つわり中にポテチにハマってしまった人必見!心配される影響は?

妊娠初期

妊娠に喜ぶのもつかの間、徐々に表れてくるつわり症状に苦しんでいる方もいるでしょう。特に食べ物関係の悩みは多いもの。好みが変わったり、食べられるものが限られてしまったりしていませんか?

つわり中にハマってしまった(食べることができた)ものとして、マックのポテトやトマトなどはよく聞きます。しかし、中にはポテチにハマってしまう妊婦さんもいるんです。

そんな妊婦さんに伝えたい、ママと赤ちゃんへの影響はどのくらいあるのかポテチしか食べられない場合はどうすればよいかについて、体験談をふまえてまとめました。

 

つわり中!食べられるのはポテチだけ…

意外と多い、つわり中にポテチにハマる妊婦さん

つわり中は食べ物に偏りが出やすいと言われていますが、妊婦さんがハマる食べ物のランキングでも上位に来るのが、意外にもポテトチップスなのです。多いものの順に挙げてみると、

  • 1位 フライドポテト
  • 2位 炭酸飲料
  • 3位 アイスクリーム
  • 4位 トマト
  • 5位 チョコレート
  • 6位 ポテトチップス

と、なんと6位にポテトチップスがランクインしているんです。

普段はそれほど食べていなかったのに、妊娠後に突然、しかもそればかり食べたくなってしまうのだから不思議ですね。今、ポテチにハマっているつわり中のママ、安心してください。あなただけじゃありません。

 

こんなエピソードも

ある妊婦さんのブログを拝見していたのですが、この方もつわり中にポテチのおいしさに気づいてしまったママの一人でした。

彼女はいつも、マックで新作が出ると食べに行っていたそうです。しかしつわりが始まって、食べ物を受け付けなくなり、その時期の新作を諦めかけていたのですが、一か八かで一口食べてみたところ、これがおいしい!これまで食べ物を食べては吐いてを繰り返していたのに、マックは食べられたそうなのです。

しかしさすがにマックばかりではだめだろうと、対策を考えます。その時に浮かんだのがポテチ。じゃがいもが原料なので、おやつ代わりに少量なら…と試したところ、これがまたおいしい!それからすっかりポテチの虜になってしまったようなのです。

この記事を読んでいる妊婦さんも、同じような境遇の方がいるかもしれませんね。ここで気になるのは、やはり、ポテチが食事の中心になってしまうのは、良くないのではないか?ということ。

この方は、その後、旦那さんと相談して「少量タイプのものを、一日一袋」と決めて、食べることにしたようです。次の段落で、ポテチにハマってしまった場合の母子への影響について見ていきましょう。

ポテチばかりの食生活、悪影響はある?

赤ちゃんへの栄養補給について

いくらつわりの時期だからと言っても、ママと赤ちゃんは一心同体。ママの食生活が赤ちゃんに何か影響を与えるのではないかと心配になりますよね。ここでは、それぞれの時期における、赤ちゃんの栄養補給についてまとめてみます。

≪妊娠初期≫

この時期は赤ちゃんとママをつなぎ、酸素や栄養を送るための臓器である胎盤を形成している途中です。胎盤はだいたい妊娠15週くらいに完成します。そのため、妊娠初期の赤ちゃんは胎盤が完成するまでの間、もって生まれた卵黄嚢というお弁当から栄養を補給している状態なのです。

胎盤が形成されるとともに、卵黄嚢のサイズも小さくなり、やがて栄養補給のルートは胎盤へ移行します。そのため、つわりがピークを迎えるこの頃のママの食事が、直接赤ちゃんの栄養になる…ということはないのです。

≪妊娠中期以降≫

胎盤が完成すると、赤ちゃんとママはしっかりとつながります。酸素や栄養のやり取りが始まるのです。つわりも治まり、食事内容にもまた変化が表れる時期でしょう。ママのむくみや高血圧、たんぱく尿などの症状は妊娠中毒症の印。妊娠中毒症にかかると、子宮から胎盤へ栄養を送る血液の流れが悪くなってしまい、胎盤が不健康になってしまいます。

不健康な胎盤からは十分な酸素や栄養は赤ちゃんに届きません。そのため、胎盤が完成するころ、つまり安定期と言われる時期からは、健康な胎盤を作るためにも食事内容を整えていく必要があります

ママの身体への影響は

偏った食事で、ママの身体にも悪影響があるのではと、本人だけでなくその家族もママの身体を心配しているかもしれません。

≪妊娠初期≫

この頃は、とにかく脱水症状にならないように気を付けることが大切です。脱水症状に陥てしまうと、ママも赤ちゃんも非常に危険な状態になってしまいます。また、水分の重要な働きとして、血液の流れをよくし、便を柔らかくしてくれます。さらに体内の老廃物を流し出してくれるなど、健康を保つのに不可欠なものなのです。

つわりで食事内容に偏りが出ても、それは仕方のないこと。ポテチなどでも、食べられるものがあるのなら食べましょう。そして水分補給をしっかりと行いましょう。水分を受け付けなくなった場合は、すぐに産婦人科を受診してくださいね。

≪妊娠中期以降≫

先ほども述べたように、つわりが治まれば、食べられるものも増えていきます。この時に、つわり期と同じような食事内容でいてしまうと、カロリー塩分になってしまい、良くありません。つわりが治まってきたと感じたら、食生活も見直しましょう。

ただし、これだけは気を付けて

食べづわりでポテチにハマった妊婦さんの中には一日に3袋食べてしまったという方も。その後、体重が増えすぎてしまい、体重管理が大変だったということです。この方は妊娠中毒症にかからず済みましたが、高カロリー、高塩分は妊娠中毒症を引き起こす可能性があります

ポテチは食べられると言っても、いくらでも食べていいというわけではありません。

  • きちんと量を決める
  • 他にも食べられるものがないか探してみる

ということを大切にしてくださいね。

 

つわりの時期は旦那さんも悩んでいる?

つわりの時期は、妊婦さんにとってしんどいもの。どうしても家族に頼りたくなりますが、「してほしいこと」と「してくれること」がうまくかみ合わず、ちょっとした気持ちの行き違いが生じることもありますよね。

つわりの時は感情のコントロールも難しくなっていたりして、おだやかでいられなかったりするかもしれませんが、そんな時、実は旦那さんや家族も同じように悩んでいるかもしれません。

こんなやり取りをしたご夫婦がいます。

けんか_R

嫁が買っていたガリガリ君とポテトチップを食べてしまったら、嫁がキレた

つわり中のママなら、この時のお嫁さんの気持ちがわかるかもしれませんね。でもきっと、旦那さんにとってはいつものお菓子と同じ感覚だったのでしょう。悪気はないんですよね。

私の非常食なのに!唯一食べられるもので、ムカムカしたときに食べたかったのに!と言うから謝って、次の日お詫びも兼ねてちょっとリッチなガリガリ君と、種類豊富なポテチを買って帰った

旦那さんなりに反省をして、お嫁さんを喜ばせたくて味にいろいろと変化をつけたラインナップを揃えたのでしょう。

今は食べたくない!と言うし、ガリガリ君の味も、ポテチの味も、決まったものしか食べられない!と言って食べてくれない…

パパも心配_R

こんな気持ちのズレ、みなさんも経験しているかもしれませんね。妊婦さんの辛さは妊婦さんにしかわかりませんが、だからこそ、旦那さんや家族の方も、何かをしてあげたいけれど何をしてあげたらいいかわからない、そんなもどかしい気持ちでいるかもしれません。食べたいもの、食べられるものを伝え、お互いが理解し合える関係を築けたらいいですよね。

つわり期はポテチでも、食べられるなら食べよう

ポテチ_R

つわりの時期にポテチにはまってしまう妊婦さんは珍しくありません。さらに症状によっては、一日ポテチしか食べられない、という方もいるようです。つわりで食事が辛い時は、食べられるものだけで構わないので、まずは食べましょうただし、一日にいくつも袋を開けてしまうようなことにならないよう気を付けて!

つわりが治まってきたら食生活の改善を。つわりには必ず終わりが来ます。家族と協力して乗り越えましょう!

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