽くウォーキングしてみましょう。
実体験②食欲が止まらないが、赤ちゃんではなく自分だけが肥えてしまう
現象
- 常に何かを食べていたくなり、赤ちゃんが小さいこともあって良く食べるようにした。しかし赤ちゃんの大きさはあまり変わらず、自分の体重だけが増えた。
対策
- エコーはあくまで推定で、生まれてくるまで正確な大きさはわからないと言われ、糖分やカロリーは控えるようにした
- 空腹時は、寒天ゼリーやおからクッキー、こんにゃくゼリーなど低カロリーなものを意識して摂るように心がけた
- 食べる時間帯も意識して、夜は18時までに済ませた。
間食するならば、低カロリーのものを選びたいもの。できれば、人工甘味料が使われていないものが良いですね。とり過ぎなければ害はありませんが、妊娠中はなるべく添加物は控えることをおすすめします。
お菓子より果物を食べる、おやつを手作りするなど工夫してみましょう。記事の後半におすすめレシピがあるので参考にしてみてください。
実体験③空腹というより、甘いものが食べたい
現象
- 空腹を感じるわけではないが甘いものを欲した。これまで制限していた反動からアイスを毎日食べてしまった。
対策
- 医師からカロリーを制限するように言われ、一週間に一度の検診日を基準に食べたいという欲求をコントロールするようにした。
- 検診が終わったその日は甘いものを食べる。それ以降はこんにゃくゼリーなどで調節。検診2日前から甘いものを控え、前日は糖が出ないように甘いものを摂らないということを徹底した。
前回の健診よりも大幅に体重が増加してしまうと、「カロリー制限」のスタンプが押されてしまうことも。とはいっても、甘いものだってたまには食べたいですよね。
この先輩ママのように、頑張った自分にご褒美スイーツの機会を設けるのもひとつの方法です。ずっと食べないのではなく、この日までがんばろうという目標があれば食べたいという欲求も抑えられるでしょう。
実体験④空腹を感じると吐き気がする
現象
- 後期つわりなのか、空腹を感じると吐き気がして、実際に戻してしまうこともあった。
対策
- 食欲が増進したわけではないので、空腹を感じないように常にガムを噛んでいた。出産後には全く感じなくなったのが不思議。
妊娠後期のつわりは初期のつわりとは原因が異なります。後期の場合は、赤ちゃんが大きくなって胃を圧迫することも一つの要因。
そのため、胃の働きも鈍くなり、胃もたれ、吐き気などに悩まされることも多いようです。
このときに安静にしようと思って横になると、かえって胃酸が逆流して気持ち悪くなる場合も。横になるならば、上半身を高くすると比較的楽になるそうです。
先輩ママのなかには、散歩をしたり家事をこなしたりして気をまぎらわして乗り切ったという人もいました。
食事は刺激のあるのもや油ものは避け、少量ずつ小分けにして食べましょう。ガムやグミなど、何か口にいれていると落ち着くこともあります。
後期つわりであれば、出産するとそれまでの気持ち悪さなどはウソのように消えてしまうことがほとんど。
ただし、あまりにもつらい場合は、無理せずすぐに医師に相談することをおすすめします。
臨月の空腹を乗り越える!おすすめレシピ
お腹が大きくても簡単にできるおやつを紹介します。どちらも材料をそろえたら混ぜるだけ。思い立ったらすぐできます。
米粉のバナナパンケーキ
米粉は小麦粉よりも低カロリーで油の吸収率も低いのが特徴。パンケーキにすれば、もっちりした食感が楽しめます。少量でも満腹感があり、食べ過ぎを予防できるので、臨月のおやつにピッタリです。砂糖は控えめですが、バナナの自然な甘みを感じることができます。
■材料
- 米粉 80g
- 砂糖 40g
- アルミフリーBP 4g
- 卵 1個
- 豆乳(または牛乳) 1カップ
- バナナ 1本
■作り方
- 粉類を全て混ぜ合わせ、卵と豆乳を加えます。
- バナナを刻んで加え、油をひかないフライパンを熱し、焼き上げます。
バルサミコ牛乳ドリンク
ヨーグルトのようなさっぱりとした飲み物です。お酢は、脂肪を燃焼させ、むくみにも効果的。バルサミコ酢がなければ、リンゴ酢や黒酢などでもよいでしょう。ただし、おいしいからといって飲みすぎには要注意。1日1杯が目安です。
■材料
- 牛乳 1カップ
- ハチミツ 大さじ1
- バルサミコ酢 大さじ1
■作り方
- 材料を全て混ぜ合わせます。
- きな粉を加えるなど、アレンジがいろいろ楽しめます。
もうすぐ出会えるというワクワクを力に
臨月は出産へのカウントダウンに入っています。体重管理やカロリー制限、空腹との戦い…これらももうあと少し。
小腹が空いたら、温かい飲み物や低カロリーのおやつをつまんでのりきりましょう。散歩したり、入院グッズの確認をしたり、ベビー用品の準備をしたりすることでも気がまぎれます。
そして赤ちゃんに話しかけてみましょう。お腹のなかで、赤ちゃんはママの声を心地よく聞いています。元気に動いて返事をしてくれるかもしれません。
赤ちゃんが生まれると生活も一変します。あとわずかな妊娠生活を楽しめるように、自分にあった空腹対策をみつけてみてください。
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