妊娠初期にお腹が痛いと、赤ちゃん大丈夫かな…なんて不安になっっちゃいますね。
ホルモンバランスの変化で便秘や下痢になりやすいこともありますし、妊娠初期には、お腹が痛くなることがけっこうあります。
- 下痢でお腹痛いのは大丈夫?
- お腹が痛くて出血しちゃった…
- どのあたりが痛むと流産のリスクがあるの?
など、ちょっぴり不安になってしまう、妊娠初期の腹痛について見ていきましょう。
妊娠初期にお腹痛い~下痢のお話
私は妊娠すると、消化器系の働きが弱くなるらしい。
胃が動くの鈍くて気持ち悪い、
消化がなかなかされない、
毎日下痢まではいかないけどそれに近い便。汚くてすんません。
— こなも*7歳5歳0歳 (@conamomo) January 8, 2013
妊娠初期に下痢になってしまうのママ達は多いもの。
- 妊娠による体調の変化
- 食べ物の影響
- 食あたり
- 冷えや貧血の薬の副作用
などの原因が考えられます。
原因1 ホルモンバランスの変化
妊娠すると、ホルモンのバランスが大きく変化するので、自律神経の働きに影響します。
腸内の水分不足になったり、腸自体の働きを弱める症状が出て、下痢や便秘が起こりやすくなります。
原因2 食あたりや食事のせい
免疫の変化で、普段よりもからだが敏感になっています。
「いつもは大丈夫な食べ物が今日に限って合わない…」そんなことも起こりやすくなります。
また、つわりで食事の内容が偏って水っぽいものばかりになっていたり、ゼリードリンクに含まれるデキストリンなど消化しにくい成分が影響していることがあります。
サプリやお茶などが合わない場合もあります。
原因3 からだの冷え
つわりで食事が偏ると、体温を上げるのに役立つ炭水化物、たんぱく質が不足します。さっぱりしたものしか受け付けなくなり、トマトばかり、スイカばかり食べているとからだを冷やします。
もちろん、エアコンの冷風、薄着、汗の始末が悪いなどでもからだが冷えます。
”https://fun-mom.com/kenko/6746/″
原因4 鉄剤などの副作用
妊娠して貧血予防のために鉄剤やサプリなどはじめた場合、それが影響していることがあります。
いったん中止して様子をみる、医師に相談するなどしましょう。
下痢対処のポイント
- 発熱、何度も続けて起こる下痢は胃腸炎かも。病院に行きましょう。
- 梅干しいり番茶を飲む(胃腸に優しい温かい飲み物)で脱水を防ぐ。
- 暖かくする。いちまい多く着る。
お腹が痛いとツライですね。
発熱や、1日に何度も繰り返す下痢は、胃腸炎(食あたりなど含む)かも。
基本的に悪い菌・ウィルスを排出してしまうことが大事ですが、脱水が心配です。
病院にかかって点滴を受ける、医師処方の薬を使うことで早く回復できるようにしましょう。
また、「妊娠初期の下痢で赤ちゃんが出て来る…」それは、正常な妊娠の場合には、心配いりません。
切迫流産の心配ありの時や、出血が起きるなどの異常時に注意してください。
妊娠初期にお腹痛い~流産のリスク
お腹が痛いとまず心配になるのは「赤ちゃん大丈夫かな?」ですよね。
意外とたくましく育っていくものでですが、流産に結びつく心配なサインが知りたいですよね。
妊娠初期に「お腹痛い」「出血なし」
以下のようなときは、出血が無くても注意が必要です。
- 痛みが続いている
- 下腹部に強い痛み
- ギューッと締めつけられるような腹痛
- ズキズキと下腹部が痛む
妊娠初期の流産は、染色体異常などそのまま生育することが難しい場合に起こることがほとんどです。
下腹部に強い痛みが続くなら、医師の診察を受けましょう。
妊娠初期にお腹痛い出血あり
痛みと出血がある場合、子宮外妊娠や切迫流産が心配です。
妊娠初期の流産は、染色体異常などが原因で、仕方のないケースもあります。
腹痛と出血が起きたときに一番危険なのは、子宮外妊娠など大量出血が起こるケースの手当が遅れることです。
胎盤ができる時の出血、頸管ポリープなどそれ以外の出血の可能性もありますが、出血の原因を診断しておくのは大事です。
超音波検査で胎嚢が見えないときは、要注意です。
妊娠初期のお腹痛い~チクチク、なんとなく痛む
正直なところ、妊娠初期にお腹が痛いとき、なんとなく不安になって来るということが多いですね。
特に心配のいらない腹痛もけっこうおきます。
妊娠してホルモンのバランスが変わると、靭帯や骨盤が緩むなどの変化が出やすくなります。このため、足の付根や背中などからだのあちこちが痛むのです。
腰が重だるい、お腹が痛いということも感じやすくなります。
異常のサインということもありますが、妊娠初期の検診で異常の所見がなければ様子を見ても大丈なことが多いです。
痛む場所が下腹部の子宮周辺で、生理痛の痛みに似た場所に締め付けられるような強い痛みがある場合や、冷や汗の出るような強い痛みがあれば診察を受けて原因をはっきりさせたほうが良いです。
ただ、稽留流産のように、染色体異常の自然淘汰ともいえる流産は、仕方のないケースです。
しかも自覚症状がないままが多く、自然流産の場合、出血が多く母体に負担がかかるので、稽留流産の診断がついたところで掻爬(そうは)の処置になります。
それだけに、妊娠初期の検診は大事です。
いいこと並べて自己満足できるレベルの痛みなら、大丈夫なことが多いようです。
ただ、気になるときは、病院に電話してみましょう。
妊娠初期のお腹痛い~場所によってどう違う?
お腹の痛い場所や痛み方で、妊娠が関係する痛みなのか、他の病気が関わっているか予想できることもあります。
場所によって原因をチェックしてみましょう。
妊娠初期にお腹痛い~左側
妊娠初期にお腹痛い~便秘のとき
妊娠初期は便秘になりやすいです。
3日ほどお通じが無く、左下の方が痛む場合、便秘が原因かも。ちょうど結腸のあたりが痛む人が多いです。
”https://fun-mom.com/kenko/8756/″妊娠初期にお腹痛い~右側
右側が痛む場合、胆石、盲腸の疑いがあります。
胆石の場合は、背中が痛いと感じる場合もあり、おへそより上が痛いと感じることが多いようです。
また、盲腸は右の足の付根に近いあたりでありますが、痛みが移動して下痢や生理痛とは違う感じの腹痛です。
つま先立ちしてかかとをドンとつくと響くような痛みがあることや、熱が出ることがあることがサインになります。
左右どちら側も痛む可能性があるケース
卵巣のように左右にある、ぼうこう、尿道の症状は、痛むのが右、左どちらの場合もあります。
妊娠初期には、おしっこ関係のトラブルに見舞われることも多く、お腹が痛いのは、膀胱炎や尿路結石が原因のこともあります。
排尿痛がある、おしっこの出が悪いなど、お腹が痛い原因がおしっこ関係のトラブルに関係ないかチェックしてみましょう。
ばーばママさんの場合(第一子・30歳)
妊娠初期にお腹が痛いなあと思いましたが、生理痛の感じとは違ったので様子を見ていました。でも、おしっこの時になんとなく違和感や痛みを感じるようになったので、産婦人科で相談しました。
結果は、軽い膀胱炎で、妊娠新初期に使える薬を出してもらいました。
くまたんママ (第一子・28歳)
お腹が痛いなあということがありましたが、骨盤や靭帯が緩んであちこち痛いと言う感じでした。
下腹部が気になることもあって、キューッとするときもありましたが、検診で注意されることも無かったし、その後無事に安定期に入ったので心配しなくても良かったんだと思いました。
ただ、妊婦のカンは鋭く、「なんだか気になる」とか、「いつもと違うような気がする」というのが的中することもあるので、不安なまま放っておくより、病院に相談しておいたほうがいいと思いますよ。
おわりに
- 妊娠初期に下痢で腹痛はよくあること。水分が取れないときは病院へ。
- 妊娠初期は食べ物に気をつけて!胃腸炎などの予防を忘れずに。
- 妊娠初期は検診が大事!不安なまますごさないこと。
妊娠初期は、色々不安もあってそんなストレスからの腹痛も起きやすいです。
気になる腹痛が続くときには、医師の診断を受けましょう。
異常がないときの痛みがあるときは、からだを冷やさないように自分をいたわって過ごしてくださいね♪