つわりで「だるい」のいつまで続くの?原因とお勧めの対策とは!

マタママ
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妊娠して「つわり」が始まってからか、体がだるく重くなった。

”動かなきゃ”と思うけれど、体が思い通りに言うことを聞かない。

”家族のために何もできていないな…”と罪悪感を感じることもあります。

こんな妊婦さんは多いはず!

「つわり」で体がだるくなる原因を知り、これから紹介する対策方法で乗り切っていきましょう。

 

つわりで体がだるくなる「原因」

①妊娠によるホルモン分泌の影響

妊娠すると、その状態を維持するために体が大幅に変化します。

黄体ホルモン(プロゲステロン)卵胞ホルモン(エストロゲン)が放出されるのですが、この2つの女性ホルモンが勢いよく急激に増加していきます。

特にだるさに大きく影響を及ぼすのは黄体ホルモン(プロゲステロン)です。

プロゲステロンには、「だるさ」や「眠気」を催す機能があります。

また、妊娠する前は安定していたホルモンバランスが、2種類のホルモンの分泌が盛んになることで、不安定になります。

ホルモンバランスが崩れると、自律神経の機能も乱れてしまい、つわり症状が悪化し、だるさも強く出てくることが考えられます。

 

②エネルギーの消費

”妊娠”とは、もう一つの命をはぐくむことになります。

特に妊娠初期は人としての器官を形成する大事な時期であり、かなりのエネルギーを消耗します。

繰り返し細胞分裂を行うこの期間は、”赤ちゃん”に集中するため、母体が疲労感やだるさを感じることがあるとも考えられています。

 

③脱水や貧血

つわりで食べ物や水分を摂取できない状態が続くと、”脱水”や”貧血”を発症することがあります。

ある日、だるさを非常に強く感じるようになったという方は、脱水や貧血の可能性があります。

脱水や貧血の症状として「だるさ」を強く感じます。

 

この「だるさ」いつまで続き、終わりはあるのか気になりますよね。これから詳しく説明していきますね!

 

つわりって、「いつまで」だるいの?

①胎盤が出来上がるまで

一般的に、16週前後で胎盤が完成されると言われています。

胎盤が完成する前は、プロゲステロンとエストロゲンは、視床下部よりコントロールされ、卵巣に働きかけます。

視床下部は、女性ホルモンの働きだけではなく、ほかのホルモンのコントロールも行うため、体のホルモンバランスが崩れやすくなります。

胎盤が完成すると、胎盤がホルモンを分泌するようになるため、ホルモンバランスが安定化します。

ホルモンバランスが安定してくるので、症状が軽減されるということです。

 

②脱水、貧血が改善された時

食事や鉄分補給、水分摂取を促すことで、脱水や貧血が改善されます。

だるさの原因が脱水や貧血であれば、それが改善されたら、”体のだるさ”は軽快するでしょう。

 

体がダルくなるこの「つわり」に特効薬はあるのか?早速みて行きましょう!

 

だるい つわりの「対策方法」

つわりの症状として受け止める

「体がだるいのはつわりだから、できないのはできない」と割り切ることも大切です。

気持ちの持ちようを変えてみましょう。

 

体の要求に合わせて過ごす

決まった時間に必ずしなきゃいけないこともありますが、体の調子に合わせて、時間を調節してみたり、思い切って休んでみるのはいかがでしょうか。

だるい症状は、子宮や赤ちゃんのために休息必要なサインでもあります。

お母さんが無理してしまうと、お腹の中の赤ちゃんにも負荷がかかってしまうので、できる限り無理をせず、体の要求に合わせて過ごしてみましょう。

 

食事の準備は手抜きしよう

夫もそうですが、上の子がいる場合、食事には神経を使いますよね。

体調がすぐれない時には、冷凍食品や、市販のもの、宅配サービスなどを利用し、手抜きをしてみるのはどうでしょうか。

つわりの期間はしょうがないので、家族に理解してもらい、あなたが楽な方法を選びましょう。

家事は座りながら

例えば、皿洗いや洗濯干しなど、座りながら行える家事があります。

立っているのと座っているのだと体の負担が違います。

 

上の子の面倒は寝ながら

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上の子がいる場合、自分が横になっている近くで遊ぶようにするのはいかがでしょうか。

「お母さんは今体の調子がよくないの」と一言声をかけて、無理をせず、横になりながら一緒に過ごしてみてください。

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仕事内容を調節してもらう

職場の環境にもよりますが、体調を上司に報告し、仕事内容を可能な限り調節してもらいます。

ラクにできる作業に変えてもらったり、体を適度に動かして、だるさを忘れられるような仕事に変えてもらったり、上司に相談してみましょう。

 

仮眠ができる場合10分ほどの仮眠を

仕事の合間に少し仮眠するだけで、体が楽になります。

横になれない場合、机やソファで仮眠をとるのをお勧めします。

 

ストレッチを行う

特に首や肩、背中にかけてのストレッチをすると爽快です。

ストレッチをすると血液の循環が促され、目が覚める感覚になります。

どうしても仕事や家事などしなきゃいけない時、合間で行うと効果があります。

ぜひ効果的なストレッチを!

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外出し気分転換♪

無理しない範囲で、散歩や買い物など外出してみます。

体を動かすことで、気分転換にもなり、体が軽くなります。

質の良い睡眠

質の良い睡眠をとることで、爽快感を感じることができます。

体をしっかり休めてこそ、動きます。

 

食事の工夫をする

  • 鉄補給のため、鉄分が含まれた食材と合わせ鉄の吸収を促すビタミンCなどを摂取する
  • 自律神経を整えるための食事を摂るようにする

≪鉄分が多く含まれた食材≫

レバー、牛肉、卵、大豆製品、あさり、ぶり、小松菜、ほうれん草、ひじきなど

≪自律神経に良い食べ物≫

乳製品、大豆製品、さつまいも、いわし、くるみ、白米、バナナなど

3食バランスよく食べることもポイントです。

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実践できそうなものはありましたか?

できそうなものをぜひやってみましょう。

 

まとめ

妊娠すると体が劇的に変化します。

それは赤ちゃんを守り育てるために、「だるさ」として現れてしまいましたが。。。

手抜きすることを忘れずに、体を大事にして過ごしていきましょう。