「つわり」を経験している妊婦さんは、「実家に帰りたい」と思いませんでしたか?
特に上の子がいる場合は、上の子の世話を気楽に頼める実家に帰りたいですよね。
実家に帰ったら、
- つわりの症状に合わせて休みやすい(甘えられる)
- 自分が食べたいものを準備してもらえる
- 家事を一生懸命しなくても実母がやってくれる
- 旦那に神経を使わなくて済む(掃除や、食事準備など)
- 上の子の世話をしてもらえる
など、期待できることはありますよね。
何と実家に帰るとつわりが治った・軽減したなんという体験談まであるのです。
実際、実家に帰る時期はいつにしたらいいのか、帰省中の受診など、気になることもあります。
「実家に帰る」というと、夫や家族、周囲の人たちのいろんな声も聴こえてきて、これでいいのだろうかと悩むこともあります。
本人にしかわからない、つらいつわりの期間、実家でストレスフリーで過ごせるように、いろいろ紹介していきます。
つわりで実家に帰る適切な時期・期間とは?
”適切な時期”は確実にいつだとは言えないところですが、本人が「辛いな」と感じるタイミングで帰省するといいです。
夫がつわりに対してよく理解してくれ、実家の両親も呼んでいるのなら、早々に帰省して過ごしましょう。
移動も妊婦にとっては辛いので、ひどくなる前に帰るのもおすすめです。
つわりの症状にもよりますが、一般的にピークといわれている妊娠8週から13週ぐらいには実家にいるのがいいでしょう。
9週頃には妊娠確定してから時間も経っているので、予定を組んで実家に帰れます。
だいたい2週間から長くて2か月ほど実家で過ごす方が多いようです。
つわりで実家へ。夫が許可してくれない
昔のように”男は外で、女は家で”という時代ではないので、たいていの夫は許可してくれることが多いと思います。
私の夫は、
「それにしてもひどすぎないか?」
「ご飯作れないほどひどいのか」
と、怒りはしませんでしたが、やはりつわりに対しては疑問が多かったようです。
やはり経験者にしかわからないのがつわりです。
帰らないでほしいとまで言われてしまうと、わかってもらえてないと悲しくなりますよね。
つわりを完璧に理解してもらえなくても、つわりの期間を実家で過ごすことへの理解を得る必要があります。
夫も欲求する思いが出てきてしまうため、配慮して伝えることで理解をしてもらえる可能性が高くなります。
- ありのままの自分が感じている症状を正直に伝えましょう。
- 夫の〇〇のおかげで嬉しい(見つけられなくても1つでもいいです)
- 感謝の気持ち
を自然に伝えて、理解を得てみてはいかがでしょうか?
『家にいても何もしてあげられないし、実家で休んでいてもいいか。』
『つわりが良くなったらおいしいご飯作るから!』
『つらいの理解してくれてありがとう』
『(家事も)ちゃんとしたいんだけど、体が思う通りにいかないの』
『あなたがグレープフルーツを買ってきてくれるだけで本当にうれしい。ありがとう。』
↑「つわりで大変なのに」と心の中で思っていたとしても、こんな発言をして、夫の理解を得ようと努力しました。
誠意は伝わるはずです!
つわりで体が大変な妻、理解したくても理解できない夫というギャップがあります。
誤解などなく、理解しあった状態でマタニティライフを過ごしたいですよね。
では実家に帰省するとなったとき、しておくべきことは何かみていきましょう。
つわりで実家に帰る前にしておくこと
1.かかりつけ産婦人科に伝える
1か月から2か月ほど帰省することを考えている場合は、妊婦検診と重なります。
あらかじめ、妊婦検診は違う病院で受ける可能性があることなどを伝えておくとよいでしょう。
自宅から実家までの距離にもよりますが、遠い場合はかかりつけ病院に検診を受けることが難しいです。
実家が遠い場合は、特に伝えておくと良いでしょう。
それほどつわりが辛いことも把握できるし、指導内容も変わってきます。
2.実家周辺の病院をチェック
何が起こるかわからないのが妊娠中です。
長期間帰省する場合には妊婦検診にいく必要があります。
たった1回の妊婦検診であっても安心できる病院で受けたいですよね。
実家周辺の産婦人科の情報について把握しておくのも重要になります。
3.仕事をしている場合、職場に報告する
職場に通っている状態で、実家に帰る場合は、その旨を伝えておくべきです。
休職する場合でも、その期間、所在を明らかにしておくことは大切になります。
働くことを続ける場合は、つわりの症状を伝えることにもなります。
仕事内容などを変更してもらうなどの配慮ができる場合には、仕事内容を調節することにもつながります。
では、実家でどのように過ごすのでしょうか?
実家での生活
- 手料理を作ってもらう
- 体調に合わせて休ませてもらう
- 掃除などは家族に任せる(ときどき手伝う)
- 自分が休んでいる間は、上の子をみてもらう
- 食べれそうなものを準備してもらう
自分でやらなければならないことの負担を減らして、ラクに過ごさせてもらうことができますね。
なんでもやってもらえる反面、「つわり」で辛いとわかっていながらでも、一緒に過ごしながら、ストレスとなり、ぶつかりあうことも生じるでしょう。
経験談を語られて、つわりに対する理解がない発言をされてしまったり、「これぐらい、やってほしい」という本音が出てきたりなど。
”つわり”は自分の意志ではなかなかどうすることもできないです。
理解してほしいという思いがどうしても強くなりますが、お互い気持ちよく過ごすために、気を付けるべきこととは、
- 自然なタイミングで「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えること
- 全部甘えっぱなしではなく、体調が良ければ、できることをやる
ということ。
実母が働いている場合は、やることが増えるため忙しくなるためストレス感じやすくなります。
上の子の世話をするということは普段の生活とは違う生活になるため、ストレスを感じやすくなるでしょう。
つわりのために実家に帰省しているので、たいていは理解はしてくれると思います。
サポートしてもらえているという、感謝の気持ちを伝えることはこころがけていきたいですね。
まとめ
身重になり、つわりで辛い時期は助けを求めたい気持ちが強くなります。
周囲の理解ない発言で落ち込む必要もありません。
周囲の言葉で落ち込むよりも、うまくのりこえていく思考を少しでも持って過ごしてみてはいかがでしょうか?
まだ赤ちゃんは小さくても、その配慮しようとする母の努力はいい胎教になるでしょう。
つわりで吐いている方、だるくて辛い方、さまざまだと思いますが、実家に甘えながら、家族が支えあい、ストレスフリーで生活することができますように!